2023年はホラーが豊作です!そこで本特集では、2023年7月から今秋にかけて劇場公開される作品を一挙ご紹介します。
Pearl パール
2023年7月7日より全国公開
R-15+
監督:タイ・ウェスト
出演:ミア・ゴス/デヴィッド・コレンスウェット/タンディ・ライト/マシュー・サンダーランド/エマ・ジェンキンス=プーロ
ハピネットファントム・スタジオ
公式サイト REVIEW/デート向き映画判定/キッズ&ティーン向き映画判定
一見のどかな農場で繰り広げられる惨劇を描いた『X エックス』の前日譚です。あのシリアルキラーの若かりし頃を描いています。3部作となっており、完結編として『MaXXXine(原題)』(2023年6月現在制作中)が控えています。
ヒッチハイク
2023年7月7日より全国公開
PG-12
監督:山田雅史
出演:大倉空人/中村守里/平野宏周/高鶴桃羽/速水今日子/結城さと花/結城こと乃/保田泰志/細田善彦/川﨑麻世
アルバトロス・フィルム
公式サイト
“2ちゃんねる”のオカルト版スレッド「死ぬ程洒落にならない怖い話を集めてみない?」(通称“洒落怖”)の中で、最もトラウマになると恐れられたエピソードを映画化。山道でヒッチハイクをした若者達が乗った車は…。
ヴァチカンのエクソシスト
2023年7月14日より全国公開
PG-12
監督:ジュリアス・エイヴァリー
出演:ラッセル・クロウ/ダニエル・ゾヴァット/アレックス・エッソー/フランコ・ネロ
ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
公式サイト REVIEW/デート向き映画判定/キッズ&ティーン向き映画判定
2016年にこの世を去ったヴァチカンのチーフ・エクソシスト、ガブリエーレ・アモルト神父が遺した回顧録「エクソシストは語る」を基に映画化。本作を観ると、悪魔の存在を否定できなくなるはず。
マッド・ハイジ
2023年7月14日より全国公開
R-18+
監督:ヨハネス・ハートマン/サンドロ・クロプシュタイン
出演:アリス・ルーシー/マックス・ルドリンガー/キャスパー・ヴァン・ディーン/デヴィッド・スコフィールド/アルマル・G・佐藤
ハーク、SDP
公式サイト
REVIEW
“ハイジ”とタイトルに入っている通り、ヨハンナ・シュピリによる児童書「アルプスの少女ハイジ」から着想を得たストーリーです。でも、私達が知る“ハイジ”とは異なり、かなりぶっ飛んだホラーアクションとなっています。監督を務めたヨハネス・ハートマンとサンドロ・クロプシュタインは共にスイス出身でスイスをよく知るからこそ、スイス由来の児童書をモチーフにした悪ノリが効いているんでしょうね。チーズ製造会社の社長兼悪徳大統領が、チーズで国を支配しようとする設定も、ツッコミどころが満載。「アルプスの少女ハイジ」がベースなのに、エロとグロがふんだんに入っている点もよくいえば独創的です(笑)。そんなこんなで、冗談が通じる方にオススメです。(マイソン)
DASHCAM ダッシュカム
2023年7月14日より全国公開
監督・脚本:ロブ・サヴェッジ
共同脚本・製作総指揮:ジェマ・ハーリー/ジェド・シェパード
プロデューサー:ジェイソン・ブラム/ダグラス・コックス
出演:アニー・ハーディ/アマル・チャーだー=パテル/アンジェラ・エナホロ
アクセスエー
公式サイト
ロサンゼルスの街を車で走りながらライブ配信する主人公が、大金につられて引き受けた配達依頼をきっかけに恐怖を味わうというストーリー。本作にはジェイソン・ブラムがプロデューサーとして参加しています。ロブ・サヴェッジ監督は、8月18日劇場公開の『ブギーマン』(ディズニーが配給)でも監督を務めていることからも、映画業界で期待されていることが伝わってきますね。
江南ゾンビ
2023年7月16日より新宿シネマカリテ“カリコレ®2023”にて公開
監督:イ・スソン
出演:チ・イルジュ/ジヨン(T-ARA)/チョ・ギョンフン/チェ・ソンミン
アット エンタテインメント
公式サイト
主人公のヒョンソク(チ・イルジュ)が、テコンドーで立ち向かうって、設定を聞いただけでもおもしろそう!主人公が繰り出す“超高速回し蹴り”も見ものですね。ちなみに、映画公式サイトによると、「チ・イルジュは実生活では高IQを持つ国際グループMENSA会員であることが知られ…」とあります。気になる要素満載(笑)。
ヘル・オブ・ザ・リビングデッド 4Kリマスター版
2023年7月16日より新宿シネマカリテ“カリコレ®2023”にて公開
R-15+
監督:ヴィンセント・ドーン(ブルーノ・マッティ)
出演:マージット・イヴリン・ニュートン/フランコ・ギャロファロ/セラン・カレイ/ロバート・オニール/ルイス・フォノル
スティングレイ
パプアニューギニアの奥地にある化学研究所で行われていた「スイート・デス計画」という実験で事故が発生。化学ガスが漏洩し、人々がゾンビ化してしまうというストーリーです。1980年に作られた作品が40年の時を超えて4Kリマスター版として劇場公開。
イビルアイ
2023年7月28日より全国順次公開
監督・脚本:アイザック・エスバン
出演:オフェリア・メディーナ/パオラ・ミゲル/サマンサ・カスティージョ
AMGエンタテインメント
公式サイト
ホラー映画に老婆って定番の手法ですが、なぜなのか気になりますね。メキシコ味も良い感じに効いた不気味さが抜群です。
イノセンツ
2023年7月28日より全国公開
監督・脚本:エスキル・フォクト
出演:ラーケル・レノーラ・フレットゥム/アルヴァ・ブリンスモ・ラームスタ/ミナ・ヤスミン・ブレムセット・アシェイム/サム・アシュラフ/エレン・ドリト・ピーターセン/モーテン・シュバラ
ロングライド
公式サイト
REVIEW
本作は、ラース・フォン・トリアー監督などの作品を手掛ける北欧の映画制作会社ZENTROPAの作品です。本作の監督エスキル・フォクトは、ヨアキム・トリアー監督の『母の残像』『テルマ』『わたしは最悪。』で共同脚本を務めた新鋭です。
本作は始まるなり、独特の空気を漂わせていて、観客を一気に物語に引き込む引力があります。団地に引っ越してきたばかりの9歳の少女イーダと、その姉で自閉症のアナを中心に物語が展開します。映画の公式資料によると、エスキル・フォクト監督は大友克洋監督のある作品からインスピレーションを受けたとあります。ただ、何も知らずに観たほうが一層ゾクゾク感を味わえるので、ここでは具体名は伏せておきますね。
とにかく子どもだからこその怖さがさまざまに描かれています。子ども特有の残虐性と同時に、危うさ、脆さも観ていてハラハラします。ストーリー、演出はもちろんのこと、子ども達の演技力にも驚かされる秀作です。(マイソン)
キングダム エクソダス<脱出>
2023年7月28日より全国公開
監督・脚本:ラース・フォン・トリアー
出演:ボディル・ヨルゲンセン/ミカエル・パーシュブラント/ラース・ミケルセン/ニコラス・ブロ/アレクサンダー・スカルスガルド/ウド・キア/ウィレム・デフォー
シンカ
公式サイト ルイーズ・ヴェストさん(プロデューサー)インタビュー REVIEW/デート向き映画判定/キッズ&ティーン向き映画判定
“キングダム”といわれる大病院を舞台に繰り広げられる、邪悪な存在との戦いを描いています。1990年代にラース・フォン・トリアー監督によって作られたドラマシリーズの最終章。日本では、5話をまとめた映画として劇場公開されます。
劇場版 ほんとにあった!呪いのビデオ100
2023年7月28日より全国順次公開
構成・演出・ナレーション:中村義洋
NSW
公式サイト
1999年に誕生し、心霊ドキュメンタリーの先駆けとなったシリーズ。視聴者から寄せられた映像を集めた本シリーズの100巻目を記念し、劇場公開!これまでの全編で構成、演出、ナレーションを務める中村義洋が、24年前にも観たが理由があって採用しなかった1本の投稿映像を…。
キラーコンドーム ディレクターズカット完全版
2023年8月4日より全国公開
PG-12
監督:マルティン・ヴァルツ
出演:ウド・ザメル/ペーター・ローマイヤー/イリス・ベルベン/マルク・リヒター/レオナルド・ランシンク/メーレト・ベッカー
アルバトロス・フィルム
公式サイト
世界18か国で翻訳されたドイツの人気コミック作家ラルフ・ケーニッヒのベストセラーを映画化。『エビータ』『デッドマン・ウォーキング』を手掛けたラルフ・S・ディートリッヒが製作を務めています。って、いろいろな意味で『エビータ』『デッドマン・ウォーキング』とのギャップがスゴくないですか(笑)。
ミンナのウタ
2023年8月11日より全国公開
監督:清水崇
出演:GENERATIONS(白濱亜嵐/片寄涼太/小森隼/佐野玲於/関口メンディー/中務裕太/数原龍友)/早見あかり/穂紫朋子/天野はな/山川真里果/マキタスポーツ
松竹
公式サイト REVIEW/デート向き映画判定/キッズ&ティーン向き映画判定
耳に残る歌って、心に響く歌もあれば、ゾゾっとさせられる歌もありますね。くれぐれも劇中の歌を覚えないように…。
クライムズ・オブ・ザ・フューチャー
2023年8月18日より全国公開
PG-12
監督・脚本:デヴィッド・クローネンバーグ
出演:ヴィゴ・モーテンセン/レア・セドゥ/クリステン・スチュワート
クロックワークス、STAR CHANNEL MOVIES
公式サイト REVIEW/デート向き映画判定/キッズ&ティーン向き映画判定
これをホラーとするかどうかはさておき、デヴィッド・クローネンバーグ監督が生み出すクレイジーな世界に入ってみていただきたい!
ブギーマン
2023年8月18日より全国公開
監督:ロブ・サヴェッジ
製作:ショーン・レヴィ、ダン・レヴィン、ダン・コーエン
出演:ソフィー・サッチャー/クリス・メッシーナ/ヴィヴィアン・ライラ・ブレア/デヴィッド・ダストマルチャン
ウォルト・ディズニー・ジャパン
公式サイト REVIEW/デート向き映画判定/キッズ&ティーン向き映画判定
『ストレンジャー・シングス 未知の世界』の製作会社として知られる“21 Laps”のプロデューサー・チームと、期待の新鋭ロブ・サヴェッジ監督のタッグにより、スティーヴン・キングの短編小説を映画化。
クロムスカル リターンズ
2023年8月18日より全国公開
R-18+
監督・脚本 ロバート・ホール
出演:ブライアン・オースティン・グリーン/トーマス・デッカー/ミミ・マイケルズ/オウェイン・イオマン/ダニエル・ハリス/ジョナサン・シェック
エクストリーム
公式サイト
猟奇的な殺人を犯し、その様子を撮影する殺人鬼の物語。この刺激に耐えられるかどうか、まずは予告編をご覧ください!
地獄の謝肉祭
「ホラー秘宝まつり2023」にて2023年8月18日より全国順次公開
監督:アンソニー・M・ドーソン
出演:ジョン・サクソン/エリザベス・ターナー/ジョン・モーゲン
キングレコード
【ホラー秘宝まつり2023】公式サイト
映画公式資料には「『ゾンビ』と『地獄の黙示録』をミックスさせたようなスーパー残酷映画!」とあります(笑)。物語の舞台はカリフォルニア。どうなることやら!
Love Will Tear Us Apart
2023年8月19日より全国順次公開
R-15+
監督:宇賀那健一
出演:久保田紗友/青木柚/莉子/吹越満/麿赤兒/前田敦子/高橋ひとみ/ゆうたろう/田中俊介
VANDALISM
REVIEW
『黒い暴動♥』『サラバ静寂』『魔法少年☆ワイルドバージン』『転がるビー玉』などを手掛けた宇賀那健一が監督を務めた、ロマンス、サスペンス、スラッシャー、コメディなどの要素が満載の物語です。主人公のわかば(久保田紗友)と関わる人達が次々に殺されてしまうという不可解な事件が起こり、ゾクッとする展開が続きます。
もし自分の周りで同じようなことが起きたらと想像するととても怖くなります。とはいえ、怖いようで笑える展開も盛りだくさんなので、あっという間に上映時間87分が終わります。ネタバレになるので詳細は控えますが、個人的には終盤の吹越満のシーンは思わず笑ってしまいました。さまざまな要素がある分、怖い作品が苦手な方でも比較的チャレンジしやすいと思います。(シャミ)
スイート・マイホーム
2023年9月1日より全国公開
監督:齊藤工
出演:窪田正孝/蓮佛美沙子/奈緒/中島歩/里々佳/松角洋平/根岸季衣/窪塚洋介
日活、東京テアトル
公式サイト REVIEW/デート向き映画判定/キッズ&ティーン向き映画判定
ハイテクな設備が整った新築を手に入れた男の周辺で、次々と不可解な事件が起こります。あっちの怖さかなと思ったら、そっちかい!な展開で、一粒で2度美味しい。
ドラキュラ/デメテル号最期の航海
2023年9月8日より全国公開
監督:アンドレ・ウーヴレダル
出演:コーリー・ホーキンズ/リーアム・カニンガム/デヴィッド・ダストマルチャン/アシュリン・フランチオージ/ハビエル・ボテット/ウディ・ノーマン
公式サイト REVIEW/デート向き映画判定/キッズ&ティーン向き映画判定
映画公式資料によると、本作はこれまで作られてきた“ドラキュラ”ものの原点とされるブラム・ストーカー著「吸血鬼ドラキュラ」の第七章を映画化した作品とのことです。さまざまな形で描かれてきた“ドラキュラ”だからこそ、原点回帰できる内容というのは気になりますね。
禁じられた遊び
2023年9月8日より全国公開
監督:中田秀夫
出演:橋本環奈/重岡大毅(ジャニーズWEST)/堀田真由/倉悠貴/正垣湊都/猪塚健太/新納慎也/MEGUMI/清水ミチコ/長谷川忍(シソンヌ)/ファーストサマーウイカ
東映
公式サイト REVIEW/デート向き映画判定/キッズ&ティーン向き映画判定
Jホラーを牽引してきた中田秀夫監督の最新作です。Jホラーならではの怖さを体感しましょう。
戦慄怪奇ワールド コワすぎ!
2023年9月8日より全国公開
監督・脚本・撮影・音響効果:白石晃士
出演:大迫茂生/久保山智夏/福永朱梨/小倉綾乃/梁瀬泰希/南條琴美/木村圭作/桑名里瑛/吉田悠軌/白石晃士
アルバトロス・フィルム
公式サイト
『ノロイ』や『オカルト』などで知られる白石晃士監督によるフェイクドキュメンタリーシリーズ。2014年に劇場公開された映画版から、8年間の沈黙を破り、再び長編映画として劇場公開されます。
オクス駅お化け
2023年10月6日より全国公開
監督:チョン・ヨンギ
出演:キム・ボラ/キム・ジェヒョン/シン・ソユル
松竹ODS事業室
公式サイト REVIEW/デート向き映画判定/キッズ&ティーン向き映画判定
世界中で驚異的レビューを獲得した伝説のホラーウェブ漫画を原作に、構想9年を経てJホラーの巨匠・高橋洋が脚本を手掛け、待望の実写映画化。白石晃士監督も脚本に参加しています。
シック・オブ・マイセルフ
2023年10月13日より全国公開
監督・脚本:クリストファー・ボルグリ
出演:クリスティン・クヤトゥ・ソープ /エイリック・セザー/ファニー・ベイガー
クロックワークス
公式サイト 心理学から観る映画44:立ち上がるのも堕ちるのも【自己効力感】
強烈な承認欲求によって突き動かされる女性を主人公に描くラブストーリーとされていながら、公式資料では「寓話的ホラー」という表現が使われています。どんな内容なのか楽しみですね!
死霊館のシスター 呪いの秘密
2023年10月13日より全国公開
監督:マイケル・チャベス
製作:ジェームズ・ワン
出演:タイッサ・ファーミガ
公式サイト
本ページの情報は2023年7月時点のものです。最新の販売状況や配信状況は各社サイトにてご確認ください。
“アナベル”シリーズを含め、累計3000億円を超える大ヒットシリーズとなった“死霊館”シリーズの最新作。すべての呪いとポルターガイストの元凶となった“シスター ヴァラク”の真相に迫る!
ぜひ2023年も、肝試しを楽しんでください!
TEXT by Myson
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