シーズン1
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『セックス・アンド・ザ・シティ』のキャリー・ブラッドショーの若き頃を描いた本作。大人になってからのキャリーを演じていたのはサラ・ジェシカ・パーカーですが、本作で高校時代のキャリーを演じているのは、アナソフィア・ロブ。二人ともアゴはとんがっているという点ではかろうじて共通点はあるものの、大人になったキャリーを考えると、アナソフィア・ロブが演じるキャリーでは可愛すぎやしないかと思っていました(笑)。そこだけは最初違和感があったのですが、まだマンハッタン・デビューをしていないキャリーはウブな高校生で、大人になったキャリーとリンクする部分は徐々に出てくるので、観ているとだんだんその違和感も薄れて、この作品はこの作品と分けて考えて観れば、気にならなくなりました。とはいえ、やはりあの“キャリー”らしさはだんだんと芽生えてくるのがおもしろくて、恋愛に振り回されてしまう素質とか、ファッションへの渇望とか、こうやってだんだんとあのキャリーになっていくんだなと期待が持てます。
一点、アメリカ流だなとつくづく思ったのが、『セックス・アンド・ザ・シティ』でキャリーと火花を散らすキャラクターを演じていた女優を、今作で別の役柄で登場させている点。SATCで結構印象に残っているエピソードに登場していた女優だったし、今作での役柄もわりと重要な役柄だったので、ちょっとビックリしました。でもハリウッドのドラマでは同じ俳優が同じドラマで別の役で何度か登場するというのはよく見かけますね。SATCファンはそういうところも観てもらえると逆サプライズが楽しめますよ。残念ながらシーズン2で打ち切りになったらしいですが、とりあえず最後まで観たいと思います。 |
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2014.10.24 TEXT by Myson |