2017年3月3日より全国公開
20世紀フォックス映画
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主演のマイケル・ファスベンダーは製作も兼ねていて、監督のジャスティン・カーゼルは、ファスベンダーとマリオン・コティヤール(本作にも出演)が共演した『マクベス』を手掛け、本作はファスベンダーの推薦で監督を任されたようですが、『マクベス』でも感じられた重厚感が本作にも活かされています。本作は、マイケル・ファスベンダーが演じる主人公カラム・リンチが、アニムスという最先端技術の遺伝子操作によって、DNAに刻まれた先祖の記憶を追体験するという奇想天外な物語。現代と昔の世界が融合したストーリーがとてもユニークで、時代モノと、最先端技術が登場するSFの両方が楽しめます。さらに、映画『YAMAKASI』などでお馴染みのバルクール的なアクションシーンも見どころ。ちなみに本作は、隠れて行動し目的を果たす“ステルスゲーム”として人気の「アサシン クリード」が原案となっているのを考えると、主人公達が忍者のような動きをするのも納得がいきますね。 この世から暴力を無くすために人類から自由意思を奪おうとするテンプル騎士団と、自由意思を重んじるアサシン教団の対立。この設定によって、自由意思と暴力の関係性についてを問う内容もとても興味深いです。人間の自由意思をコントロールする秘密が隠された“エデンの果実”が結局どれほどのパワーを持っているのかが、イマイチわからないままでしたが、続編がありそうな終わり方だったので、それは次のお楽しみということで。あと、マッチョ好きな女子には、マイケル・ファスベンダーの肉体美が堪能できる点でもオススメです〔笑)。 |
男女ともに楽しめるエンターテインメント作品で、カップルで観て気まずくなるようなシーンはありませんが、冒頭から痛々しいシーンが出てくるので、映画の好みや許容範囲がわからない相手との初デートではオススメしません。原案となっているゲームを知らなくても全く問題ありませんが、ゲームが好きなカップルは、これを機にゲームも一緒に楽しんでみるのも良さそうですね。 |
アサシン教団の衣装やアクションシーンがカッコ良いので、キッズも楽しめると思いますが、一部キッズには刺激的なシーンがあるので、中学生くらいになってから観るのが良いのではないでしょうか。自由意思と暴力というテーマを軸に深く考えながら観るのもアリ、ゲームの世界観を楽しみながら気楽に観るのもアリです。 |
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2017.1.24 TEXT by Myson