■何だか神秘的でもあるワシントンDC
■ワシントンDCの博物館や美術館
■リンカーン記念館から見えるワシントン塔が神秘的
■特急電車でニューヨークへ移動、アムトラックに初乗り
■ワシントンDC/パークハイアット【マイソンのブログ】
リンカーン自身もよく映画の題材にされるし、リンカーン記念館の像自体もよく出てきますよね。、ワシントンDCに訪れる際には、エイブラハム・リンカーンについて映画などでも良いので知っておくとより楽しめます。上記の写真はリンカーンが暗殺されたフォード劇場の写真です。
チャニング・テイタム、ジェイミー・フォックス出演。ホワイトハウスがあまりにも簡単にテロリストに乗っ取られ、ボッコボコに破壊される様を描いたローランド・エメリッヒ監督作。コミカルなシーンも多く、皮肉たっぷりです。
■エンド・オブ・ホワイトハウス
2013年11月22日リリース
攻めてくる相手は異なりますが、こちらもホワイトハウスがコテンパンにやられてしまう様を描いています。2013年に本作と『ホワイトハウス・ダウン』が公開されましたが、ホワイトハウスのセキュリティって意外に甘いんでしょうかね。
© 2013 Olympus Productions,Inc
■キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー
2014年4月19日より全国公開
スミソニアン博物館エリアの国立航空宇宙博物館がシーンのなかで何度も登場し、ストーリー展開の上でもかなりキーになっています。また、冒頭では国会議事堂前の芝生エリアでキャプテン・アメリカがランニングをしているシーンがあり、行ったことがある方はそのエリアの距離感がわかって、地味に臨場感があり嬉しいですよ。
© 2014 Marvel. All Rights Reserved.
アメリカ映画には欠かせない登場キャラクターと言っても過言ではないのが、ワシントンD.C.やニューヨークというロケーション。2013年8月、アメリカ映画が大好きなマイソンが数々のスポットを廻ってきました!
でも、これら名所のほとんどは皆さんにわざわざご紹介する必要もないほど有名なので、この特集ではこれから現地に旅行へ行く方に向けて、マイソンが現地で知り得た情報を中心にお伝えします。
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今回の旅行は、4泊7日間(時差のため2泊は飛行機内です)の一人旅。今回は旅行社のパックツアーではなく全て自分で予定を組んで、飛行機、ホテル、ミュージカルのチケットを予約して行きました。全部自分で予約するのは初めての試みでしたが、結構手間がかかりました。でも自分が廻りたい予定で組めるので効率は良かったように思います。少々お高くはなりますが、飛行機は乗り継ぎしたくないので往復ともに直行便にしました。
そして、初日はワシントンDCへ。ホワイトハウスをはじめ、映画でお馴染みのスポットがたくさんあるワシントンDC。1泊2日のあいだに効率よく廻らないといけません。が、しかし!ダレス国際空港に午前11時頃に着いたにも関わらず、空港からのシャトルはすぐには出発せずに結構待たされました。車に乗った瞬間、私1人を乗せて出発しそうになりましたが、乗り合いのシャトルなので、私以外にももう1人乗る方が急遽出てきて、その方待ち。出発時間が決まっているわけではないので、仕方がないですね。この辺は計算ミスでした。結局ホテルには13時半くらいに着き、ちょっと休憩したかった気持ちを抑えてすぐに観光へ。
効率の良い周り方は何かと考え、廻る箇所が多いので、行き方を迷ってしまうのが一番時間のロスだなと思い、観光用の周遊バスを使うことにしました。ホテルのコンシェルジュにバスについて訪ねると、ルートマップをくれました。スミソニアン・エリアは本当にたくさんの博物館と美術館があるので、全部は行けません。コンシェルジュのお兄さんにオススメを聞いて、3つ主要なところを教えてくれたので、そこを中心に廻る予定にして、出発!
BIG BUSという観光用の周遊バスは、二階建てになっていて、2階は屋根がなく、バスを降りずに名所を眺めることができます。ルートは色ワケされていて、行きたいスポットに繋がるルートに乗ります。いくつかのポイントで別の色のルートに乗り換えも可能で、24時間、48時間用のチケットがあり、その時間内は乗り降り自由。時間のカウントの仕方はチケットを買ってから24時間という風になっているので、私は1日目の14時頃に買って、次の日の14時頃までしか使わないとわかっていたので24時間用で大丈夫でした。値段は24時間用で大人46ドル、48時間用は大人57ドル。値段は上がりますが、ナイトツアーが付いたチケットもあります。
BIG BUSと書いた看板のあるバス停が乗り場ですが、日本のようにわかりやすいバス停ではありません。全てのバス停がそうかはわかりませんが、電柱の上のほうに小さめの看板が着いている程度です。最初は本当にわかりづらくて見つけるのに苦労しましたが、ワシントンDCは観光客が多いので、観光客が並んでいるところなどを注意してみているとバス停があったりします。乗り継ぎの場所は、必ずしも同じ場所からとは限らず、道を渡った側にあったりちょっとずれた場所にあったりするので要注意!あとどの色のルートかの見分け方は、バスの正面(乗り口付近)のガラスに“YELLOW LOOP”などと書いた紙が貼ってあります。バスの車体の色やバス停の看板の色はルートの色にヒモ付いているわけではないのでわかりづらかったですが、要領を得るととても便利なバスでした。雨の日はバスのなかにポンチョがあり無料でもらえます。
ただし、帰りの時間には注意が必要です。ルートマップに書いてある区間の所要時間はアテになりません。20分くらいで着きそうなの距離なのに1時間くらいかかることもあります。ホテルとバス停が離れていて夜危ない場合や、飛行機の時間がある場合などは早めに帰ることをオススメします。
左から国立アメリカ歴史博物館、国立航空宇宙博物館、国際スパイ博物館
国立アメリカ歴史博物館には、ファーストレディにまつわる展示もあり(左二点)、実際に使われたドレスや食器が飾られていて、このエリアは女子で賑わってました。
左からメアリー・リンカーンの食器、ミシェル・オバマのドレスと靴、一番右は戦争時に作られたとみられる銃の説明書。兵士のやる気をアップするためなのか、セクシーなシャツ姿の女性がモデルになってます。
国立アメリカ歴史博物館の入口付近に、ワーナーの映画館を発見(通常上映している映画館ではなさそうでしたが)。映画館は閉まっていましたが、入口の横には歴代のスターの写真やブルース・リーやハリー・ポッターの衣装など、映画の貴重な品々が展示されてました。
博物館を入ってすぐ左のセキュリティが甘そうな場所に配置されてましたが、この無造作感がアメリカっぽい(笑)。
たまたま2013年は、マーティン・ルーサー・キング・ジュニア牧師があの有名な“I have a dream.”の演説をしてから50年目(後から気付いたのですが)。1963年8月28日ワシントン大行進が行われ、リンカーン記念館の前のモールに20万人もの人が集まり、キング牧師が演説しました。私がワシントンDCにいたのは8/21から22(現地時間)だったので、ちょうど数日後に予定されていたオバマ大統領による式典の準備で、リンカーン記念館の前は演説中継用の設営がされていました。初日に国立アメリカ歴史博物館に行きましたが、黒人差別の歴史をたどるエリアもあり、リンカーンによる奴隷解放からキング牧師の演説、さらに現在までいろいろな苦労があったんだなと改めて考えさせられました。
そして、ワシントンDCのなかで象徴的なホワイトハウス、リンカーン記念館、国会議事堂の3箇所それぞれから直線上に繋がる位置にワシントン塔があるのですが、とても神秘的なものを感じました。補修中だったようでワシントン塔の周りが覆われていたのが残念でしたが、リンカーン記念館から見えるワシントン塔の姿はよく映画で見かける風景なので、ゾクッとしました。
ワシントンDCは、リンカーン、キング牧師、アインシュタイン、ジョージ・ワシントンなど、たくさんの像や、風情のある建造物が多く、外観を見るだけでもかなり満足できます。スミソニアンにある博物館、美術館は一つ一つ規模が大きく、数もすごく多いので1日では廻りきれません。ちなみに映画『ナイト ミュージアム』はスミソニアンを舞台にしていますが、館が多すぎて広過ぎて、映画で出てくる場所のどれがどこかまでは探る時間がありませんでした。じっくり見たい方は1館に丸1日は費やすくらいで計算した方が良いと思います。でもワシントンDCにある博物館、美術館全部となると、規模は小さいものも入れると、すごくコアなテーマの博物館もあるので、一ヶ月くらいはかかるのではないでしょうか?私は、国立アメリカ歴史博物館、国立航空宇宙博物館、国際スパイ博物館にしか行きませんでしたが、次の機会には美術館にも行ってみたいと思います。
※ワシントンDCでは、パーク・ハイアット ワシントンDCに宿泊しました。とっても豪華で素敵な部屋でした。ご興味のある方はマイソンのブログでご覧ください→こちら
アメリカに到着して二日目の16時に、ワシントンDCからニューヨークへ移動するアムトラック(新幹線のような電車)を予約していたので、ワシントンDC観光は13時半頃に切り上げて、14時半くらいにホテルに着く計算でホテルへ戻ることにしました。初日の利用でバスでの移動が予想以上に時間がかかることを知ったので、だいぶ早めに乗ったものの、案の定、ホテルには予定よりもだいぶ遅く到着してしまいました。アムトラックに乗るのは初めてだし、ユニオン駅の様子もわからないので、電車の発車1時間前には駅に着きたかったのに、ホテルに15時に着いたので急いでクロークからスーツケースを受け取ってそのままタクシーで移動。アメリカに行くのは場所が違えど3回目ですが、タクシーに乗るのは実は初めてだったので、ぼったくられやしないか警戒心バリバリで乗車(笑)。少々ぼったくれても仕方ないとして、電車に間に合わないと洒落にならないし、結構渋滞してるのに遠回りされたらどうしようもないので「急いでいますよ」アピールをしました。愛想がなかったけど親切な運転手さんで、ちゃんと急いでくれて、駅のロータリーまで来たら「(車の列があって)ここから駅の正面まで行くと10分くらいかかるかもしれないから、ここから歩く?」と聞いてくれて、とても良心的でした。疑ってごめんね(苦笑)。
そして、なんとか15時半頃にユニオン駅に到着。私が予約したアセラ・エクスプレスは荷物を事前に預けるシステムではなかったので、電車に乗るまでちょっとぶらぶら。欧米諸国に行ったら必ずホット・チョコレートを飲むことにしているので、クッキーと一緒に購入。電車に乗る列に並びました。私が乗る場所はとてもわかりやすい位置にありましたが、日本の駅とはちょっと作りが違っていて、飛行機の乗り場のような配置で、結構駅のなかが大きいので、早めに着くようにオススメします。
あとアムトラックについてポイントを何点かお伝えしておきます。私の場合、アムトラックの公式サイト(英語)で予約して、eチケットをプリントアウトしたものを持参しました。このチケットの場合、最悪プリントアウトした紙を紛失しても、スマホなどを持っていればWEBでチケット購入時に送られてくるメールに添付のチケット画面を出せるので便利です。英語がわからず公式サイトで入手するのが不安な方は、日本国内で代行で手配してくれるところがあるので、それを利用するのも良いでしょう。ただしチケット受け取りまでに日数がかかりそうなので、早めに手配しましょう。荷物の持ち込みについて、大きな荷物を預けるシステムの場合とそうでない場合があるようです。事前に預ける場合は1時間前など指定の時間までに預ける必要がありそうなので注意です。私が乗った電車は持ち込みで荷物制限がありと書かれていたのでスーツケースを持ち込んで良いのかかなり心配でしたが、私の7日間用程度の大きめのスーツケースでも持ち込めました。ただし、荷物は車両の端の乗降口付近の空きスペースに置くように言われます。日本の成田エクスプレスなどのように荷物をチェーンでロックするような方式にはなっておらず不安だったので、無理矢理足下に置いてましたが、「盗まれないように見ておくから向こうに置いて」と言われ渋々置くことにしました。幸いにも、車掌さんらしきその男性専用の座席が荷物の近くにあったので、文字どおり見張ってくれている状態でした。私が乗ったアセラ・エクスプレスは元々ビジネスクラス以上しか選択できない電車で値段も高かったのですが、そもそも盗難するような人も乗っていないということも後でわかりました。座席も広くてキレイだったし、ワシントンからニューヨークまで約2時間半あるので、安心してゆったりして行けることを考えれば多少高くても、こっちを選んで正解だなと思いました。
2013.10.7 TEXT by Myson