2013年12月27日より全国公開
角川書店
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スーザン・コリンズ著の原作小説3部作は全世界売上シリーズ累計7000万部を突破し、映画版前作の興行収入は全世界で7億ドルという大ヒット。この前作の大ヒットを受けて、今作では製作費が前作の二倍の1億6千ドルになったようですが、ハンガー・ゲームの仕掛けのスケールアップなど、随所にパワーアップしたポイントが見受けられます。そしてこのシリーズ第一作で人気が爆発したジェニファー・ローレンスは当時はまだアイドル女優のようなイメージがありましたが、『世界でひとつのプレイブック』で若干22歳で第85回アカデミー賞主演女優賞を受賞したことにより、彼女の代表作と言える本シリーズ自体にも泊がついたように思います。 正直なところ第1作目に関しては、邦画のバトル・ロワイアル』を知っていて観るとどうしても被っていると感じる部分があり思ったほどのインパクトは感じられませんでしたが、2作目となる本作に関してはストーリー展開が予想とは違って新鮮味がありました。上映時間が146分もあるわりにはテンポが良かったせいか長くは感じなかったです。完全に3部作のうちの途中なので今作のラストは「続く…」的な終わり方ですが、ちゃんと次作まで観てみたいと思わせる内容です。 前作からかなりの豪華キャストですが、今作ではフィリップ・シーモア・ホフマン、ジェナ・マローンなど個性派俳優も加わり、若手とベテラン共にキャストの豪華競演は今回も見応えありです。特にティーンウケが良いと思われる三角関係のラブストーリーも盛り上がりを見せ、主人公カットニスの衣装も前作よりさらに凝っているので、女子が楽しめるポイントが多いアクション映画になっています。このシリーズに関しては前作からちゃんとおさらいした方が楽しめますよ。 |
デート向きのアクション映画だと思います。シリーズものなので、ぜひ二人で一緒に前作をおさらいしてから、今作を観てください。ラブストーリーあり、アクションありなので、男女ともに楽しめますよ。三角関係も描かれているので、ちょうどそういう問題を解決したばかりだという方々だけ、ちょっと気まずくなるかも知れないのでご注意を。イヤらしいシーンはありませんが、キスシーンは何度かあるので、それすら気まずいほどシャイなカップルはデートで観るべきか考えてから決めましょう。 |
殺し合いをさせて一人だけ最後に生き残ったら勝ちというゲームが軸となっているストーリーなので、キッズは大人と一緒に観た方が良いでしょう。あくまで映画の世界のお話なので、「殺し合いがかっこいい」なんて誤解のないように、ちゃんと分別がつくようにになってから観て欲しい作品です。ティーンに関しては主人公たちと同じ世代なので感情移入しやすいし楽しめると思います。もし、自分たちの家族や友達など世の人々の生活が自分たちの行動に委ねられていたら…という主人公たちと同じ立場で観ると、映画に込められた意義が感じられると思います。 |
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2013.12.24 TEXT by Myson