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旅は男を成長させる!?

旅する男はなぜか男らしい…というのは映画のなかの話でしょうか？いやいや、そんなこともないはずです。旅行会社のツアーとかそういう旅ではなく、いわゆる自分探しの旅というか、あてもなく行き当たりばったりの旅など冒険旅行は、少なからず人を成長させてくれます。今回はそんな旅する男を描いた作品をご紹介します。

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とはいえ、旅のレベルも人それぞれ。自分にあった旅に出よう！

100歳の華麗なる冒険 かつて気の向くままに、世界中に行き、世界史の重大なシーンに立ち会ってきた主人公のアランは、100歳の誕生日祝いなんてまっぴらと老人ホームを抜け出してしまう。もともと行動派だった主人公でも、さらに100歳になっても、まだまだ旅から教わることはたくさんあるようです。 2014年11月8日より全国公開　公式サイト　映画批評　映画を処方 © 2013 NICE FLX PICTURES

幼獣マメシバ　望郷篇 芝二郎の旅は、旅と言っても国内旅行。そして、一般の人からすると冒険でも何でもなく、幼馴染みに会いに行くのが目的。でも、芝二郎はニートだったので、彼にとってみれば大冒険です。目的地も個々に違えば、出発点も違います。だから、まずは自分の出発点から考えて、“冒険”だったらオーケーです。とにかく、旅に出た感を味わってみましょう！ 2014年9月20日より全国公開　公式サイト　映画批評　佐藤二朗インタビュー © 2014「幼獣マメシバ 望郷篇」製作委員会

モーターサイクル・ダイアリーズ キューバの革命家チェ・ゲバラがブエノスアイレスで医学生だった頃の旅行記をもとに映画化された本作。エルネスト（チェ・ゲバラの本名）は、友人とバイクに乗り、アルゼンチンからチリ、ペルーを経てベネズエラへの1万km以上、旅をします。革命家チェ・ゲバラの原点が見える内容となっていますが、旅先に人生を変えるきっかけが待っていることは誰にでも起こり得ます。 好評リリース中 右記ジャケットはセルです。

イントゥ・ザ・ワイルド 恵まれた家庭に生まれ、エリートコースを進んでもおかしくない境遇にいた主人公は、逆にそういうしがらみに嫌気がさし、何もかも捨てて一人旅に出ます。タイトルが表すとおりに、文明的な物資に頼らずに野生的な生活を一人ぼっちでしていた主人公は、最後の最後で人間の究極の幸せとは何かを知ります。本当に衝撃的な結末を迎えますが、これは実話。成長物語というよりも悟りに近いものがあります。 好評リリース中 右記ジャケットはセルです。

ストレイト・ストーリー デヴィッド・リンチ監督作。73歳の頑固じいさんが、長年仲違いしていた兄が倒れたと聞き、時速8キロのトラクターに乗ってはるばる会いに行くという実話をもとにしたストーリー。時速8キロのトラクターで意地でも行くっていうのが逆にワイルドですね（笑）。いくつになっても旅はできる！そして、いくつになっても旅は人を大きくするんですね。 好評リリース中 右記ジャケットはセルです。

花 原作は、『GO』の金城一紀の同名小説。動脈瘤と宣告された主人公が、絶望の日々を送っていた矢先、ある初老の男性を東京から鹿児島まで車で送るというアルバイトを引き受け、二人で旅に出るというもの。ともに死に向き合う二人の男性の交流により、気付かされる大切なこと。静かながら心に響く良作です。これはストレートに成長物語です。 好評リリース中 右記ジャケットはセルです。

 

その他、正統派からコメディまで入れると、男の旅を描いた作品は『イージー・ライダー』『マイ・プライベート・アイダホ』『あの頃、ペニー・レインと』『天国の口、終わりの楽園。』『デュー・デート〜出産まであと5日！史上最悪のアメリカ横断〜』『ネブラスカ　ふたつの心をつなぐ旅』『グォさんの仮装大賞』『アバウト・シュミット』『Mr.ビーン カンヌで大迷惑』などもあります。

ロードムービーって、本当にたくさんありますが、一人旅もあれば、誰かと旅するものもあったり、シチュエーションや旅先、旅の目的もいろいろで、その数だけドラマがあります。でも映画で旅気分を味わうだけでなく、ぜひ自分でも体験して、男らしく成長して帰ってくれば、女子にちょっとでもモテるようになるかも知れませんよ（笑）。

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2014.9.16　TEXT by Myson