トーキョー女子映画部の取材リポート

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29 3月

ジブリにはかなわない!?大友克洋率いる日本のトップクリエーター集結作が2013夏公開!

Posted in 未分類 on 29.03.13 by Merlyn

『SHORT PEACE』記者会見、大友克洋、森本晃司、森田修平、岸啓介、安藤裕章、石井克人、カトキハジメ、田中達之『SHORT PEACE』記者会見、大友克洋、森本晃司、森田修平、岸啓介、安藤裕章、石井克人、カトキハジメ、田中達之

2013年3月21日から24日まで行われていた東京国際アニメフェア。22日には本作の記者会見で、大友克洋監督をはじめとする日本を代表するトップクリエイターたちが集結しました。本作は、日本をコンセプトに描かれた4編の短編から成るオムニバス映画です。

『SHORT PEACE』記者会見、大友克洋大本監督は自身が担当した『火要鎮(ひのようじん)』のコンセプトについて、「初めから短編として企画を立ち上げました。10分くらいですので、やっぱりやるなら時代劇かなと。あまりCGに頼らずに、着物は手描きの柄を貼り込んだり、手描き感を出したかったんです。それはそれで大変でしたけど」と語りました。着物の柄って言われてみれば描くと大変そうですね。私たちが想像していない部分でも、アニメはとても手が込んでいるんだなと思いました。

そして、大友監督原作の『武器よさらば』を担当したカトキハジメ監督は「責任重大でした。僕ら40代半ば以上の原作を読んでいた世代には忘れられない内容でショックを受けたと思うんです。影響を受けてない人はいないくらい。それを自分がやるってい『SHORT PEACE』記者会見、大友克洋、森本晃司、森田修平、岸啓介、安藤裕章、石井克人、カトキハジメ、田中達之うのは想像もしてなかったんですけど、とても責任を感じました。どれだけ自分がやれるんだろうというのはありながらも、本当に素晴らしい原作なので完成度も底上げされるし、スタッフが優秀だったので良い作品になったと思います」と語りました。私は原作を知らなかったのですが、このお話を聞いて、とても興味を持ちました!やはり、今回登壇した方のお話から大友監督はクリエイターたちの憧れの存在なんだなと実感。大友監督の代表作と言えば、私は『AKIRA』を思い浮かべますが、衝撃を受けた作品の一つです。

本作は、ジブリの最新作と同日公開ということで、大友監督に「ジブリ作品を意識されていることはありますか?」という質問がありました。大友監督は「これを作ったのはもうちょっと前で、たまたま公開日が一緒になっちゃっただけなので、意識したということはありません。でもジブリにはかなわないですからね(笑)。僕らは僕らで頑張るしかないかなと思います(笑)」と回答しました。同じアニメでもそれぞれに個性があるので、比べるのは難しいですね。でも、世界に誇れるクリエイターが日本に多くいることを誇りに思います。2013年の夏は、本作もジブリ作品に負けずヒットして欲しいですね!

映画『SHORTPEACE』〜武器よさらば『SHORT PEACE』
2013年7月20日より全国公開配給:松竹

http://shortpeace-movie.com

© SHORT PEACE COMMITTEE © KATSUHIRO OTOMO/MASH・ROOM/SHORT PEACE COMMITTEE

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18 3月

ウエンツ瑛士、フラットな状態でジャックの声に挑戦!?

Posted in 未分類 on 18.03.13 by Merlyn

『ジャックと天空の巨人』アフレコイベント、ウエンツ瑛士、平愛梨、ゴリ(ガレッジセール)

2013年2月18日、『ジャックと天空の巨人』アフレコイベントが行われました。ウエンツ瑛士が主人公のジャック役、平愛梨はお姫様のイザベル役、ゴリは巨人のファロン将軍役を担当し、その場で実際にアフレコを披露してくれました。皆さんそれぞれが役がはまっていましたが、特にゴリは巨人らしい大声に迫力があり圧倒させられました!

ウエンツ瑛士はジャック役について、「僕が今までやった吹き替えのなかでは一番普通の役で、フラットな状態で行いました。というのも、役作りしていたときに、(日本後吹き替え版の)監督さんからメールを頂いたのですが、『とにかくずっとフラットで、ウエンツさんそのものでやってください』と言われたので、声を変えずにやらせて頂きました。普段と違うことをやるのが映像の吹き替えなので、そのままというのは珍しいことでしたし、むしろ普段通りでいることに苦労しました」とコメント。また、今回アフレコ初挑戦だった平愛梨は「リアクションや、息づかいとかも演技をしている女優さんに合わせることなどとても勉強になりました。絶叫するシーンも多く、アトラクションに乗ったような感じがしてすごく楽しかったです」と笑顔で回答していました。

巨人のファロン将軍を担当したゴリは「こんな膝が震えるような恐ろしい役をどうやったら良いのかなと思いました。始めは低い声で役作りして行ったのですが、監督さんに『良いね、ゴリさん!イメージ的にはすごく良いんだけど、もうちょっとゴリさんのなかにある巨人ぽさを出してくれる?』って言われて困りました(笑)。最終的には、棒読みでやるくらいの人間らしい感情を付けないことが監督にとっての巨人ぽさだったようです」と語りました。実在しないものの声を出すことは本当に難しそうだなと思いました。本作(日本語吹き替え版)では、ゴリ以外にも巨人役を山里亮太(南海キャンディーズ)、千原せいじ(千原兄弟)らが挑戦しているようです。それぞれの巨人ぽさがどう表現されているのかに注目しても楽しめそうですね。

この日の平愛梨の髪型がとってもかわいくて、結婚式などに参加するときにこういう髪型ができたらとってもかわいいなと思いました。こういう場面からヒントを得るのもありですよね(笑)。3人とも本当におもしろい方で、今回のイベントも終始笑いが絶えず、アフレコをそれぞれ楽しんでできたことが伝わってきました。日本語吹き替え版『ジャックと天空の巨人』への期待も高まります!

『ジャックと天空の巨人』

2013年3月22日より全国公開

配給:ワーナー・ブラザース映画

http://wwws.warnerbros.co.jp/jackthegiantslayer/

©2012 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. AND LEGENDARY PICTURES FUNDING, LLC

トーキョー女子映画部での紹介記事
辛口?甘口?映画批評&デート向き映画判定

http://www.tst-movie.jp/hh03_sa/hh03_sa_JackTenkuKyojin.html

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13 3月

大沢たかお、役者冥利に尽きる経験ができた!『藁の楯 わらのたて』

Posted in 未分類 on 13.03.13 by Merlyn

『藁の楯 わらのたて』完成報告記者会見、大沢たかお、松嶋菜々子、藤原竜也、三池崇史監督

2013年3月13日、『藁の楯 わらのたて』完成報告記者会見が行われました。撮影が行われたのは昨年の夏で、暑いなかキャストとスタッフが三池組の一員として熱く作品づくりに取り組んだそうです。

三池監督は本作の撮影について、「昨年の夏、私は自分のなかで【やればできる子キャンペーン】を開催していました(笑)。今までだったら諦めていたことを自分たちがハードルを上げてやってみようと思い、熱い夏を過ごしました。スタッフ、キャストともに持てる力以上のものを出し、やる気になればできるんだという思いで作り上げたことで、本当に素晴らしい作品ができたと思います」と話しました。監督は自分自身にも高いハードルを設定し、海外ロケなども含め初の試みが多い作品だったようです。

大沢たかおは、本作に参加した感想を聞かれると「今までになかった経験を毎日させてもらいました。スケール感も含めて見たことのない場所で撮影できたり、こんなことができるんだという驚きの連続でした。本当に役者冥利に尽きる時間を過ごさせてもらいました。今回監督とは初めてご一緒させて頂きましたが、とても信頼が置ける方でした。また、監督は自ら芝居をして演出をされるので、それがすごく上手くて良い意味でプレッシャーにもなりました」と笑顔で回答。同じく今回が三池組初参加となった松嶋菜々子は「三池組は、お互いを信頼し任せ合っていて、言葉数少ない監督の指示ですぐに撮影に入っていくのが本当に素晴らしかったです。それに監督自ら、明るく楽しく仕事をしようという雰囲気を作ってくださり、良い緊張感を保ちつつメリハリのある現場で、楽しくやらせて頂くことができました」とコメントしました。

「藤原さんは、今まで全国民を敵に回すような犯人役はなかったと思うのですが、抵抗はありませんでしたか?」と司会者が藤原竜也に尋ねると、「僕としてはこの役を楽しんでやらせてもらいました。キヨマルの役をやるのがどうとかというよりは、この『藁の楯 わらのたて』という作品自体を楽しもうと思ってやりました。キヨマルというのは、本当に幼稚で何を考えているのかわからないようなキャラクターですが、僕のなかにもそういう部分があるので自分からそう遠くはないキャラクターだったんだと思います」と答えました。凶悪犯役という実際の藤原竜也とかけ離れたように思えるキャラクターですが、共通点があるとは意外です。

監督がこだわった点について聞かれると、「自分自信はこだわるというよりなるべくフラットな状態でいて、どちらかというと原作者の思いや、それを演じる人たちの思い、スタッフたちの思いというものを吸収する立場であれば良いかなと思っていました。特に木内一裕さんの原作には、本当はこんな映画が観たいという思いが込められていると私は解釈していたので、それを映画化したときに木内さんをがっかりさせないようにしたいと思いました。とにかく、今までできなかったことでも挑戦して撮るということが今回のテーマでした」と話していました。

今回紅一点となった松嶋菜々子ですが、やはりきれいな方でした!全体のパーツが小さいのはもちろんのこと、子持ちの母とは思えない美脚の持ち主で、特に膝は何の跡もなくつるっとしていて、ついつい目を奪われました(膝がきちんと写っている写真がなく申し訳ないのですが…)。大沢たかおも初めと最後の挨拶を行っていましたが、急な司会者の振りに対しても即座に対応しているあたり大人の男性の魅力を感じました。そんな二人が映画のなかではSP役を演じ、藤原竜也が演じる凶悪犯を警護するというアクションありサスペンスありの見応えある作品になっているようです。三池監督の【やればできる子キャンペーン】の成果が気になるところです!

『藁の楯 わらのたて』

2013年4月26日より全国公開

配給:ワーナー・ブラザース映画

http://wwws.warnerbros.co.jp/waranotate/index.html

©木内一裕/講談社 ©2013映画「藁の楯」製作委員会

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01 3月

『フライト』デンゼル・ワシントン、「どの役についても完全に感覚をつかんだと思ったことはない」

Posted in 未分類 on 01.03.13 by Merlyn

『フライト』デンゼル・ワシントン、ロバート・ゼメキス監督『フライト』来日記者会見、デンゼル・ワシントン、ロバート・ゼメキス監督、ローリー・マクドナルド(プロデューサー)、ウォルター・F・パークス(プロデューサー)

『フライト』デンゼル・ワシントン、ロバート・ゼメキス監督、ウォルター・F・パークス(プロデューサー)、ローリー・マクドナルド(プロデューサー)2013年2月20日、本作の来日記者会見が行われ、デンゼル・ワシントンは4年ぶり5回目、ロバート・ゼメキス監督も4年ぶりの来日を果たし、ハリウッドを代表するヒットメイカーでプロデューサーのウォルター・F・パークスとローリー・マクドナルドも出席しました。

アカデミー賞主演男優賞にノミネートされたこともあり、記者たちはデンゼル・ワシントンの役作りに興味津々。初の機長を演じたことについて聞かれたデンゼル・ワシントンは、「デルタ・エアラインズの協力を得て、フライト・シミュレーターで訓練しました。操縦の訓練には本来2,3年かかるところを、私たちは2,3週間、実質は2,3日で行いました。あとロバート・ゼメキス監督はパイロットなので不明な点は彼に聞きましたが、非常に難しくよくわからないこともありました」と撮影秘話を語ってくれました。

ロバート・ゼメキス監督は、そんなデンゼルの演技について「彼との仕事にワクワクしました。特に一番驚いたのは、彼の選択がすべて正しかったことです。演出をする必要は全然ありませんでした」と絶賛。それに対してデンゼルは「ゼメキス監督は非常にリラックスした環境を作ってくれて、俳優は何でも試せる環境で不安を感じることがなく、監督を信頼し、とてもやりやすかったです」と答えました。プロデューサーのバークスは、「デンゼルは脚本に対してとても忠実で敬意をもってキャラクターを描写していることに感激しました」と話し、マクドナルドは「彼はキャラクターの資質としての強さを表現しながら、もろさや弱さも出していて、それでもセンチメンタルになることもなく、とても素晴らしかったです」と称賛しました。

そして、様々な顔を持つこの主人公の役作りについてさらに掘り下げて質問されたデンゼルは「とにかく脚本が素晴らしく、この脚本のなかにすべてが含まれていたので、私は即興やアドリブはしなくて良かったんです。全部ページ上にあるのでそれを忠実にやっていき、レベルを調節したり、どう解釈するかという問題だけでした。あとリサーチはかなりしました。いろんな人に話を聞きましたが、役作りは一つのアプローチではないんです。今までやったどの役についても、完全につかんだという感覚は持ったことはないです」と語りました。すごく謙虚ですね。頭で演じているというよりは、直感なんでしょうね。

登壇者のコメントから、この作品のキーポイントは、デンゼル・ワシントンの演技力と脚本、そしてチームワークだなと思いました。前半と後半で展開が大きく変わり、意外な展開と感動をもたらす作品で、デンゼルの演技力と脚本力を実感できますので、ぜひご覧ください!

映画『フライト』デンゼル・ワシントン『フライト』

2013年3月1日より全国公開
配給:パラマウント ピクチャーズ ジャパン

http://www.flight-movie.jp/

© 2012 Paramount Pictures. All Rights Reserved.

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