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仲良しを通り越して、共依存の関係に陥っている母娘の姿を描いたNHKのTVドラマ『お母さん、娘をやめていいですか?』。娘に歪んだ愛情を注ぐ母親と、自身の恋愛をきっかけに母の心の闇に気付いてしまう娘の関係をサスペンスフルに描き、大きな話題を呼んだ本作のDVD発売を記念して、世の中の「親離れ、子離れ」事情を調査しました!
ツイートアンケート回答人数 337名
<年齢分布>
15歳以上20歳未満 0.3% 15歳以上20歳未満 7.1% 20歳以上25歳未満 15.1%
25歳以上30歳未満 14.2% 30歳以上35歳未満 15.7% 35歳以上40歳未満 8.6%
40歳以上45歳未満 13.1% 45歳以上50歳未満 10.7% 50歳以上60歳未満 12.8%
60歳以上 2.4%
<各回答理由>
★完全に子離れした |
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■一人で進路を決めたときに親離れしたと思った。今でも仲良しだが、自分で責任を持って進路を決めた。(20代前半) ■もともと子にベッタリというタイプの親ではなかったため、大学進学と同時に親元を離れたら、私を大人として見てくれるようになりました。ただ、子離れしたからといって他人になったわけではないので、親子の絆のようなものは感じています。(20代前半) ■いつまでも親は子を心配すると思いますが、心配しながらも見守ってくれるスタンスになった。(30代前半) ■親子仲が悪かったのですが、一人暮らしを始めて距離を置いたところ、この距離が必要だったのだと気付かされました。今も仲が良い親子とは言えないかも知れませんが、たまに食事に行ったり出かけたりするのが楽しくなってきて、良い関係になってきていると感じます。(30代後半) |
■関心が私から孫に移った。(30代後半) ■放任主義だったので、何かをすることに対して全く干渉しないし放置されていました。(40代前半) ■私がどんな決断をしようと「自分ができると思うなら、責任が取れるならそうしなさい」と言う。 親も子どもに頼らず年をとっても出来ることは自分でやっている。 でもお互いに困ったときは助け合います!(40代前半) ■人生の選択にアドバイスはくれても口は挟まない。 大学進学、就職も自分で決めたし、ずっと結婚しなくてもプレッシャーをかけなかった。(40代前半) ■母親から離れたくて結婚。しかし結婚してからも大変でした。私が、母にいろいろ相談して心配をかけていた事に気付き、心配事は夫婦で相談することにしたら、母も何も言わなくなりました。結局、問題は私にあったようです。(50代) |
★現在、子離れの途中段階 |
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■現在一人暮らしなのですが、困ったことやわからないことがあるとすぐ母に連絡してしまう。(20代前半) ■未だに連絡が頻繁で、誰とどこに行ったのかを把握したがる。(20代前半) ■絶対に一人暮らしをさせたがらない。(20代後半) ■まだ自分達のことより、子どものことを1番に考えて行動してくることばかりだから。(20代後半) ■一人暮らしはしているが、食品を送って貰ったり、完全な独立とは言えないから。(20代後半) |
★まだ子離れしていない |
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■私が引っ越すと言うだけで、泣きはじめる。(20代前半) ■親に生活費を払って貰って、お小遣い貰い、一緒に暮らしているから。(20代前半) ■私に依存し過ぎていて、地元に帰って自分の近くに住むように求めてくる。子離れしていないというより、自分中心にしか考えられず、大人になった私をまだ支配しようとする。(20代後半) ■一人娘で片親。 母は私を宝物のように大事にしてくれます。 その楽しみを取ったらかわいそうだと思いませんか?(30代後半) |
■自分で自分のことを決められるようになったのは30歳前後になってから。それまで自分のことなのに自分で決めることができませんでした。(40代前半) ■うちは今でいう“毒母”。何でも自分の支配下に置かないと気が済まない人で、「結婚して離れれば…」「孫ができれば…」と期待していましたが、変わらず。今はこちらから絶縁しています。今度会う時は葬式と決めています。(40代後半) |
★その他 |
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■両親とも私が20代の頃に亡くなっています。(40代前半) ■母は歳をとってから介護が必要となり、子離れとはいえなくなってしまった。(50代) |
■いったん子離れしたが、高齢になって元に戻るような気がする。(50代) ■私の実母は育児放棄をしていました。(50代) |
10代〜60代以上と幅広い年代に調査しましたが、回答者の約9割が25歳以上にもかかわらず、自分の親が“完全に子離れできている”と感じている人は、なんと全体の半数以下でした!皆の「子離れ、親離れ」の基準がますます気になります!
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<各回答理由>
★生活面、経済面で完全に自立する |
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■学生時代も一人暮らしをしていましたが、就職して自分のお給料だけでやり繰りしたり、事務手続きなども全部自分でやらなければいけなくなった時、親のありがたみを感じました。(20代前半) ■経済的自立がわかりやすい指標だと思う。(20代後半) ■親に依存しなくなって、はじめて親離れしたことになると思うので。(30代後半) |
■生活面で何かを親にしてもらっていて、自分の意見だけを押し付けても、それはただのわがままだと思う。親の力を借りずに生活できるようになってからが真の親離れかと思います。(40代前半) ■生活面と経済面だけでなく、精神面も自立してこそだと思う。 余計な心配はせず、任せる、任せてもらえる関係があってこその自立。(40代後半) |
★親と違う意見でも、自分の意見を通す=最終決断するのが自分になる |
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■自分の人生は自分のものだと気付いた。ちゃんと行動を取らないと、延々と親のものだと思われたままになる。(30代前半) ■親子でも別の人格、異なる価値観を持った人間なのだということを理解しないと、親離れや子離れは難しいと思う。(30代後半) ■自分の意志で決断をして、それに責任を持つようになった時点で親離れだと思う。(40代前半) |
■切り捨てるのではなく、それぞれ別の考えや価値観を持った人間として向き合えることが大事だと思う。(40代後半) ■親が正しいとは、限らない。自分の失敗は、自分で責任をとれば良い。(50代) ■母親が言っていることが筋が通らないと気付いた。(50代) |
★親元を離れて暮らす(仕送りアリナシに関わらず) |
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■1人で物事を決め、1人で生活しなくてはいけないから。(20代前半) ■一緒に過ごす時間が極端に減るから。 一緒に暮らしていると、どうしても色んなことに目が行き、親も心配が絶えずに干渉してくるが、離れると見えない分、落ち着かざるを得なくなる。(20代後半) ■「早く一人暮らしをして自立しろ」と言われて家から出されたのに、ちょこちょこ連絡を取ってきたり、家に来たりと干渉してきた親も、私に彼氏ができて半同棲をし始めてから、ようやく距離感が持てるようになった。(30代後半) ■自分の人生を歩き始めた感がある。(40代後半) |
■自立したことにより、自分のことは自分で責任をとる覚悟ができたと思います。(40代後半)
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★親が知らない事、親に言わない事が増える |
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■大人になる過程で、親が知らないことが増えるのは仕方がないと思う。(20代前半) ■彼氏ができたりすると、親離れかなと思う。(30代前半) |
■曲がったことや悪いこと、人に迷惑をかけなければ、すべてを言う必要はない。(40代後半) ■必要以上の心配をかけないことで、お互いに良好な関係が続くと思う。(50代) |
★親抜きで出かける |
★その他 |
■自分で考えて、行動できるから。(40代前半) |
■親離れは一生しないと思う。 親の愛は永遠なので、感じている以上は親離れしなくていい。親は子離れしたほうがよいと思う。(30代後半) |
親からの干渉を“エゴ”や“身勝手”と捉える人もいれば、“愛情”と捉えている人もいて、“自立”の基準も親子関係によってさまざまだということがわかりました。たくさんのコメントを寄せていただき、すべてをご紹介することはできませんでしたが、実家を出て、物理的、精神的に距離ができたことで親子の関係や親への見方が変わったという意見も多く寄せられました。
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続きを読む>>>>> 1 2:仲良しと過保護の境界線はどこ!?
『お母さん、娘をやめていいですか?』
2017年6月23日よりDVD発売&レンタル開始
出演:波瑠/柳楽優弥/麻生祐未/大空眞弓/壇蜜/石井杏奈/寺脇康文/斉藤由貴
販売・発売元:NHKエンタープライズ
公式サイト テレビドラマ批評
25歳の早瀬美月と、母の顕子は何をするのも一緒の仲良し母娘。一番の親友でもある母の完璧な愛情に包まれ、順調に人生を歩んできた美月は、母の念願でもあった女子高の英語教師となった。父の浩司は、母と娘の密着ぶりを気に掛けてはいるものの、その関係に立ち入ろうとはしない。ある日、新築中の早瀬家を担当するハウスメーカーの松島が、不思議な人懐っこさで二人の間に入ってくる。彼を気に入った顕子は、美月と付き合うように背中を押すが、美月は松島と会うことで無意識に母の顔色を伺いながら生きてきた自分に気付く。そんな娘の変化に戸惑い、自分から離れて行くことを怖れる顕子は、次第に心の奥を露わにしていく。そして、ついに松島を誘惑してしまい…。
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2017.6.23 TEXT by min