今回は、皆さんが過小評価されていると感じる映画サスペンス&スリラー編をご紹介します。前回のヒューマンドラマ編でもたくさんの作品についてコメントが寄せられましたが、今回はどんな作品が挙がっているのか、コメントにも注目です!
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★去年の冬、君と別れ
REVIEW/デート向き映画判定/キッズ&ティーン向き映画判定
■最後まで観た後、また最初から観直したくなりました。「小さな違和感も緻密な逆算の結果か!」と、原作を読んでいる私すら驚かされました。(しいこ)
★グリーンルーム
REVIEW/デート向き映画判定/キッズ&ティーン向き映画判定
■サスペンススリラーとして傑作だと思うのですが、公開当時から上映館数が少ないのが気になっていました。他にあまりないような怖さで、ホラーともサスペンスとも言いきれないジャンルが悪いのでしょうか?主演のアントン・イェルチンはもちろん、パトリック・スチュワートやジョー・コール、カラム・ターナーというビックネームが揃っているのにあまり話題にならないのが残念です。とってもおもしろい作りで、スリラー系が好きな方にはたまらないと思うのに、まるで主人公らのバンドようにアンダーグラウンドから顔を出さないのが不思議でたまりません。もっと知れ渡って欲しい作品です!!(murdoch)
★告発
■かつて孤島の要塞と謳われていたアルカトラズ連邦刑務所で起きていた、看守による囚人虐待を描いた、実話に基づく物語。ケヴィン・ベーコン、クリスチャン・スレーター、ゲイリー・オールドマンという名優がキャスティングされていて、特に囚人役のケヴィン・ベーコンの演技が素晴らしい。癖のある役や悪役が多いイメージを一掃させる弱々しさ。きっと心にグッとくるものがあるはず。(ぴな)
★THE INFORMER/三秒間の死角
■ロザムンド・パイクが出ているものの、他に日本で知名度のある俳優が出てないためか、あまり話題にならず早々に公開終了した作品。サスペンスとしてもおもしろいし、何より主演のジョエル・キナマンがカッコ良くて美しい!爆破シーンも迫力があったし、もう少しヒットしても良かったのでは?(tomie)
★ザ・コンサルタント
■“ジャック・リーチャー”シリーズや“ジョン・ウィック”シリーズのような感じかと思いきや違いました。すべての伏線が最終的に見事に回収され、爽快でスッキリし、とてもおもしろい作品です。裏社会のストーリーですが、残酷なシーンはなく、所々に子ども時代の回想シーンが入っており、家族愛も感じられます。また、ベン・アフレックの演技がとっても良い!大きな体のなのに几帳面で少食なところや、時折見せる何とも言えない目が可愛いくてキュンと来る。アナ・ケンドリックも知的なヒロインで、主人公との会話がおもしろい。ベン・アフレック作品の中で1番好き!(ダリル)
★死にゆく者への祈り
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■原作本を読んでから映画を観ました。内容、設定がベタな感じなのは否めませんが、当時人気沸騰中のミッキー・ロークが演じたテロリストにシビれました。パイプオルガンの演奏、音楽のバッハ、小フーガト短調の音色が心に染み入ります。(匿名)
★十二人の死にたい子どもたち
REVIEW/デート向き映画判定/キッズ&ティーン向き映画判定
■私は初鑑賞の時にかなり衝撃を受け、観ている間も心がザワザワしたりドキドキしたり感情が忙しく変化するのを実感していました。劇場で9回鑑賞するくらい大好きで、「また観たい!」が溢れてくる作品だと思っています。しかし、レビューを読んでいると低評価が目立つ…。あんなに他人を思いやることの大事さ、命の尊さ、死にたい理由は人それぞれあって、そこに大小はないということを教えてくれる映画はないよね?と思いました。(匿名)
★ビューティフル・デイ
REVIEW/デート向き映画判定/キッズ&ティーン向き映画判定
■役柄により七変化するホアキン・フェニックスの面目躍如です。単に強い剛腕殺し屋でなく、内面の苦悩が表に出て、作品に深みがあります。昨今のセレブが少女買春をするという社会的テーマも扱っていて、もっと評判になっても良かったと思います。(匿名)
皆さんのコメントを読んでいるとどの作品も気になりますね。魅力的な作品なのになぜ過小評価されたり、あまり話題にならなかったのか、未見の作品はぜひこの機会にご覧頂き、ご自身の目で評価してみてください!次回はアクション&コメディ編をご紹介します。そちらもお楽しみに!
TEXT by トーキョー女子映画部正式部員&Shamy
©2018映画「去年の冬、きみと別れ」製作委員会