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『ジョイ』
2017年2月22日ブルーレイ、DVD発売&レンタル開始、
2月8日先行デジタル配信開始
第13回未公開映画活性課部活2017年1月24日実施
TSトーキョー社内にて
鑑賞会&座談会
公式サイト 作品詳細
映画批評&デート向き映画判定
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今回の部活では、ジェニファー・ローレンス主演の『ジョイ』を鑑賞しました。本作は、シングルマザーのジョイが、もの作りの才能と持ち前の行動力で人生を切り拓き、億万長者へと上り詰めるまでを描く感動のサクセス・ストーリー。事実を基に描かれた本作を観た女子達は、ジョイの生き方からどんな刺激をもらったのでしょうか?
マイソン:本作の感想と、観る前はどんなところに興味を持ったかを教えてください。
Aさん:実話を基にした物語ということに興味をもちました。今は社会的にも女性の活躍を推進していますが、本作の舞台となった時代は女性の立場はもっと厳しかったでしょうし、ジョイの家庭環境も壮絶で、ハラハラドキドキしながら鑑賞しました。いつの時代も、新しいことを切り拓くのは大変なことですので、ジョイの強さが心に響きました。
Bさん:私も実在の女性のストーリーという部分に惹かれました。家族の世話で大変な思いをしている女性は多いですが、そうした環境から這い上がって成功を収めたジョイはすごいですよね。何かを作りたい、やってみたいというアイデアを持っている人は多いけど、それを実行に移し、さらに成功させる人はわずかだと思うので、それを成し遂げたジョイの姿にとても勇気を貰いました。
Cさん:女性発明家のサクセス・ストーリーと聞いて、正直もっとキラキラした展開をイメージしていましたが(笑)、想像以上に壮絶な物語でした。いつサクセスに転じるのだろうと、楽しくもジリジリしながら観ていました。
Dさん:ジェニファー・ローレンスが好きで観たいと思いました。キャストがとにかく豪華で、オスカーも狙えそうな作品なのに、日本で劇場未公開と聞いて驚きです。家族が全員個性的で映画としてはおもしろいですが、現実となると耐えられないものはありますね(笑)。思ったよりもずっと重いテンポでストーリーが展開していきますが、やはり、これがリアルなのでしょうね。
マイソン:皆さんがおっしゃるように、ご都合主義のサクセス・ストーリーではなく、想像以上にジョイの苦労をしっかりと描いていますよね。そこが実話を基に描いた本作のリアルさなのだと思います。
マイソン:上昇志向があっても苦労するジョイにとって、一番の壁は何だったと思いますか?
Cさん:やはり、家族ですよね。結局、ジョイ自身も周りに頼っていた部分があるのだろうけど、私なら、もっと早い段階で家族に「うるさい、黙って!」って言っちゃう(笑)。「もう自分でやるしかない」と追い込まれてからのジョイの強さはかっこよかったです。
Dさん:結局ジョイが手を差し出すから、家族も甘えるんですよ。「早く家を出なよ、自分が壊れちゃうよ」と思いながら観ていました。
マイソン:「私の仕事なんだから、口出ししないで!」と言えば済むと思いますが、ジョイ自身がすごく優しくて、忍耐強い女性なんですよね。理屈では割り切れない複雑な関係や感情を描いているのも、本作のリアルな部分だと思うんです。Cさん:実際に、一緒に暮している家族に「出て行け!」というのは簡単ではないだろうし、お姉さんだって小さい頃から一緒に育ったわけだから、うるさいと思っても現実はこうなっちゃうのかな。
Bさん:でも結局、彼女が成功するためには、元夫や親友の助言も必要だったし、そもそも父親が工場をもっていたからモップの生産もできたし、最初の一歩を踏み出すための環境があったと思うんです。もちろん、子どもの頃からのおばあちゃんの励ましも、彼女の背中を押したのだろうと考えると、彼女の成功は家族がもたらしたとも言えるんですよね。Aさん:私は、サクセス・ストーリーを描きつつも、家族に対する愛を描いた作品だと思いましたよ。なんだかんだ言いながらも、良いことも悪いことも一緒に乗り越えて、一緒に居続けるのはジョイ自身が望んだ愛情のカタチなのだと思う。一見理解し難い気持ちに思えるけど、きっとどんな人にも当てはまる部分はあるんじゃないでしょうか。
マイソン:確かに、そうですね。では、ジョイに共感したところや、逆にここは共感できないと思ったところはありますか?Eさん:共感できないと言えば、ジョイが投資をお願いした相手ですよ!父親が出会い系の有料ダイヤルで出会った人だなんて、チャレンジャーですよね(笑)。
一同:たしかに〜(笑)!
Fさん:ジョイが自分で作った商品をテレビの通販番組に売り込みに行ったり、取り引き先の工場に単身で乗り込んだり。あの勇気と行動力はすごいと思います。共感というより、感心してしまいますね。
マイソン:知識がない分、深く考えずに行動できたのかも知れないですね。よくよく考えずに失敗したこともあれば、よくよく考えないからこそ成功した部分もある。窮地に追い込まれたからこそ行動した部分も大いにあって、もし、そこそこ彼女が幸せに生活できていたら、普通のシングルマザーで終わっていたかも知れませんよね。
一同:うんうん。
続きを読む>>>>> 1 2:今のままでも幸せ。でも、きっかけさえあれば…!?
『ジョイ』
2017年2月22日ブルーレイ、DVD発売&レンタル開始、
2月8日先行デジタル配信開始
監督・脚本:デヴィッド・O・ラッセル
出演:ジェニファー・ローレンス/ブラッドリー・クーパー/ロバート・デ・ニーロ/イザベラ・ロッセリーニ/エドガー・ラミレス/ヴァージニア・マドセン
発売・販売元:20世紀フォックス ホーム エンターテイメント ジャパン
公式サイト&ご購入はこちら 映画批評&デート向き映画判定
シングルマザーでありながら、同居する祖母や母の面倒もみているジョイは、毎日をやり過ごすのがやっとの生活を送っていた。そんなある日、割れたグラスが落ちた床をふいていて、そのモップを絞るときに手を切ったのがきっかけで、触らずに絞れるモップを発明しようとひらめく。そして、子どもの頃からモノ作りが大好きで得意だったジョイは、冴えない生活から脱却しようと、モップを商品化しようと勝負に出る。
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