>映画に隠された恋愛哲学とヒント集1

ブリーの息子アンドリューが「ママはオーソンのためなら、会社を売っても惜しくない。でも逆をいうとオーソンはなんで自分のためにママを不幸にして平気なの？」と諭します。（vol.9収録２話目＝18話）

ケータリングの会社が軌道にのり、料理本が売れてきてブリーの夢が叶いつつありましたが、夫オーソンとの夫婦仲がおかしくなり、原因をブリーの仕事のせいだと主張するオーソンのために、ブリーは自分の会社を売ろうとします。そんなブリーに対して、息子のアンドリューが諭すシーンに、いろいろと考えさせられる言葉がありました。
本来なら両方諦めたくないところですが、彼女は「男は女性のためにドアを開け、女は夫のために自分を犠牲にすることもときに必要…。本でそういう価値観をときながらまるで違うことをしていたら偽善者になってしまう」と考えていて、その価値観を自分が実践しているからこそ料理本が売れたんだと思っていて、そういうポリシーを守ろうとしています。いつも家庭を一番に考えてきたブリーにとっては辛い選択を余儀なくされています。自分の考えを貫くブリーはとてもかっこいいですが、アンドリューの一言は確かに正論。自分のことを大事にしてくれているかわからない相手のために犠牲になるのももったいない。こういう悩みを持つ女性は多いと思いますが、客観視できる良いシーンです。