ミッション：インポッシブル／フォールアウト

シリーズ6作目ですが、安定のおもしろさ。特別トム・クルーズのファンというわけではないけれど、彼の映画を欠かさず観たいと思ってしまうのは、やっぱり全力で映画作りに取り組んでいるのがスクリーンから伝わってくるからなんだなと改めて感じました。トムは今回もさまざまなシーンでかなり全力疾走していますが、50代半ばとは思えない走りっぷりで、表現がベタですが、これこそ一生懸命というのだなと（笑）、元気をいっぱいもらいました。そして、仲間から「どうするの？」と聞かれる度に、「考える」と答えるイーサンがツボでしたが、とにかく考えるって大事ですね（笑）。
ストーリーに関しては、カラクリが若干読める部分はありつつ、二転三転するおもしろさはきちんと盛り込まれていて、何度もピンチを乗り越える爽快感を楽しめます。今回、ヘンリー・カビルが新たなキャラクターとして登場しますが、短髪でひげ面がとても似合っていてカッコ良いです。スーパーマンの風貌より、私はこちらが好みですね（笑・知らんがな）。もちろん、オリジナルキャストのルーサー（ヴィング・レイムス）や、ベンジー（サイモン・ペッグ）、イルサ（レベッカ・ファーガソン）が引き続き登場するのも嬉しいところ。さらに、ミシェル・モナハン演じるイーサンの妻ジュリアも今作でまたキーパーソンとなっているので、シリーズを通して観ている人にはより楽しさが倍増すると思います。でも、今作から観てももちろん楽しめるのでご安心を。2時間28分と長尺ですが、長さを感じないほどテンポが良く、飽きない展開です。ぜひ大きなスクリーンで、迫力を楽しんでください。