2017年6月23日より全国公開/R-18+
東宝東和
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シリーズ2作目ですが、「結局、似たもの同士やないかい!」というのが、シンプルな感想です(笑)。許容範囲の個人差はあるものの、主人公2人が惹かれ合い、関係が続けられる理由は、結局求めるものに共通点があるからで、そのバランスの取り方の相性なのではないかと思います。1作目では、グレイがSで、アナがM的な関係でしたが、それはプレイをする上での役割分担で、生活の上では逆に思える部分で、やっぱり人間には両面が備わっていると感じました。今回も相変わらずのやばいプレイで、「おい、おい」とツッコミを入れたくなるシーンは満載ですが、ただのSM作品として観るに留まらず、そこに隠された人間性をあぶり出すストーリーとして観ると、思った以上に深い話にも思えます(ほんまかいな・笑)。そして、今作でもグレイを演じる、ジェイミー・ドーナンの肉体美はふんだんに披露されています。どう観てもサービスシーンと思えるあからさまなマッチョ・パフォーマンスもありますので、軽いノリで観るのも、深く観るのもアリでしょう。 |
どんな内容でもあっけらかんと観られるカップルなら大丈夫かも知れませんが、多くのカップルにとっては気まずい内容だと思います。正直「どないやねん!」という感じで、笑っちゃうシーンもありますが、隣りにいるのが友達なら一緒に笑えても、恋人だと違う意味に取られるのではないかなど、いろいろな詮索をしてしまい、映画に集中できないように思います。なので1人で観るか、親しい友人と観に行く事をオススメします。 |
R-18なので、18歳未満の人は観られません。とはいえ、18歳以上なら良いのかと言うと、その年齢でも衝撃は強いというか、いきなりこれは引くだろうなと思います。同じ18、19歳と言っても、経験値に開きは出てくるお年頃なので、一概にどうとは言えませんが、まだあまり踏み込んだ恋愛をしていない人は、変な先入観がついてもどうかと思うので、もう少し大人になってから観ても良いのではないでしょうか。 |
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2017.5.8 TEXT by Myson