トーキョー女子映画部の取材リポート

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22 12月

『最強のふたり』で人生が一変したオマール・シーが『サンバ』をひっさげ来日。新しい洋服と靴でサンバを踊る!

Posted in 未分類 on 22.12.14 by Merlyn

映画『サンバ』オマール・シー/オリヴィエ・ナカシュ監督来日映画『サンバ』来日イベント、オマール・シー、オリヴィエ・ナカシュ監督

2014年10月26日、本作主演のオマール・シー、2人で務める監督のうちオリヴィエ・ナカシュ監督が来日しました。オリヴィエ・ナカシュ監督は「今日は本当にありがとうございます。とても光栄です。3年前に東京で特別なことが起きました。私たちの『最強のふたり』が東京国際映画祭で東京サクラグランプリを受賞して、日本に戻って来られてとても嬉しく思います」と挨拶。映画『サンバ』オマール・シーオマール・シーは「ここに来られてとても嬉しく思います。3年前に(東京国際映画祭で)最優秀男優賞を受賞して、非常に嬉しかったです。そのときは日本に来られなかったのでこの場をお借りして、ありがとうと言いたいです。実はその最優秀男優賞が初めての受賞で、その後いろいろな賞を受賞したので、非常に良いきっかけを作ってくれた特別な賞でした。本当に感謝しています」と熱くお礼を述べました。
今回の企画が実現した経緯についてオリヴィエ・ナカシュ監督は、「『最強のふたり』が終わったあと、非常に大成功して何をすべきか考えて、ぜひ同じチームでやりたいという思いがありました。実は『最強のふたり』を作る以前から、『サンバ』のことを考えていたんです。本当はこちらを先に作りたかったんですが、こちらの方が作るのが難しく、製作的な問題があり、後になりました。世界中を周り、パリにいるサンバという青年のことをいろいろと話し合いました。この映画を通してパリの違う側面が見えてくると思います。私たちの映画にはユーモアと人間性がとても大事です。オマール・シーと一緒に仕事をしたいのは、彼が素晴らしい俳優だからです」と語りました。

続いて、辛い環境にいながら笑顔を忘れない強さを持つサンバの役作りについて、オマール・シーは「こういう役を演じるのは初めてだったので、私にとっては大変でした。私の実際のキャラクターからかなりかけ離れた人物を創り上げました。こういう辛い人生を送っている方はたくさんいると思うんですが、やはり生きていかなければいけない、生きていくには希望を捨ててはいけないので、希望がまさに彼の笑顔に象徴されているんです」と語りました。また、『最強のふたり』が大ヒットしたことにより、生活の変化はあったか聞かれると、「とにかく人生は一変しました。今英語で話をしていますが、以前はできませんでした。一生懸命勉強して映画ができるようになったんです。日本に来るのも初めての経験ですし、本当に嬉しい経験です。いろんな意味で人生が良い方に変わって、とても今幸せです。今着ているのも新しいスーツ、新しい洋服、新しい靴も履いてます」と明るく答えました。
最後に、主人公サンバは、この名前にして踊れないというキャラクター設定ながら、オマール自身は踊れるはずということで、踊ってみてと頼まれたオマール・シーは、「ダメヨ〜、ダメダメ」と放ち、監督がそれに対して「イイジャ〜ナイノ〜」と返すという、2014年日本の流行語を披露(笑)。もちろん、オマール・シーはダンスも披露してくれました。 映画『サンバ』オマール・シー

『最強のふたり』とはひと味違う『サンバ』。シャルロット・ゲンスブールとの共演もみどころです。オマール・シーの新境地をぜひご覧ください。

映画『サンバ』オマール・シー/タハール・ラヒム『サンバ』

2014年12月26日(金)より全国公開

配給:ギャガ

http://samba.gaga.ne.jp/

© 2014 SPLENDIDO – QUAD CINEMA / TEN FILMS / GAUMONT / TF1 FILMS PRODUCTION / KOROKORO

トーキョー女子映画部での紹介記事

オリヴィエ・ナカシュ監督インタビュー

http://www.tst-movie.jp/special01/sp61_samba_Director_141222001.html

辛口?甘口?映画批評&デート向き映画判定

http://www.tst-movie.jp/hh03_sa/hh03_sa_Samba_OmarSy.html

イイ男セレクション:オマール・シー

http://www.tst-movie.jp/selemen/selemen_a.html#selemen_Omar_Sy

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13 12月

日本の造形美を徹底リサーチ&お寺でベイマックスを発見!?『ベイマックス』

Posted in 未分類 on 13.12.14 by Merlyn

映画『ベイマックス』来日記者会見&公開記念イベント、ドン・ホール監督、クリス・ウィリアムズ監督、ロイ・コンリ(プロデューサー)、アンドリュー・ミルスタイン(制作統括)
日本語版吹き替えキャスト:菅野美穂、小泉孝太郎

2014年10月22日、本作の監督とプロデューサーによる来日記者会見が行われました。本作の舞台は“サンフランソウキョウ”と呼ばれる、サンフランシスコと東京をミックスした架空の街となっており、そんな世界観を作り上げるにあたりこだわった点について、クリス監督は「架空の世界を作るためにたくさんのリサーチをしました。東京についても、サンフランシスコについてもいろいろと観察して調査をすることが必要不可欠でした。また宮崎駿監督の映画の影響もあります。彼が映画のなかで作り上げる世界は、実際には存在していないのにどこか馴染みを感じ、行ってみたくなるような世界が描かれています。なので我々も今回はぜひ実際に行ってみたくなるような世界を作りたいと思い手がけました」と話しました。一方ドン監督は「『ベイマックス』の世界観を作り上げるにあたって、日本でたくさんの写真を撮りました。街の風景など大まかなものだけでなく、商店の様子や自動販売機、マンホールの蓋など細部まで撮って、日本の造形美を観察しました」と、こだわった点について語りました。実際に本編を観るとさまざまなところに日本を感じることができますが、「こんなものも!」と思うほど細かいところまで再現されています。そういった日本らしさを探すのも楽しめるポイントの一つだと思います。

また、ベイマックスが日本の鈴をモチーフに作られていることについて、ドン監督は「3年前に東京を訪れたときにあるお寺に行き、鈴を目にしました。僕たちはずっとアニメーションを作ってきているせいか、自分たちが目にしているものが常にキャラクターに見えてしまうんです。だからその鈴を目にしたときも顔のように見えました。ベイマックスというキャラクターは、もともと単純なものにしたくて、優しくて見るだけで温かい気持ちになるようなケアロボットにしたいと思っていました。そんな彼の性格が伝わるようなキャラクターにしたかったので、鈴はまさにベイマックスに適していました」と話しました。本作で語られる兄弟愛や友情についてクリス監督は「この映画の核となるのは、ヒロとベイマックスの感情的な繋がりです。本作で、ヒロが大切な人を失うという喪失感を体験するのですが、そこで語りたかったのは、私たちは身近な大切な人を失ったとしてもその人が完全に消えてしまうのではなく、私たちの心を通してその人が存在し続けることができるということなんです」と話すと、ロイプロデューサーは、「今回サンフランシスコや東京の街並やロボット工学についてリサーチしましたが、さらに兄弟というものがどういうものかという点もリサーチしました。スタジオ内で、兄弟について語り合うセッションを行ったこともあります。そういう話し合いをすることでよりリアルな兄弟関係というものも作り上げていきました。タダシとヒロの関係というのは本当に特別ですが、さらにベイマックスが加わることでより特別な物語になったと思っています」とコメントしました。

会見の後半には、日本語版の吹き替えを担当した菅野美穂(キャス役)と小泉孝太郎(タダシ役)が着物姿で登場。菅野美穂の着物の帯には、ベイマックスのモチーフとなった鈴の絵柄も入っていてとても素敵でした。さらに監督たちへは、背中にベイマックスの顔がプリントされたはっぴがプレゼントされました。これには4人ともとても嬉しかったようで、全員で後ろを向いてはっぴ姿を披露してくれました。


最後に日本のファンに向けドン監督は「この作品は日本の皆さんからインスピレーションを受けてできました。私たちがベイマックスを心から愛しているように皆さんにもぜひベイマックスを愛して頂きたいと思います」と話しました。本作は日本らしさを感じることができることはもちろん、物語としても兄弟、友達、家族の深い愛情を感じることができる心温まる作品となっています。ぜひ大切な人と一緒に観てください。

『ベイマックス』

2014年12月20日より全国公開

配給:ウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパン

http://www.disney.co.jp/movie/baymax.html

©2014 Disney. All Rights Reserved.

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辛口?甘口?映画批評&デート向き映画判定

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