年末恒例、編集部マイソンとシャミが独断で選ぶ【2019年ベスト5】を発表します!劇場公開中の作品や、デジタル配信中のもの、DVDレンタル・発売中のものなど、ぜひ冬休みに観てください。
今年の映画 ベスト5 byマイソン
第1位:ジョーカー
物語の世界に引きずり込まれて、他人事に思えない感覚にさせられて、どうしようもない感情に苛まれた映画です。やっぱりこういう映画に何年かに1回は引きずり込まれたい。自分の中の“悪”は誰にでも必ずあって、こういう映画で、そんな自分と向き合わされるんだと思います。映画体験ってこういうことだと改めて体感できた喜びで1位です。ホアキンもスゴかった!
第2位:存在のない子供たち
嗚咽が出るのを抑えながら泣いたのは、久々です。これが現状だなんて悲し過ぎるし、主人公の少年の強さに完敗ですが、その強さゆえに苦しむ姿に同時に胸が苦しくなりました。ピュアな心と直球な言葉で大人達に反論する姿も、生きるために泣く泣く自分よりも幼い子と離れる決意をする場面も、ずっと目に焼き付いています。
第3位:アベンジャーズ/エンドゲーム
もう細かいことは抜きにして、スゴかったの一言。そして、これこそ超大作映画というのを期待以上に見せてくれる作品ということで、唯一無二の存在。あんなにシリアスな局面でもユーモアを忘れないところもマーベルの王者の風格を感じます。いっぱいエネルギーをチャージさせて頂き、ありがとうございました!
もっともっとヒットして欲しかった作品。しっかりホラーなのに、感動ポイントがあって、構成がとても上手い!言葉の使い方にも長けていて、さりげなく壁に掛かってある一文も、最初と最後で意味がガラッと変わる瞬間に鳥肌が立ちました。ぜひ多くの人に知ってほしいです。
第5位:THE GUILTY/ギルティ
物語の舞台が救急連絡を受けるオフィスの一室に限られていて、相手は声だけの登場なのに、こんなにドラマチックに描くなんて、本当に素晴らしい!どんな相手かを声と話し方と内容だけで判断しなければいけない主人公の気持ちを観客が同時に体感できる設定がとてもユニークで、思わず声を失ってしまうオチもたまりません!
<総評>
他に『翔んで埼玉』『ビリーブ 未来への大逆転』『ある少年の告白』なども入れたかったし、すごく迷いました。今年はシリーズ最終章がたくさん公開された印象ですが、2020年はオリンピックもあるし、良い切り替わりになりそうですね。
今年の映画 ベスト5 byシャミ
第1位:アベンジャーズ/エンドゲーム
今までの“アベンジャーズ”はお祭り映画的な感じで観ていましたが、本作は泣いて笑ってハラハラドキドキしてと、とにかく感情が忙しくて、観終わった後はものすごく達成感がありました。本作を最後にシリーズから退いたキャストには、「本当にお疲れさまでした!たくさんの感動をありがとう」と伝えたいです。これだけ盛り上がった本シリーズが、今後新たにどんな展開をするのか、来年以降も見守りたいと思います。
第2位:ジョーカー
鑑賞中は、終始心にズーンと来るような複雑な気持ちがあって、観終わってからの余韻もすごかったです。いつまでもあれこれ考えてしまっている自分に気付いた時に初めて「ものすごいもの観てしまったな」と感じました。ホアキン・フェニックスの怪演ぶりは、本当に見事でした。
第3位:イエスタデイ
こういうテイストの作品って本当に私のタイプで大好きです!!ファンタジーな展開を現実的にサラッと描く感じがとても心地良くて、観終わった後は爽快感を味わえました。ビートルズへのリスペクトも感じ、音楽の偉大さも大いに感じられ純粋に楽しめました。
第4位:キングダム
原作自体好きなのですが、映画化されてもそのスケールを保っていたのがすごい!日本も頑張ればここまでできるんだということも証明されたように思います。ストーリー的にはまだまだ序盤に過ぎないので、ぜひ続編もやって欲しいなと思います。
シリーズのラストを無事見届けられて良かったなと思います!きっと人によってさまざまな感想がある気もしますが、個人的にはサプライズありのオシャレな展開を観られて満足しています。長く続く人気シリーズなだけに、皆が納得のいく最後を用意することは本当に大変だったと思いますが、最終章を見事に完成させたJ.J.エイブラムス監督他、スタッフ&キャストに拍手を送りたいです。
<総評>
他にも『キャプテン・マーベル』『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』なども好きで、個人的にはアクション大作系が特に印象に残った年となりました。来年も国内外問わず、作品の大小に限らず、上質な作品にたくさん出会えますように!
今年のイイ女セレクション ベスト5 byマイソン
第1位:シム・ウンギョン
『新聞記者』の演技が最高だったし、『ブルーアワーにぶっ飛ばす』では、癒し系の明るい女の子役が可愛かった!観る者を惹きつける演技で、彼女が登場するとついつい凝視してしまいます。今でこんなに実力を感じさせるのに、これからどんな女優さんになっていくのか、良い意味でゾクゾクします。
第2位:エヴァ・メランデル
『ボーダー 二つの世界』は映画そのものが強烈でしたが、主人公がホンモノかと思うほどリアルで、映画鑑賞後に、“エヴァ・メランデル”と検索して、ご本人の顔を確かめちゃいました。顔はもちろん特殊メイクですが、仕草や動き、しゃべり方など、難しいであろうキャラクターをここまで完成させたのはスゴいです。
第3位:マーゴット・ロビー
『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』では、シャロン・テートを演じていて、当時のレトロなファッションがとても似合っていましたよね。ブラッド・ピット、レオナルド・ディカプリオにひけをとらない華やかさもさすが。『ふたりの女王 メアリーとエリザベス』ではエリザベス女王を演じていましたが、華やかは華やかでも影のある威厳のある役で、新鮮でした。2020年は『ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY』『スキャンダル』とまだまだお楽しみが控えてますよ!
第4位:夏帆
最近、殻をガンガン破って、すごく勢いを感じます。『ブルーアワーにぶっ飛ばす』の複雑な役柄も見事に演じていたし、2020年公開の『Red』でもさらに一皮むけた彼女が見られます。顔は愛らしいのに、人間の奥深くにあるものドロッとしたものを見せてくれるギャップで、何だかドキドキさせられます。一方で、『架空OL日記』(2020年公開)では、フツーのOLさんをすごくリアルに演じていて、引き出しの多さを感じます。
第5位:オリヴィア・クック
『サラブレッド』で演じた役はとてもユニークで、恐れたほうが良い人間なのか、信じたほうが良い人間なのかわからない感覚に、観ていてすごく引き込まれました。今年は『ライフ・イットセルフ 未来に続く物語』でも重要な役を担っていて、確実に頭角を現してきていますよね。今後が楽しみ!
<総評>
他にも気になる女優さんはたくさんいましたが、役のインパクトが強く残った方をチョイスしました。既に来年の作品で注目作が控えている方もいるので、来年も乞うご期待!
今年のイイ男セレクション ベスト5 byシャミ
第1位:中村倫也
昨年から今年にかけて、活躍が目覚ましく、今年は『美人が婚活してみたら』『長いお別れ』『屍人荘の殺人』などの出演に加え、『アラジン』では日本語吹替版の声優を担当し、見事な歌唱力を披露していました!どんな役でも演じられるので、今後はどんな作品に挑戦していくのか楽しみです。
第2位:ヒメーシュ・パテル
ダニー・ボイル監督から『イエスタデイ』で主役に大抜擢され、その期待にしっかりと応えられた彼は本当に素晴らしいと思います。素朴で愛らしい雰囲気に加え、歌唱力も抜群で、映画を観ていてすごく引き込まれました。
第3位:成田凌
モデル出身のルックスに恵まれているのはもちろんですが、俳優となると、普通の人の役を違和感なくできるのがすごい!!あんなにイケメンなのにどうやってオーラを消しているのかいつも不思議です。今年は『カツベン!』でついに初主演を飾り、来年も勢いそのまま頑張って欲しいと思います。
第4位:タロン・エガートン
『キングスマン』でグッと知名度が上がった頃が今では懐かしいですが、そこから勢いを止めずにどんどん素晴らしい俳優へと成長している印象です。今年は『ロケットマン』『フッド:ザ・ビギニング』などで活躍していて、今後もどんな役で驚かせてくれるのか期待しています。
第5位:アダム・ドライバー
海外ドラマ『GIRLS/ガールズ』のキャラクターは今でも印象に残っていますが、そこから『スター・ウォーズ』シリーズのカイロ・レン役に抜擢されるまでに至り、気が付けば人気俳優の仲間入りに!今年は『ブラック・クランズマン』でも印象的な役を演じていましたが、さまざまな役を経てどんどん演技にも磨きがかかっていて、どこか惹き付けられてしまう魅力があります。
<総評>
今年もすごく悩みましたが、2019年の活躍ぶりと自分の好みも交えて厳選しました。毎年魅力的な俳優さんがどんどん増えているので、来年はどんなイイ男が出てくるのか楽しみです!
今年もたくさんの素敵な映画に出会えて、本当に楽しかったです。“スター・ウォーズ”が遂に終わりなので寂しくなりますが、またこういう映画史上に名を残す作品が生まれてくれば良いなと思います。まだまだ他にも観て欲しい2019年作品があるので、冬休み最後の最後まで、2019年作品を堪能してください!
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TEXT by Myson&Shamy