今回は、映画『ヒロイン失格』に弘光廣祐役として出演、モデルとしても活躍中の坂口健太郎さんにインタビュー。映画のなかで主人公松崎はとり(桐谷美玲)に積極的にアピールするイケメン男子を演じた坂口さんに、弘光との意外な共通点や、今流行のモテテクについてどう思うのか語って頂きました!インタビュー中は、爽やかさが漂う坂口さんのオーラにかなり胸キュンでした(笑)。
PROFILE
1991年7月11日東京都生まれ。2010年に行われた「第25回MEN’S NON-NO専属モデルオーディション」に合格し、以後専属モデルとして活動。また同誌のなかでも、唯一単独で表紙を飾れるモデルで、そのほかの女性誌にも登場し男女問わず人気を集める。俳優業は2013年よりスタートし、映画やドラマに多数出演。主な映画出演作に『娚の一生』『予告犯』『海街diary』『at Home アットホーム』『俺物語!!』などがあり、『ヒロイン失格』では、主人公はとりに興味本位で近づくものの、次第に本気になってしまう男子高生を好演。
写真 ヘアメイク:KEN/スタイリスト:石井 大
シャミ:
弘光はイケメンで一見チャラいのですが、実は優しくてすごく空気の読める男の子だと思いました。坂口さんご自身と弘光とで似ているところはありますか?
坂口健太郎さん:
弘光と似ているなって思うのは、人に対して1枚壁を作ってしまうところですね。最初に監督とも弘光はイケメンだと言われていて周囲の人にもすごく優しい態度をとって愛想を良くしているけど、実はそうすることで人と距離をとっているキャラだと話していました。そういうところは僕もわかるなって思いますし、あとは僕自身モデルをやらせて頂いているので、最初に見た目から入られてしまうっていうところも弘光に共感できると思いました。
シャミ:
そうやって見た目の印象から入られることのメリットとデメリットはどんなところだと思いますか?
坂口健太郎さん:
最初にプラスの印象で見られるっていう意味では得しているのかも知れませんが、逆に後から中身を知られていくので、いざ仲良くなると「何かイメージと違う」ってなってしまうこともあります。最初からイメージが悪い場合は、そこから上がる一方なので良いのですが、最初に良い印象を持たれ過ぎてしまうと、後から嫌なところが見えてしまうのでそれだけマイナスされてしまいますし、そういう部分は損だなって思います。
シャミ:
弘光が劇中で“壁ドン”をするシーンもありましたが、男子としては実際に“壁ドン”は有効なテクだと思いますか?
坂口健太郎さん:
壁ドンは正直、逆効果な気がします(笑)。いきなりああやって来られたら女の子は怖いですよね。
シャミ:
確かに勢いよくドンって来られたら怖いですが、最近はソフトでさりげない壁ドンもあるって聞いたことがあります(笑)。
坂口健太郎さん:
そういうのもあるんですね。弘光の場合は、かなりドンドンしていましたよね(笑)。でもやっぱり壁ドンっていきなり相手との距離が近くなるので、僕には向かないです。それにタイミング次第では女の子がすごくビックリすると思うので、もし男子で壁ドンはモテると思っている人がいるとしたら、それは違うんじゃないかって言いたいです。ほかにも最近は“顎クイ”とかもモテテクだと聞きますが、僕としては相手と一気に至近距離になったり、いきなり肌に触れるのは抵抗があるので実践はできませんね(笑)。
シャミ:
弘光ははとりに対して積極的にアピールしていましたが、弘光のアピールの仕方についてはどう思いましたか?
坂口健太郎さん:
あんなに積極的にアピールできるのは、本当にすごいですよね(笑)。僕も好きな子だったら誘ったりすると思いますが、距離の詰め方は弘光よりもゆっくりなので、弘光の素直なアピールの仕方は参考にしてみようと思います。弘光はすごくキザで、最初に台本を読んだときも「そんなことよく言えるな」って思うセリフも結構ありました。でも実際に演じてみたら、キザだと感じていたセリフもそんなに嫌みっぽくなっていなかったので安心しました。
シャミ:
弘光は好きな子と周囲の子との接し方にちゃんとギャップがあってすごく素敵だなって思いました。
坂口健太郎さん:
本当ですか!?それなら良かったです。そういう弘光のギャップは観る方にも楽しんで頂けたら良いなって思います。
ほかにも、もし弘光と同じように三角関係になってしまったら、「相手の気持ちが自分に向いていないことがわかったら身を引いてしまうかも」というお話もされていました。また写真撮影中は「さすがモデル!」と思わせるいろいろな表情を見せてくれ、プロの仕事ぶりにすっかり圧倒されてしまいました。映画のなかでは“学校一のモテ男”役を演じ、チャラい一面と好きな子だけに見せる優しい一面とのギャップが観られます。主人公はとりを取り合う三角関係にも注目です。ぜひご覧ください!
2015年7月11日取材&TEXT by Shamy
2015年9月19日より全国公開
監督:英勉
出演:桐谷美玲/山阜ォ人/坂口健太郎
福田彩乃/我妻三輪子/高橋メアリージュン/中尾彬(特別出演)/柳沢慎吾(特別出演)/六角精児(特別出演)/濱田マリ/竹内力
配給:ワーナー・ブラザース映画
はとりは小学校時代、同級生からいじめられる幼馴染みの利太を救ったことがあり、それ以来自分こそが利太のヒロインだと信じ込んでいた。しかしなかなか告白できず高校生活を送っていたある日、利太に突然真面目で地味な彼女ができてしまう。衝撃を受けたはとりは利太を取り戻す作戦をスタートさせるが、なかなか上手くいかず落ち込んでいた。そんなはとりに学校一のモテ男、弘光廣祐が声をかけてきて、はとりは2人の男子の間で心揺れ始める。
公式サイト 映画批評&デート向き映画判定
イイ男セレクション/坂口健太郎
© 2015 映画「ヒロイン失格」製作委員会 ©幸田もも子/集英社