2015年8月7日より全国公開
パラマウント ピクチャーズ ジャパン
公式サイト
シリーズ5作目となる本作ですが、トム・クルーズの年齢は今53歳(2015年8月3日現在)で、1作目(1996年作品)から年齢を重ねるのと反比例して、続編が続くごとに難関に挑んでいることになりますが、そう考えると年齢なんて言い訳に過ぎないなと勇気がもらえますね。本作でも数々の難解なアクションに挑戦していますが、やはり見せ場はトムが演じるイーサン・ハントが離陸する飛行機にしがみついて飛ぶシーンです。絶対合成だろうなと思うような、実際にやるには危険過ぎるシーンですが、なんと本当に飛行機にしがみついて実際に飛ばして撮ってるんですよ!8テイクも撮ったというから尚更凄いなと思います。このことについては来日会見でトムが詳しく語ってくれたのでぜひその記事も合わせてご覧ください。でストーリーはというと、今回は自分たちが追われる立場になってしまい、IMFからも見放され八方ふさがりな状態で戦わなければいけないという、これまでで一番過酷な状況を描いています。ですが、今回はサイモン・ペッグが演じるベンジーが大活躍で、緊張感のあるなかで彼が醸し出すユーモラスな雰囲気がメリハリとなってテンポを良くしています。シリーズでいうと最初の頃の作品はクールなイメージが良かったですが、最近のユーモラスなノリも嫌いじゃないですよ(上から目線・笑)。そしてキャストにアレック・ボールドウィンが加わり、続編でさらにキャラクターを膨らませるのかなと思わせる描写もあり今後に期待です。ヒロイン役のレベッカ・ファーガソンもとても綺麗で彼女が演じるイルサのアクション・シーンもすごく見応えがありました。 |
デートにもぴったりな作品です。綺麗な美女はもちろん登場しますが、明らかにロマンスという展開はなく、美男と美女がフワッと良い感じになる程度で(シリーズ全作をご覧になっていると今回ロマンスには発展しない理由がわかります)、どんな恋愛関係のカップルが観ても気まずくなるシーンはありません。男女どんな年齢層が観ても楽しめるエンターテイメント超大作なので、相手の好みがまだわからない場合は、まずはこの作品で誘ってみてください。シリーズ前作を観ていなくても問題ありません。 |
スパイ映画に拷問は付きもので今回もちらっと出てきますが、とても少ないので小学校高学年以上なら観ても大丈夫ではないでしょうか。不可能なことでもやってのけてしまうイーサン・ハントの姿を観て、決して諦めない精神を学ぶのも良いでしょう(ちょっと大げさですが・笑)。どうやって事件を解決するのかを推理してみるのも頭の体操になって良いですよ。約20年続いている大ヒットシリーズなので、1作目から楽しんでいる大人と観ても楽しいし、友達と今作から観ても楽しめます。 |
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2015.8.3 TEXT by Myson