2012年8月25日より全国公開
ワーナー・ブラザース映画
公式サイト 予告編
原作コミックは名前だけ知っていましたが、こういう話だとは知りませんでした。物事を解決するために悪者を斬らなければキリがないという考え方と、どんな悪者でも殺してはいけないという考え方の両方で、観ている方も主人公と同じ葛藤を感じ、最後まで選択に戸惑いますが、ラストの剣心なりの決断に共感しました。もっとコミカルな内容なのかと思っていましたが、そういった哲学的な部分も含めて、結構シリアスなタッチで良い意味で意外性があり、おもしろかったです。やっぱり、どんなに困難な状況でも自分の信念を貫き通すことは大切だし、それが自分の人生を意味のあるものにするのだなと思いました。 佐藤健もなかなかかっこよくて、アクションのスピード感があり、期待以上に見応えがありました。そして、香川照之の悪役が相当気持ち悪いので笑えました。原作を知らない女子でも充分に楽しめる作品です。 |
“人斬り抜刀斎”の話ですから、結構血しぶきが飛ぶので、血が全くダメという人には少々厳しいのかも知れません。それさえ大丈夫なら、内容的には男女楽しめる作品だし、原作コミックを全く知らなくても何も支障はないので、デートで観るのもありだと思います。ピュアなラブストーリーも描かれているので、友だち以上恋人未満のカップルや、つきあいたてのウブな二人は特に共感できると思います。 |
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©和月伸宏/集英社 ©2012「るろうに剣心」製作委員会
2012.8.24 TEXT by Myson