お母さん、娘をやめていいですか？

2016年6月23日より発売&レンタル中
（左記はセル用ジャケット）
©2017 NHK

タイトルからして興味をそそられ、全8話を一気に観ちゃいました。斉藤由貴の怪演が素晴らしく、毎回ゾッとされられましたが、一方の娘役、波瑠の演技も見事で、毎話ハラハラ、モヤモヤしながら楽しみました。こんなお母さんなら、私も「娘をやめていいですか？」と言いたくなるなあと思う半面、同性同士なら仲の良い親子は珍しくなく、私も母親と仲が良いので、母親が娘を心配する心情は理解できました。父親が仕事ばかりで家庭をあまり顧みなかったいう状況も描かれていましたが、母と娘だけの問題ではなく、父親も含めての家族として再生できるか否かを問うストーリーには、とても共感できました。ドロドロしたファミリードラマというだけでも見応えはありましたが、怖いだけで終わらずに、ちゃんと観る者にテーマを投げかけてくる内容で、ラストも希望を込めた清々しいものだったので、恐れずにぜひ観てください！柳楽優弥が演じた彼氏もなかなか興味深いキャラクターなので、親離れしたいけど方法がわからないという方は、ご参考に（笑）。