俳優としても監督としても長年第一線で活躍を続けるクリント・イーストウッドが、5月31日に90歳を迎えます。90歳ってどんな感覚なんだろうかと想像がつきませんが(笑)、彼の活躍ぶりを見ていると、「年を取ってもまだまだ人生楽しめるんだ」と希望が持てますよね。
イーストウッドは、『荒野の用心棒』『夕陽のガンマン』『続・夕陽のガンマン/地獄の決斗』『奴らを高く吊るせ!』『真昼の死闘』といった伝説の西部劇に出演し、まずは俳優として頭角を現しました。そして1971年、『恐怖のメロディ』で監督デビューを果たし、主演も務めました。監督に徹する作品もあれば、主演を兼ねる作品もありますが、その多くは映画賞を賑わせ、これまでに米アカデミー賞、ゴールデングローブ賞、放送映画批評家協会賞など数多く受賞しています。ノミネート作品まで入れたら数えきれないほどです。
そんなクリント・イーストウッドですが、この度、洋画専門CS放送ザ・シネマでは、90歳の誕生日を記念する企画が実施されるとのことです。また、特設サイトでは彼が40年以上にわたり監督を務めた全38作品を徹底解説した、イーストウッド監督全仕事解説(全38作品)やコラムなども掲載されているとのことで必見ですよ。ぜひ放送と合わせてご覧ください。
【ザ・シネマ】にて放送される5作品はこちら
『恐怖のメロディ』
放送日:6月8日(月)17:15~、6月14日(日)8:00~、6月17日(水)19:00~
ストーカー女に追い詰められるラジオDJの恐怖を描いた、クリント・イーストウッドの初監督作
<ザ・シネマ解説>今やアカデミー常連のクリント・イーストウッドの初監督作で、ストーカーに付きまとわれる恐怖をヒッチコック・タッチで描いた一級のサスペンス。彼の師である映画監督ドン・シーゲルが、バーテン役でカメオ出演している。
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『アイガー・サンクション』
放送日:6月2日(火)16:45~、6月17日(水)23:30~、6月28日(日)7:45~
“魔の山”で壮絶な死闘が始まる──クリント・イーストウッド監督・主演のスパイ・アクション
<ザ・シネマ解説>クリント・イーストウッドがスタントマンに頼らず、危険な山岳アクションに自ら挑戦。物語の舞台となるモニュメントバレーやアイガー北壁でロケ撮影を敢行し、本物ならではの迫力とリアリティを醸し出している。
© 1975 Universal Pictures, Inc. ALL RIGHTS RESERVED.
『許されざる者(1992)』
放送日:【字幕】5月23日(土)21:00~、5月29日(金)21:00~、 6月17日(水)21:00~、6月20日(土)16:30~
【吹替】5月29日(金)12:30~、6月17日(水)8:15~
1992年のアカデミー賞作品賞、監督賞、助演男優賞(ジーン・ハックマン)等に輝く、西部劇の傑作
<ザ・シネマ解説>TVの西部劇ドラマでお茶の間に認知され、マカロニ・ウエスタンで映画界に進出したイーストウッドの集大成とも言うべき監督・主演作。92年アカデミー賞で作品賞等を受賞。巨匠への道のスタートラインとなった。
© Warner Bros. Entertainment Inc.
『ミスティック・リバー』
放送日:5月28日(木)21:00~、6月18日(木)18:30~、6月20日(土)7:45~
ある事件の闇を背負う男たちの運命を、監督としても名高いイーストウッドが描いたミステリー
<ザ・シネマ解説>監督としても名高いクリント・イーストウッドが、ショーン・ペン、ティム・ロビンス、そしてケヴィン・ベーコンというオールスター・キャストで、闇を背負う男たちの運命を重厚に描いたミステリー
© Warner Bros. Entertainment Inc.
『15時17分、パリ行き』
放送日:【字幕】5月30日(土)21:00~、6月5日(金)21:00~、6月18日(木)21:00~、
【吹替】6月5日(金)12:30~
列車テロを阻止した勇気ある青年3人が本人役で出演! 迫真の実録ドラマ
<ザ・シネマ解説>2015年にパリ行き高速列車内で実際に起きた銃乱射事件を、犯人を取り押さえた米国人青年3人をはじめ当事者たちを本人役に起用して再現。さらに事件と同じ列車の中で撮影し、リアリティを徹底的に追求している。
© Warner Bros. Entertainment Inc.
ザ・シネマとは:ハリウッド最新作から懐かしのクラシック映画、日本未公開含む激レア作品までにこだわった、映画ファン必見のCS放送チャンネルです。スカパー!、J:COM、ケーブルTV、ひかりTV、au ひかり 等でご視聴いただけます。
公式サイト
編集部マイソンがおすすめするクリント・イーストウッド作品
実は私、クリント・イーストウッドと誕生日が一緒なんです(幸・笑)。…って、それはどうでも良いとして、私もクリント・イーストウッドが大好きです。作品で取り上げるテーマもいつも考えさせられるもので、観た後に必ず何か残してくれます。前述の通り、クリント・イーストウッド作品はたくさんありますが、ここでは私が個人的に特に好きな作品を5作品オススメさせて頂きます!
『マディソン郡の橋』
結婚15年目の女性が、家族が不在の4日間という短い間に運命の恋をします。大人になればなるほどわかるラブストーリーな気もしますが、大人になればなるほど「短いからこそ綺麗な恋愛なのでは?」とも思えて、いろいろな意味で深いと思います(笑)。
『チェンジリング』
一瞬目を離した隙に息子が行方不明になってしまった母親にまつわる実際の事件をモチーフにした作品。アンジェリーナ・ジョリーが絶対に息子のことを諦めない母を熱演。
『運び屋』
90歳のおじいちゃんがドラッグの運び屋をやっていたという実話を、クリント・イーストウッドが自ら主演で映画化。「おじいちゃん、やってもうたね!」という問題行動や言動がユーモラスでどうも憎めません(笑)。
REVIEW/デート向き映画判定/キッズ&ティーン向き映画判定
『J・エドガー』
大統領にすら支配されない力を持っていた、FBI初代長官ジョン・エドガー・フーバーとはどんな男だったのか?レオナルド・ディカプリオがジョン・エドガーを好演。
REVIEW/デート向き映画判定/キッズ&ティーン向き映画判定
『インビクタス/負けざる者たち』
アパルトヘイトによって27年間もの間投獄されたネルソン・マンデラは、その後、黒人初の南アフリカ共和国大統領となり、世の中にすくう人種差別や格差をスポーツを通して解決しようと試みます。マンデラの不屈の精神に心を打たれると同時に、黒人と白人が所属するラグビーチームがどんどん心を1つにしていく様子に胸が熱くなります。
REVIEW/デート向き映画判定/キッズ&ティーン向き映画判定
この他にもたくさんクリント・イーストウッド作品はありますので、ぜひこれを機に観てみてください!
TEXT by Myson