マイソン:
ラブシーンを撮影する時は、相手が男性か女性かで、緊張感は違いますか?
天野さん:
僕は相手が女性のほうが緊張します。男同士だったら、昼ご飯を食べる時に、一緒ににんにく食べようぜみたいになるんですけど(笑)。
渡邉さん:
「にんにく臭かったらごめんね!」とか言えますもんね(笑)。「食べるときは言ってね」みたいな感じでした。
マイソン:
そういう気楽さがあるんですね(笑)。
天野さん:
女性相手にそれって言いづらいじゃないですか。でも、僕らは一緒に歯磨きに行ってね。
渡邉さん:
そうですね。
マイソン:
じゃあ撮り終わったら、「イエーイ!」って、さらっと切り替える感じだったんでしょうか(笑)?
渡邉さん:
いや、僕は恥ずかしかったです。
天野さん:
で、パッと女性スタッフさん達のほうを見たら、みんな「ワァ〜」っていう表情をしてたんだよね!
渡邉さん:
そうですね。それで、キスシーンはモニターで確認するのをやめようってことに(笑)。
天野さん:
観たらもう次からできる自信がなくて。でも一回ちょっと観ちゃったんですよね。
渡邉さん:
そうそう。感情的にやってるからこその感覚だと思うんですけど。
マイソン:
実際に本編で観てどうでしたか?
渡邉さん:
僕はものすごく恥ずかしかったです(笑)。監督や女性スタッフさん達の「ワァ〜」っていう反応の意味が、何となくわかった気がします。見ちゃいけないものを見ているような気分になりました。
マイソン:
たぶんそれは、女性的にはキラキラ、キュンキュンみたいな感覚もあったと思います。天野さんは、本編のラブシーンを観ていかがでしたか?
天野さん:
あ〜ラブシーンしてるなあって、思いましたね(笑)。
マイソン:
ハハハハ、ですよね(笑)。では最後に、映画好き女子に向けて、見どころを教えてください。
渡邉さん:
まずはボーイズラブっていうことを一旦脇に置いて、純粋に、恋愛映画として観て頂きたいです。本当にピュアな気持ちで、僕が演じる蓉一が、好きな人に好きって伝える映画なので、BLだからとかは考えずに、気軽に観て欲しいです。
天野さん:
原作ファンじゃない方にも、一本の映画として観て頂けたら嬉しいなと思います。
マイソン:
原作と比較してもおもしろいし、全然原作を知らなくてもおもしろいですもんんね。本日はありがとうございました。
2017年12月22日取材&TEXT by Myson
2018年2月24日より池袋HUMAXシネマズほかロードショー
監督:谷本佳織
原作:日高ショーコ「花は咲くか」(幻冬舎コミックス刊)
出演:渡邉剣/天野浩成/塩野瑛久/小原唯和/水石亜飛夢/本宮泰風
配給:東映ビデオ
広告代理店に務める37歳の桜井和明は、ある日撮影の仕事で訪れた邸宅に住む19歳の美大生、水川蓉一に出会う。幼い頃に両親を亡くした蓉一は、一人でいることが多く、他人に興味を示すことはほとんどなかったが、自分の絵を理解する桜井のことがだんだん気になり始め…。
公式サイト 映画批評&デート向き映画判定
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