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『ブルックリン』
2016年12月2日ブルーレイ、DVDリリース&レンタル開始
11月16日デジタル先行配信
第84回部活2016年11月4日実施
TSトーキョー社内にて
鑑賞会&座談会
公式サイト 作品詳細
映画批評&デート向き映画判定
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今回の部活では、シアーシャ・ローナン主演の『ブルックリン』を鑑賞しました。故郷のアイルランドから単身アメリカに渡った主人公のエイリシュが、ホームシックを経て、新しい土地で成長していく姿を描いた本作。刺激的な都会での生活と、家族や懐かしい友人の待つ故郷での暮らし。女子にとって、本当に幸せなのはどちらなのでしょうか?地方から上京した5名の女子と、ずっと地元で暮らす2名の女子の計7名で、住む場所にまつわる女の幸せについて考えてみました。
マイソン:映画を観る前は、本作のどんなところに興味をもちましたか?また、実際に観てどんな感想をもちましたか?
Aさん:私も地方出身なので、田舎から都会に出てきた主人公の物語がどう展開していくのかに興味を惹かれました。途中までの物語の流れから、自分が想像したクライマックスとは違っていたけど、あの終わり方で良かったと思います。私自身はエイリシュの決断を、スムーズに受け入れることができました。
Bさん:私は映画館で予告編を観て、かわいい雰囲気の映画だなと気になりました。いつの時代の話だろうと疑問だったのですが、お墓のシーンで墓石に刻まれた日付を見て1950年代の話だと今日初めてわかりました。結末は、予想通りでしたけど、お母さんの問題だけは解決してほしかったな。
Cさん:主役のシアーシャ・ローナンがすごくキレイで、どんな映画だろうって気になっていました。50年代のファッションも素敵で真似したいと思いました。
Dさん:私も映画のボスターのシアーシャが印象的で観たいと思いました。映画を観ながら思ったのは、住んでいる土地の風土や環境で人は変わるんだなということ。アイルランドの食品店のおばさんとか、「ああいう人いるなー」って(笑)。人を値踏みしたり、若者同士をくっつけたがったり、お節介な感じも田舎っぽいですよね。でも、エイリシュがアメリカでどんどん垢抜けていく姿は素敵だったし、彼女の内面の変化にも共感できて、ワクワクしながら鑑賞しました。
Eさん:私はずっと地元の千葉で暮らしているので、故郷を離れるというストーリーに興味をもちました。住んでいる土地柄で、服装の色や笑顔の明るさまで変わっていくエイリシュを観ながら、故郷を離れると寂しい思いもするけど、こんな風に良い変化もあるんだなと思いました。
Fさん:ある意味で、都会に出た女の子のサクセスストーリーだと思うので、おもしろかったし興味深かったです。
マイソン:地方から上京された方は、エイリシュのようにホームシックを経験しましたか?
Aさん:私は上京したい気持ちがすごく強かったので、ホームシックにはならなかったです。でも、実家に何日か帰省して東京に戻るときは、毎回少しだけ泣きそうになります(笑)。だから、エイリシュが故郷から離れる船の上で感傷的になった気持ちはわかる気がします。
Bさん:私も上京組ですし、海外にも1年近く住みましたが、ワクワクする気持ちのほうが大きくて、ホームシックを感じたことがないんです(笑)。エイリシュも最初こそ寂しかったけど、意外とすぐに仕事や環境に馴染んで都会生活を楽しんでいたので、そこはむしろ共感しました。
Dさん:私も大学入学と同時に上京しましたが、幼い頃からずっと高校を卒業したら上京するものだと思っていたし、都会暮らしはやっぱり楽しいのでホームシックの経験はないです。
Cさん:私は、石川県から上京したのですが、ふとしたときにホームシックになりましたよ。映画を観ていて切なかったのは、エイリシュがすごく生き生きしているときには、お姉さんが田舎で一人頑張っていたり、故郷の友達とワイワイ過ごしているときに、都会で彼が寂しい思いをしていたり。同じ空の下にいても、それぞれの生活があって、違う時を過ごしていて。想い合うタイミングがずれることに、とても寂しさを感じました。
Fさん:私は海外に住んだ経験もありますが、今はスカイプなどもあるし、連絡もすぐ取れるので離れている実感も少ないんですよね。でも、この作品の時代背景では、主な通信手段は手紙だし、電話をかけるのも大変で、今よりもずっと孤独感は大きかったでしょうね。
マイソン:たしかにそうですね。実家を離れて暮らしている方は、どのくらいの頻度で帰省していますか?
Dさん:私の実家は福島で、新幹線なら1時間ちょっとで帰れますが…全然帰らないですね(笑)。
Bさん:私も実家は静岡で、すごく遠いわけではないけど、お正月しか帰らないです。その2泊3日ですら時間を持て余しちゃう。どこかに出かけるのも不便だし、親にいろいろ干渉されるのも苦手です。
Aさん:私は岡山出身だから、おそらくこのメンバーのなかで一番実家が遠いと思います。大学入学で東京に出てきて、学生の頃は夜行バスで9時間もかけて帰省していました。そういう大変さから、学生の頃は年に1度も帰らなかったですけど、祖父母の介護を親に任せっきりにして出てきてしまって、最期も看取れなかったのが心残りで。それからは長期の休みがあれば必ず実家に帰っています。今は離れているからこそ、頻繁に両親のことを気にかけるようになりました。自分も全然帰らなかった時期もあるけど、今、皆さんが実家にあまり戻らないといのを聞くと少し寂しい気持ちになります。
Bさん:私は一人っ子なので、親の問題は確かに切実です。でも、まだ元気でいてくれるし、そこまでは頑張れないかな…。
続きを読む>>>>> 1 2 恋愛と住む場所は、どちらが重要?
『ブルックリン』
2016年11月16日デジタル配信
2016年12月2日ブルーレイ&DVD発売&レンタル開始
監督:ジョン・クローリー
出演:シアーシャ・ローナン/ドーナル・グリーソン/エモリー・コーエン/ジム・ブロードベント/ジュリー・ウォルターズ/エミリー・ベット・リッカーズ
発売・販売元:20世紀フォックス ホーム エンターテイメント ジャパン
公式サイト&ご購入はこちら 映画批評&デート向き映画判定
アイルランドの小さな町に住んでいたエイリシュは、姉の勧めで家族を置いて1人ニューヨークへ渡米する。なかなか都会に慣れないエイリシュは、女性ばかりの下宿先では会話についていけず、高級デパートでの仕事もうまくいかない日々が続き、ホームシックに。そんなとき、イタリア系移民のトニーと出会い、徐々にニューヨークの生活に打ち解けていくが、突然の悲報を受け故郷に帰った際に、彼女を故郷に引き留める出来事が起きてしまう…。
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2016.11.4 event