2018年2月1日より全国公開
20世紀フォックス映画
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とんでもないストーリーなのですが、愛、復讐、狂気、許し、癒し、希望が見事に織り交ぜられていて、感銘を受けました。脚本がすごく素晴らしく、俳優達の演技力の高さ、監督の手腕が感じられました。タイトルにある通り、3枚の広告看板が発端で、復讐劇が始まるのですが、いろいろなところでボタンの掛け違いがあり、物語は思わぬ展開を迎えます。怒りに満ちたストーリーかと思いきや、不幸が発端で予期せぬところに人間愛が顔をのぞかせたり、意外な展開が盛りだくさん。やるせない気持ちになる部分もありますが、思っていたのと違う方向に光が見えてくるラストには、ある意味清々しさと希望を感じました。絶望し、やり場のない怒りに満ちた人間が、最後にどんな救いを得るのか、賛否両論出そうですが、妙にしっくりくる結末が見事です。 |
むごいシーンがあり、ロマンチックな要素はほぼありませんが、映画としてはとても見応えがあり、映画好きカップルなら鑑賞後の会話が弾むでしょう。わかりやすいようで、理解し難い部分も含まれるストーリーなので、普段あまり映画を観慣れない人を誘うと、どんな反応になるのか読めません。心おきなく楽しむには、カップルでも友達でも映画好き同士で観るか、1人で観るほうが良さそうです。 |
人間の多面性を描いているので、人間をよく知る上で観て欲しいとは思いますが、大人の歪んだ感情を理解するのは、キッズにはまだ難しいと思います。せめて高校生くらいになってから観るのが良いのではないでしょうか。親が子を思う愛の深さも描かれているので、思春期のティーンの皆さんが観ると、大人とは違った目線で感情移入できると思います。 |
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2018.1.9 TEXT by Myson