新型コロナウィルスの影響による緊急事態宣言が解除されつつありますが、まだまだ気を緩められませんね。そんな状況のなか、皆さんは映画をどう楽しんでいるのでしょうか?今回はコロナ禍の映画生活について調査しました。
アンケート回答人数:10代以上の女性361名
Q1:映画館が休業期間中、何で映画を観ていましたか(いますか)? ※複数選択可
「地上波や録画したもの」を選択された方が1番多い結果となりましたが、次いで「デジタル配信」が約6割を占めました。すぐに新作を観られないのは、残念ですが、これを機に旧作を自宅でゆっくり観るのも良いなと思います。
Q2:緊急事態宣言が出てから、加入した有料サービスはありますか? ※複数選択可
Q3:緊急事態宣言が解除になって映画館の営業が再開したら、どうしますか?
「すぐには利用せず、数週間は様子を見る」という方が多数派という結果となりました。映画館再開後にどのタイミングで行くのか、それぞれ判断基準が異なるようですね。いずれにしても予防対策を万全にして外出することが大切ですね。
Q4:今の状況で制限されている経済活動で、消費者として一番辛いのはどれですか?
「映画館に行けないこと」が1番多い結果となりました。映画好きにとって、これは本当に辛いですよね。その他の経済活動に関しても、早くやりたいことがたくさんあります。心置きなく楽しめる日が待ち遠しいですね!
皆さんがこの機会に観た映画やドラマ
※こちらは前半と後半2回に分けて紹介します!
下記の作品は、ブルーレイ&DVDレンタル・発売中、デジタル配信中です。
小さいジャケット写真やタイトルの文字リンクをクリックすると、Amazonのデジタル配信もしくはパッケージ販売に飛びますので、ぜひご覧ください。
※一部、ブルーレイorDVDのレンタル、発売、デジタル配信がないものもございます。
■『ナラタージュ』。重いドロドロとした恋愛映画が観たくて観ました。有村架純さんの目で訴える演技がとても心に残りました。(10代後半)
■映画『僕たちは世界を変えることができない。』 がGYAOで無料配信されていて、観たかった作品なので観ました! 窪田正孝さん目当てで、ストーリーを知らずに観たけど感動しました!カンボジアに行ったところから、映画を観ているってことを忘れるほどリアルでドキュメンタリーみたいでした。ポルポト政権のことを初めて知ったけど残酷すぎて言葉にならない。でも、この映画を観ないとずっと知らなかったと思うから辛いけど観て良かったと思います。 窪田さんの演技が本当に素晴らしい! 歴史だったりいろいろな勉強にもなるし、若い人や子どもにも観て欲しい作品です。(20代前半)
僕たちは世界を変えることができない。But, we wanna build a school in Cambodia.
■『君の膵臓をたべたい』『響 -HIBIKI-』『君は月夜に光り輝く』など、月川翔監督の作品が好きでソフトを買っていたので、この機会に観直しました。今を生きる大切さや、自分の意志を強く持つことの大切さを改めて学びました。それぞれ心が苦しくなるシーンもあれば、心が暖かくなるシーンもあり、月川翔監督の撮る作品がもっと好きになりました。(20代前半)
■チャールズ・チャップリンが出演のシリーズをたくさん観ました。モノクロで台詞のない映画でしたが、音楽が素敵。演者も表現力が豊かで情緒があり、たまらなく良かったです。(20代前半)
■『コンテイジョン』を観ました。ウイルスが蔓延する今だからこそ観たい内容だったため。(20代前半)
■普段は映画ばかり観ているのですが、海外ドラマ『S.W.A.T.』を一気観しました。 アクションメインで気分がスッキリするし、1話完結なので観やすかったです。(20代前半)
S.W.A.T. シーズン1 DVDコンプリートBOX(初回生産限定)
■今まで手を出してこなかったコメディを観ることが増えました。理由としては、友達にオススメの映画を聞くと、だいたいがコメディだったからです。その中でもジム・キャリー主演の『トゥルーマン・ショー』や『イエスマン』などがおもしろくて、そして心が温まり、観て良かったなと感じました。(20代後半)
■ドラマ『JIN−仁−』 。疫病、予防、命の大切さ、人々の団結力と、今の時世にぴったりのテーマがすべて盛り込まれている。 もう一度観ても感動した。(20代後半)
■『ニュー・シネマ・パラダイス』。映画館に行けなくなり、家のテレビやパソコンで観るのでは落ち着かず、映画館のスクリーンで観ることが好きなことを改めて感じた。(30代前半)
■映画“バーフバリ”シリーズ。何度観ても元気になれるので観ました。(30代前半)
■ドラマ『陳情令』。中国のドラマは初めて観たが、大河ドラマのように設定が緻密で衣装が美しかった。観た理由は、友人がハマっていたから。(30代前半)
【Amazon.co.jp限定】陳情令 Blu-ray BOX1~3【初回限定版】(全巻購入特典:アクリルキーホルダースタンド(魏無羨 ver)+ ブロマイド3枚セット)
■映画『ワンダー 君は太陽』。とても心が温かく、穏やかになる作品。自分を強く持ち、他人の目を気にせず生きていくことが大事だということを今一度感じた。観た理由は、ずっと以前から気になっていたからです。(30代前半)
■録画していたディズニー作品『リメンバー・ミー』を観た。内容をあまりわかっていなかったが、この状況だから観てみて、家族は大切な存在で祖先との繋がりも同じように大切にしなければいけないことを感じた。(30代前半)
■ドラマ『ウォッチメン』 。舞台は現代だけど、過去から一貫して通じる問題に上手く落とし込んでいて、物語が秀逸。映画のテーマとは異なりドラマでは、覆面をする理由を中心に展開。それらを現代が抱える問題に上手く落とし込んでいた。またサブタイトルも秀逸。社会問題を絡ませて世論に漫画で提起する。やっぱアメコミはこうでなくちゃ。(30代前半)
ウォッチメン 無修正版 ブルーレイ コンプリート・ボックス (1~9話・3枚組) [Blu-ray]
■“007”シリーズなど、新しいものしか観ていなかったが、古いものも観たりしました。「こんな人も出ていたのか!」と、いろいろな見方ができて楽しかったです。(30代後半)
007 ブルーレイコレクション (24枚組) [Blu-ray]
■『ショーン・オブ・ザ・デッド』を改めて観てみました。新型コロナウィルスも収束すれば、こうなるんだろうなと思えるようなエンディングですし、大爆笑できるホラーコメディ映画なので、気軽に観られて良いです。(30代後半)
■『映画「聲の形」』。改めて観ました。閉じこもりがちになりそうな昨今。このアニメ映画を見ると、少し前向きに生きてみても良いのではないかと思えるようになるので、落ち込んでいる時にこそ観て欲しい映画です。「君に生きるのを、手伝って欲しい」という台詞があるのですが、辛かったり大変な時は、誰かに助けて欲しいと素直に言って良いんだと気づかせてくれます。1人では乗り越えられないことも、2人でならどうにかなる。2人で駄目なら、もっとたくさんの仲間を作ろう。そんな風に思わせてくれる映画です。私はエンディングで毎回泣いてしまいます。(30代後半)
■『劇場版おっさんずラブ ~LOVE or DEAD~』。ただひたすら、テンションが上がって楽しかった。(30代後半)
■家で観た映画で印象深かったのは『アバウト・タイム~愛おしい時間について』。誰が観ても心温まる作品。タイムトラベルものにしては細かく設定が考えられていて、素晴らしいラブストーリーになっている!自分にとっての愛すべき人達に対して、改めて愛おしいと感じ、この瞬間、瞬間を大切にしたいなと気付かせてくれる映画でした。(40代前半)
■『ハーフ・オブ・イット:面白いのはこれから』を薦められて観た。『シラノ・ド・ベルジュラック』と『カサブランカ』をベースに最新の価値観で作られた青春映画。未来は明るいと思わせてくれた素晴らしい作品。自分が10代の頃にこんな映画があったら人生が変わっていたかも知れないと思った。(40代前半)
■Amazonプライムに入会し、スターチャンネルのお試しで『チェルノブイリ』を観た。ずっと観たかったのになかなか時間がなく、在宅勤務で時間ができたので観たが、観て良かった。原子力発電や放射能汚染、人体への影響について勉強になったし、もっと知らなければいけないと考えさせられた。(40代前半)
【Amazon.co.jp限定】チェルノブイリ ーCHERNOBYLー ブルーレイ コンプリート・ボックス (2枚組) [Blu-ray]
■見逃していた作品を配信で観ています。グザヴィエ・ドランの初期作品『マイ・マザー』『胸騒ぎの恋人』『トム・アット・ザ・ファーム』は、ドランが主演も務めていて、まとめて集中的に観られたことで、よりドラン作品の個性や、あの若き年齢でそれらを撮ったのかという驚きが鮮明になって、良かったです。同じ監督作品を集中的に観られる良い機会となりました。(40代後半)
■『フォレスト・ガンプ/一期一会』。昔観たことがあって、たまたまもう一度観てみようと思いました。出ている俳優も素晴らしい人ばかりで、やっぱりおもしろく好きな映画でした。(40代後半)
■ドラマ『大草原の小さな家』 。たまたまCSで初めて観てみたら、おもしろかったので、 Huluで一気に観た。シーズン10まであったが、昼夜問わず観てしまいファイナルまでいってしまった。 時代も古く、宗教色も感じられたので合わないかと思ったが、毎回中心人物が変わることで、大人や子ども、いろいろな視点で感じることがあり、観続けた。(40代後半)
■実写版『シンデレラ』を映画館で、観られなかったので、テレビで放送された時に観ました。 映像も、衣装もとっても綺麗だったので、やっぱり映画館で観たかったと感じました。(40代後半)
■映画『オデッセイ』。公開時に観に行ったが、ブルーレイを購入して改めて観た。こういう状況を生き抜くために必要なのはユーモアだと再確認。(50代)
■『チャイルド・プレイ』。普段劇場でホラーを観ないのですが、チャッキーが懐かしくてBSで観ました。 やっぱりチャッキーは怖かった!(50代)
■『セーラー服と機関銃』『Wの悲劇』。薬師丸ひろ子さんの大フォンで、映画館で観た頃のことを懐かしく思い出しました。(50代)
■『トータル・リコール』(1990年版)を久しぶりに観て、若いアーノルド・シュワルツェネッガーを観られて良かったです。なかなかのストーリーに改めて感動しました。また、『8年越しの花嫁 奇跡の実話』を観て、実話であることに感動しました。土屋太鳳ちゃんが、とっても可愛らしかったし、ラストシーンにはとっても感動しました。(50代)
■『ウォーターボーイズ』 。超有名だが、観たことがなかったので、この機会に観てみました。思っていたよりもおもしろく、元気をもらえました。(60代)
皆さんが世の中に発信したいメッセージ
■今、自粛することで、未来が大きく変わると思います。何か新しい自分を見つける機会にしてはどうでしょうか。(10大後半)
■普段は劇場でアルバイトをしているので、収束した際にはたくさんの人でまた賑わう映画館になれば良いなと思います。(20代前半)
■大学生活最後の1年が、早速失われつつあり、ヘコんでいます。就活も次から次へと採用がなくなり、手の打ちようがありません。でも、生きていることが1番大事だと思います。頑張りましょう。(20代前半)
■家にずっといるのはつまらないとか、退屈とか言っている人が多いですが、私はこのお家生活とても楽しく過ごしています! 友達に会えなかったり、イベントに行けないのは辛いですが、今までやりたかったけどできなかったことが、たくさんできて充実しています!(20代前半)
■映画館に行けなくてストレスが溜まっている人がたくさんいると思います。家で観る映画も良いけど、それでも「映画館のあの設備で観たい」「新作が早く観たい!と誰もが思っているはずです。皆が力を合わせて頑張れば、それだけ早くコロナが収束して映画館に行ける日が来ます。なるべくお家にいて、観たかった映画を観たり、好きな映画を観直して、映画館に行けるようになったらこれまで我慢した分もたくさん映画を観に行きましょう! 延期した新作が一気に公開した時のために映画代貯金をしておけばもっと良いかも?(20代前半)
■映画館含め、映画業界全体が厳しい状況にあると思いますが、映画ファンは新たな映画に出会える日をずっと待ち続けています。できることがあればサポートしたいとも思っています。業界とファンが一緒になって知恵を出しながら新たなフェーズを生み出していけたら素晴らしいと思います。(20代後半)
■アウトプットも大切だけど、今はインプットの時期と考えて、心温まる映画や考えさせられる映画を見て心を豊かにして欲しいと思います。(30代前半)
■政府から不要不急と判断されたエンタメこそ、コロナ禍において、心を癒すのに必要なコンテンツだと感じます。エンタメ業界で働く方々を支援するため、必要な人に必要な補償がされるよう声を挙げ続け、映画館に行けるようになったら、フードやグッズ、パンフレットをたくさん買い、地元の映画館を応援する予定です。(30代前半)
■できるテレワークは継続すべき。移動時間が無駄。 マスクをしたままの仕事は失礼ではない。お店に設置されたビニールカーテン、トレーでの受け渡しも、継続すべき。感染防止の観点ではなくても、客と従業員との間には一定の距離があったほうが良い。(30代前半)
■医療従事者の方達が困らないように皆で我慢していきましょう。(30代前半)
■緊急事態宣言が解除されても、コロナが完全に終息したわけじゃないから第2波、第3波にならないように油断しないで欲しい。(30代前半)
■デジタル配信がより強くなっていくと思うけど、やっぱり劇場で映画を観ることが好きです。国がエンタメに支援してくれない状況が明らかになったので、エンタメの価値とかがもっと認められて欲しいです。(30代後半)
■これからの世の中はコロナ以前とは変わるかも知れないけど、少しでも安心で快適な生活を送るために、政治にもっと関心を持たなければならない。(30代後半)
■生活を“元通りにする”という目標を立ててしまうときっと立ち行かなくなる。元通りにすることを考えるより、どう共存していくのかを経済面からも健康面からも考える良い機会にしていきたい。(30代後半)
■映画は手軽にできる現実逃避です。でも単なる逃げではなく、どんな作品でも気付きや学び、希望や夢、勇気を私達に与えてくれると思います。こういう機会だからこそ、多くの人に映画に触れて心を整えて欲しいです。そして映画業界の方々は、辛く大変な時期だとは思いますが、世界中の映画ファンは再開を夢見ていますので、一緒に乗り越えて行けたらと思っています!(40代前半)
■コロナ対策が遅い日本政府にずっと腹が立っています。もっと早く動いてくれていたら、春公開の新作映画が公開延期されることも、ミニシアターや配給が苦境に陥ることもなかったはずです。映画は文化です。いろいろな価値観に触れ、さまざまな立場に立って見ることができます。即座に学びにはならなくても、長い年月をかけて自分の倫理観を確立したり、アップデートするには必要不可欠なものだと思っています。そういうものに気軽に触れられなくなるかも知れない恐怖を、コロナと、コロナに乗じた検察庁法改正や種苗法改正、スーパーシティ法案に感じています。(40代前半)
■いろいろなことが制限されて辛いとは思うけど、長い人生のほんの数ヶ月間だから、気を付け過ぎるくらい気をつけて、我慢できるだけ我慢して。 数年後には必ず、思い出話になるはずだから。(40代後半)
■映画、演劇、音楽、文学など、非常事態になると真っ先に無駄だと切り捨てられがちなものですが、生きている人間の心にはこれらが絶対に必要です!!映画館に帰りたい!!(40代後半)
■映画館で映画を観て、友達と食事をして、おしゃべりして、という当たり前だと思っていた日常が失われ、改めて大切さを感じました。皆で協力して少しでも元の生活に近づけるようにしていきたいです。(40代後半)
■行きたい店が休業中とか、好きに通院ができないとか、やっぱりそれなりにストレスや不便さは感じましたが、店内や街中の混雑ぶりには辟易してたので、距離感や衛生面では、普段からこのぐらい意識を持って生きていくほうが、むしろ良いとすら思ってしまいました。 日本人は潔癖になっている、潔癖は免疫機能を低下させると言う人もいますが、我は我、人は人だと思ってます。(40代後半)
■ゾンビ映画も一種のパンデミックを扱った作品です。今こそゾンビ映画を見て来たるべき世界に備えましょう。ジョージ・A・ロメロが基本です!(50代)
■今まで生きてきて、こんなに映画館で映画を観なかった時期が長くて、心底辛いと感じたことはありません。改めて、私自身が映画からどれほど多くのことを学んでいたかを知りました。コロナ収束後の映画館の起死回生を応援するつもりです。(50代)
■周りのアジアの国々と比べて、何て日本は遅れているんだと痛感した。いつからこうなったのか…。非常事態だから特に露呈され、かえって良かったのかも知れない。(50代)
■三密にならないよう、劇場の施設整備に公的支援を!(50代)
■働かなければならない人や困窮している人がたくさんいるなかで、「外出自粛自体に疲れた」とか言うのは贅沢だと思う。(50代)
■子ども達は自粛を頑張っているのに、愚かな大人が夜の街やパチンコに興じる姿は、何とも情けなく悲しいです。その人達がちゃんと自粛してくれたら、もっと早くに解除されたのでは?(60代)
■自粛、自粛で飽きていると思うが、長い人生の中ではほんの一時だと思い、三密を避ける、マスク着用、手洗いうがい励行、不要不急の外出はしないなど、世の中で言われていることは厳守して欲しい。今の我慢は、将来きっと役に立つ。(60代)
■自粛を言うなら保障するべき。他国と比較してあまりにもお粗末で情けない諸策に政府の怠慢しか感じない。(60代)
皆さんさまざまなことを考えながらも前向きに自粛期間を過ごされた方が多いようですね。自宅にいる時間が増えた分、今まで観ていなかったジャンルの作品を観てみたり、監督、脚本家、俳優縛りで映画を観て観たり、工夫しながら映画を楽しんでいる様子が伝わってきました!本特集は後半に続きます。次回もお楽しみに!
トップのイメージ写真は、fujiwaraさんによる写真ACからの写真です。