2015年4月17日より全国公開
東宝東和
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いや〜やっぱりオモシロイ!今作が「ラスト・ラン」と言うにふさわしいスピード感と、迫力と、チャレンジ精神を見せてくれました。2時間を越える上映時間ながら冒頭から最後まで全く失速することなく一気に駆け抜けるように展開していき、観ている側のライド感が半端ない。そして、今作はカート・ラッセルが出演するほか、豪華キャストも見どころです。前作でもボウズ祭りだなと思ってましたが、またボウズ人口がアップ。「どんだけボウズキャラ出すねん!」と心のなかで突っ込んだのは私だけではないはずです(笑)。今作では、ジェイソン・ステイサムとジャイモン・フンスーが加わり、ジェイソン・ステイサムが演じるデッカード・ショウは無敵の強さで、ドウェイン・ジョンソン、ヴィン・ディーゼルが演じる大柄坊主キャラと対等にやり合います。前作のドウェイン・ジョンソンとヴィン・ディーゼルによる格闘シーンは両方大きいのでややこしかったですが、ジェイソン・ステイサムの場合はちっちゃいので見分けが付きやすかったですけどね。 それにしてもマッチョ好きの私としては、脳みそまでマッスルと言わんばかりのラストの展開は、観ていて愛おしくなるほどでした。さらに今作は女子キャラまでマッチョなんですよね。ミシェル・ロドリゲスが演じるレティと、『エクスペンダブルズ3 ワールドミッション』で新キャラとして活躍したホンモノの格闘家ロンダ・ラウジー演じる用心棒の格闘シーンも迫力満点でした。あと、車で空飛んじゃったりもそうだし、冒頭のレース開始前のシーンでセクシーなお姉ちゃんのプリプリなお尻を下から舐め上げるカットも「何回映すねん!(実際には同じ女子だけで5回、他も含めると何回も)」とか、そういうのも含めて、完全に男子の脳みそで作った映画だなというところが実に潔くて大好きです。もうほんとに「なんでやねん!」と心で何度もツッコミながらニヤニヤして観てしまいましたよ。一方で、ポール・ウォーカーの遺作になってしまったので、最後のシーンはすごく切なかったです。でも、彼への愛がたくさん感じられる作品となっていて、そういう本作の熱い部分も含めてとても感動しました。これこそ王道のハリウッド映画、ぜひ多くの老若男女に観て欲しいと思います。 |
男子向けと言えば男子向けですが、ロマンチックなラブストーリーの要素もあり、女子だって全然楽しめちゃうエンターテイメント性を極めたハリウッド超大作です。IMAXでは3D上映もあるので、観られる地域の方はぜひIMAXでジェットコースターにでも乗りに行く気分でアトラクション感覚を楽しんでください。本作にはセクシー・ダイナマイトな女子がたくさん出てくるのはお約束なので、そういうシーンで喜ぶ男子に焼きもちをやいてしまう女子はデートで観ないで、同性の友達と観に行くと良いでしょう。 |
キッズでもティーンでもノリノリで楽しめる作品だと思います。小学校高学年以上の男子ともなると、セクシーなお姉さんたちがわんさか出てくるシーンには大興奮しちゃうかも知れないですね。でも、お母さんや姉妹、女子友達などと行く男子の皆さんは、あまりそういうシーンではしゃぎ過ぎると引かれるので注意してくださいね。中学生以上なら男子同士で観に行くのが楽しいんじゃないでしょうか。女子キャラもすごく活躍するので、女子の皆さんも友達同士、家族でぜひ観てください。 |
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■TJE Selection イイ男セレクション/ヴィン・ディーゼル
■TJE Selection イイ男セレクション/ポール・ウォーカー
■TJE Selection イイ男セレクション/ドウェイン・ジョンソン
■TJE Selection イイ男セレクション/ジェイソン・ステイサム
©2014 Universal Pictures
2015.4.13 TEXT by Myson