2015年8月22日より全国公開
ファントム・フィルム+KATSU-do
公式サイト
まず真っ先に言いたいのは、「竹野内豊、カッコ良いわー」ということです(笑)。40代になってもまだまだカッコ良いというか、男臭さが増してますますカッコ良くなってきたなと思います。そして、俳優として印象に残ったもう1人は、長男を演じた坂口健太郎です。2010年度第25回メンズノンノモデルオーディションに合格して専属モデルとして活躍してきた彼ですが、最近では俳優として話題作の脇役でかなり目にすることが多くなりました。そして2015年はメイン・キャストとして登場する作品も増えてきて、本作を観て良い俳優さんになりそうだなと感じました。正直私のタイプの男性ではないのですが(そんなのどうでもいいですが…笑)、独特な雰囲気はカッコ良いというか、興味をそそります。今回の役柄は演技の見せどころが多いですが、堂々と演じていて今後も期待大です。 ちょっとストーリーの一部で腑に落ちない部分があったのですが、全体的にはとても引き込まれる内容で、“家族”というテーマをこういう風に描くとは上手いなと思いました。血が繋がった家族=本当の家族と定義はある意味で間違っていて、血が繋がっていようといまいと、「家族は作るもの、育てていくもの」だということを実感できる秀作です。 |
ウキウキするようなストーリーではないし、目を背けたくなるようなシーンもあるので、デート向きとは言い難いですが、誰でも興味が湧くストーリーではあるので、内容がある程度わかった上で選択するのなら良いのではと思います。家族とは何かがテーマになっているので、これから結婚しようと思っているカップル、結婚も将来的にはあるだろうと思って付き合っているカップルは、一緒に観て感想を語り合うと、結婚観、家族観を話すきっかけにできるかも知れません。 |
子どもにとっては衝撃的な内容も含まれるので、ちょっと迷いますが、小学校高学年以上なら観て、いろいろなことを考えてみるきっかけになるのかなと思います。自分自身の小学校時代を振り返ってみて、母子家庭、父子家庭の友達の家庭事情についてあまりよく理解しておらず、意図せず傷つけるようなことを発言していたこともあるのかなと思うと、離婚率が上がっている現代では、いろいろな家族の形があることを親子で話すきっかけが、こういう映画を通してあっても良いのかも知れませんね。 |
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2015.7.14 TEXT by Myson