2013年12月13日より全国公開
ワーナー・ブラザース映画
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宇宙を舞台にした大作にも関わらず、出演がサンドラ・ブロックとジョージ・クルーニーの2人だけということにまず驚きました。上映時間は91分と短めですが、冒頭ハラハラするシーンから始まりその後も緊張感が続いたので91分とは思えないくらいの満足感と達成感がありました。 出演者の人数が少ない分、少しずつ情景や会話のなかでサンドラ・ブロックが演じたライアンとジョージ・クルーニーが演じたマットの人物像がだんだんと明かされていくのはおもしろいなと思いました。ライアンには常にハラハラさせられてしまい、彼女が陥る状況や地球での生活を想像すればするほど感情移入してしまいました。一方マットは陽気なキャラクターの男性で、危機迫る状況のなかでも混乱している相手のためにおもしろいことをわざと言って、でも冷静な判断をきちんとしていたので観ているこちら側も安心させられました。 今回は本作をIMAXの3Dで鑑賞したのですが、映像が本当にきれいで宇宙の美しさはもちろん、人物目線で映像が映し出されるときは無重力で酸素がない状態まで一緒に体験したような気分になりました。映像としても物語としても映画館で観て欲しい作品です!できればIMAXで観ることをオススメします。 |
デートにオススメの作品です。本当に宇宙にいるような感覚になるので一緒にドキドキハラハラして、その相乗効果で2人の距離も縮めることもきっとできると思います。短い上映時間ではありますが、仕事帰りなどで疲れているときよりも集中して観ることができるときに観てください。女性が主人公のお話なので、観終わってから意見交換すると彼の女性の見方も新たに発見できるかも知れません。 |
キッズも観ることはできますが、単純な宇宙飛行士の仕事の話というより危機迫る状況や主人公たちの心情を汲み取ってこそおもしろく感じる話なのでもう少し大きくなってから観ることをオススメします。ティーンは主人公のライアンの気持ちを考えながら緊迫した空気を味わって観てください。それともし自分が危機迫る状況に置かれたらどういう判断をして行動するべきなのか考えながら観ると冷静な判断能力が養われるでしょう。 |
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2013.11.6 TEXT by Shamy