2010年4月21日リリース/好評発売・レンタル中
(左記のジャケットはセル用です)
なんとロマンチックなんでしょう!ウブな二人の可愛いシーンが満載です。特に印象に残ったのは、レコード屋の試聴室でのシーン。相手がこちらを向いていないときは見つめて、相手が自分の方を向くと目を逸らすというのをお互いがくり返しやっている姿がとてもキュートで、自分もこれくらいの年頃にはこうだったな〜(ほんまかいな・笑)と思いながらにやけてしまいました。初々しく不器用な二人のキャラクター性がよく表れていてとても良かったです。あと「友達に電話しているふりごっこ」というか、架空の設定を利用して自分の心を相手に打ち明けるレストランのシーンも可愛くてロマンチック。アメリカとフランスで離れてしまうからこそ、そして夜が明けたら別れがくるとわかっているからこそ、これだけ短時間の間に正直になれて距離が縮まるのかも知れないですね。 詩的で哲学的なセリフが散りばめられている本作は、このあと9年ごとにストーリーが続きますが、この時点でジェシーは、現実に絶望しつつも希望を覗かせ、ときに悲観的な言葉を言いつつ、愛への憧れも漂わせています。一方セリーヌはとても現実的に物事を見ているようでいて、希望を捨てていない部分も見え隠れします。若さゆえに…ということもありますが、まだ二人は遠距離になることを乗り越えてでも結ばれたいと思っているようです。この先この二人がどうなるのか、ぜひ続編も合わせてご覧下さい。 |
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2013.12.7 TEXT by Myson