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■プライベート・プラクティス　シーズン１〜3
■プライベート・プラクティス　シーズン４〜ファイナル・シーズン

 

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プライベート・プラクティス：LA診療所

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シーズン1〜3 好評リリース中（左記ジャケットはシーズン2のセル用です） ©ABC Studios. このドラマは医療問題をちゃんと扱っていて、倫理観を問う内容が入っている点でかなり見応えがあります。また密かに悲しい過去を持つキャラクターもいて、難問にぶつかったときに過去と対峙しなければいけない場面など、共感できる要素がいろいろと入っています。シーズン2ではシリアスな展開も用意されていて、終盤ではかなり衝撃的な事件が起こり、エンターテイメントとしても楽しめると思います。恋愛ドラマ的には女性目線だけでなく、男性側の心情も描かれているので、男女問わずおすすめです。また本作は『グレイズ・アナトミー』からのスピンオフですが、シーズン2ではコラボ・エピソードがあり、両作のファンにとっては嬉しいです。 そしてシーズン３は、前シーズンでショッキングな事件の被害にあったキャラクターが生還したと思いきや、まだまだ問題は続きます。シーズン３は“子ども”がキーワードとなるエピソードが多く、その問題はメイン・キャラクター以外のドラマにも及びます。シーズン3はこのドラマの全体で大きな山場と言えます。

2010.8.1　TEXT by Myson

シーズン4〜6（ファイナル） シーズン4は好評リリース中 シーズン5とファイナル・シーズンは、2014年8月20日リリース予定（左記写真はファイナル・シーズンのセル用ジャケットです） ©ABC Studios. シリーズのなかでは３で一旦転換期を迎え、４から新しい登場人物も加わって、少しトーンが変わっていきます。同じクリニックのなかで男女関係もゴチャゴチャしていましたが、だんだんと落ちついていきます。そして、シーズン５からまた大きな山場を迎え、ファイナル・シーズン（シーズン6）の冒頭はかなりショッキングで悲しいトーンで始まります。で、ファイナル・シーズンだからだと思いますが、いつものとは違った構成で描かれるエピソードが多かった印象。毎回、誰か一人に焦点が当てられ、その人らしさを出しているような演出で描かれていたんだと思いますが、その変わった演出がちょっとうるさすぎる回もあったのだけが、少々気に入らなかったところです。物語自体は毎度のことながら、医者という立場、人としての立場でいろいろと考えさせられるストーリーで重みもありオモシロイので、今までどおり普通に観たかったなあという気もしますが、ドラマそのものはファイナルにふさわしく、どのキャラクターもちゃんとそれぞれに答えを見つけて前向きに歩き出すという気持ちの良い終わり方でした。大人になればなるほど迷ってしまうこと、臆病になってしまうこと、物事がシンプルに考えられなくなること、そんなときに自分だったらどうするだろうかと客観視させてくれるこのドラマ。人は悩み苦しんで、自分の価値観をだんだんとハッキリさせて、幸せに近づいていくのかもしれないなと思わせてくれる作品です。

2014.4.24　TEXT by Myson

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