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マイソン:今作で気になったキャラクターを教えてください。
Bさん:もちろんアポカリプスですよ!オスカー・アイザックの素顔がぜんぜん見えないけど、やっぱり演技は素晴らしかったです。特殊メイクや装飾は大変だったでしょうね。あとは、ビースト役のニコラス・ホルト。『マッドマックス 怒りのデス・ロード』(2015)の印象と全然違っていて、さすが俳優だなと思いました。
Cさん:サイロック(オリヴィア・マン)のハイレグとかは観ていて結構恥ずかしいですけど、これもすべてアポカリプスが頭のなかで考えたデザインってことですよね(笑)。
マイソン:チーム・アポカリプスのコスチューム・デザイナーは“彼”ですね(笑)。
一同:あはは(爆笑)!
Bさん:前作もそうだけど、クイックシルバー(エヴァン・ピータース)の見せ場が必ずあるのは、監督のお気に入りだからかしら(笑)?今作はハボック(ルーカス・ティル)の登場シーンが少ないのがもったいない!もう少し活躍してほしかったな。
Cさん:ナイトクローラーのコディ・スミット=マクフィーの演技がうまいなと思いました。ナイトクローラーのひょうきんな部分も悲しげな表情もすごく良かったです。別の意味で気になるのは、モイラ(ローズ・バーン)。いつも彼女が何かをやらかすのよね(笑)!Dさん:私はジーン(ソフィー・ターナー)がかっこよかったな。この子は人の心を読むことができるけど、それがどう役に立つんだろう?と思っていました。彼女はかなり重要な役なんですよね?
マイソン:そうですね。彼女はストーリーの大きな鍵を握っているんですよ。多彩なキャラクター揃いですが、ミュータント達の能力によっても好きな登場人物が左右されますよね!マイソン:人間と共存しようとするプロフェッサーと、人間とは戦うしかないと思っているマグニートーでは、どちらに共感できますか?
Fさん:戦うしかないと思いたくはないけど、理想と現実でいえば、マグニートーの考え方のほうが現実的だとは思います。
Bさん:そう。でも、もちろん、目指すべき理想はプロフェッサーですよね。
Cさん:同感です。だけど、キャラクターとしてマグニートーはカリスマ性があるし、絶対的な魅力をもっているから、現実にいたら彼に着いて行くかも知れません。
Fさん:プロフェッサーは「恵まれし子らの学園」のなかで守られているけど、マグニートーは厳しい現実のなかにいて。自分が同じ境遇にいたらどうかなって考えたときに、プロフェッサーの考えはあくまで理想だと思ってしまいます。
マイソン:マグニートーは家族を奪われたことがあるので、ああなってしまうのもわかる気がしますよね…。だから、守ってあげたくもなるんですよね。こんなに強がっているのに、あまりにいろいろなことが起こるじゃないですか。
Fさん:母性本能を激しくくすぐられます!
Bさん:しかも、ボロボロよく泣くんだ!!
Cさん:涙を流すシーンがまた美しいのよ!!!
マイソン:ただ、現実社会に置きかえると、マグニートーの考え方はどうなのかと思います。思想や人種の違う相手を“怖い”と考えて排除するのが人間で、排除される側の人がミュータントという風に当てはめることもできると思うんです。そんな風に本作をご覧になった方はいますか?
Dさん:観ているあいだ、“共存”というテーマを強く感じましたし、実社会に通じる部分があるというのも意識しながら観ていました。身近な問題でいえば、LGBTへの偏見などにも当てはまると思います。
Bさん:ドナルド・トランプさんが大統領になるし。似たようなことが現実社会でも起こるかも知れませんよね…。
Aさん:私が“X-MEN”シリーズを観ようと思った最初のきっかけはアメコミ原作というところだったけど、すごく奥が深い作品だと思うんですよね。自分達のことに置き換えて考えるべきテーマが必ず含まれていて。
Cさん:『X-MEN』(2000)で、ローグがウルヴァリンに「爪を出すときは痛くないの?」って聞くんだけど、ウルヴァリンが「痛いよ、いつも」って言うんです。見かけは怖いし、かっこいいウルヴァリンも、爪を出すときは常に自分を傷つけている。その深さに心を打たれてしまって。心の痛みを表現しているところも本シリーズの好きなところです。
マイソン:アメコミだからビジュアル的な部分にやっぱり目がいくし、食わず嫌いの方もいると思いますが、深いテーマも含まれた作品なので、ぜひいろいろな方に観てほしいですよね。
一同:うんうん!マイソン:最後に本作のオススメ・ポイントはどこだと思いますか?
Dさん:はじめ、ミュータントのビジュアルに抵抗があったと言いましたけど、それは今作を観て解消できました。キャラクターそれぞれの人生が描かれているところがおもしろいし、一度観たらハマってしまうと思います。登場人物が多いので、今日みたいに大人数で鑑賞して、解説してもらうのもいいですよね!
Bさん:女子にブロマンス推しもできるし、勇気、冒険、友情といった少年マンガの王道パターンも押さえていて、アメコミ以外のアニメとかマンガが好きな人にも男女問わずオススメしやすいと思います。
Fさん:今作からでも観ればハマってしまうと思うので、食わず嫌いの人や、今まで“X-MEN”シリーズを観たことがない人に、敢えてオススメしたいです。登場人物が多いので、きっと誰かしらに共感できると思います。相関図を片手に観ればベストですよね(笑)。
Eさん:2時間20分越えという時間を感じさせない、入り込める作品ですよね。「お金を払っても惜しくないよ!」ってオススメします。映像の迫力とストーリーの深さは日本の戦闘ものと段違い!
マイソン:過去作品にしても常に映像は革新的ですけど、最初の3部作から公開年順に通して観ると映像技術の進化がよくわかると思います。レベッカ・ローミンがミスティークを演じていたときは、ほぼ全裸で青く塗っていたそうですよ。
一同:へ〜!
Cさん:人気俳優がこれだけ出ているんですから、俳優推しもできるわよ。
Aさん:ほんと!人気俳優がたくさん出ていて、年代問わずオススメできます。シリーズものって敬遠しちゃう人が多いけど、この作品なら敢えてオススメしてみたいな。観たらきっとハマると思うので!
Eさん:シリーズ作品ってだんだんつまらなくなっていく印象があるけど、これだけ長いシリーズで常におもしろいのはすごいですよね!
一同:たしかに!
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『X-MEN:アポカリプス』
2016年12月21日ブルーレイ&DVD/4K ULTRA HD発売
レンタル開始、先行デジタル配信中
監督:ブライアン・シンガー
出演:ジェームズ・マカヴォイ/マイケル・ファスベンダー/ジェニファー・ローレンス/オスカー・アイザック/ニコラス・ホルト/ローズ・バーン
発売・販売元:20世紀フォックス ホーム エンターテイメント ジャパン
公式サイト&ご購入はこちら 映画批評&デート向き映画判定
紀元前3600年、歴史上で最古のミュータントであり、他のミュータントの力を吸収することで最強となる、アポカリプスは、堕落した文明を滅ぼす神として君臨していたが、裏切り者の手によって古代エジプトのピラミッドの中に封印されてしまう。そして1983年に目覚めたアポカリプスは、“黙示録の四騎士”となるマグニートーをはじめ4人のミュータントを従えて、再び世界を征服しようとする。
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2016.11.22 event