映画『ソーシャル・ネットワーク』来日記者会見
2010年10月25日、東京国際映画祭開催中の東京に『ソーシャル・ネットワーク』主演のジェシー・アイゼンバーグと、脚本のアーロン・ソーキンが来日しました。本作は当時19歳のマーク・ザッカーバーグが、現在世界中で5億人が利用する巨大ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)として知られる「フェイスブック」を創り、ここまで広がった過程とその裏側にあった人間ドラマを描いています。そして、それは遂最近のできごと。主演のジェシーは「監督には本人の真似をしないように言われました。これはマイケル・ジャクソンやエルビス・プレスリーの映画とは違う。身近に起こっている話として演じるようにと言われました。だから実際の彼らのことはあまり意識しないで演じました」と語っていました。そして、マーク本人はというと、映画館を借り切ってフェイスブックの社員一同で鑑賞したとのこと。実はジェシーの従兄弟がフェイスブックの社員だそうで、その従兄弟によるとマークは「(自身を演じたジェシーについて)なかなか良かった」と言っていたようで、ジェシーは「映画そのものの感想を聞きたかったのに」と話してました。マーク本人にとっても数年前に自分に起きた出来事を映画で観ているわけですから、なんだか不思議な感じでしょうね。
そして脚本家のアーロン・ソーキンは、デヴィッド・フィンチャー監督について「冒頭のシーンで監督が採用した音楽は僕が選んだものとは違っていました。その音楽によって、マークの心情や孤独さが表現されると同時にこれから彼に起こることなども連想させ、さらに「いまどき」な感じも演出されていたと思います。あういう曲を選ぶセンスがすごいと思いました」と絶賛していました。
センスの良い監督と、腕のある脚本家、勘の良い俳優と三拍子揃った本作。そう言えば、有名人キャストはショーン・パーカー役のジャスティン・ティンバーレイクだけですが、実力勝負している映画だと思いました。ジェシー君はイケメン俳優ではないですが、俳優の風格は感じました。会見では緊張していたのか堅い感じでしたが、演技に入ると強いタイプなんだろうなと勝手に思ってます。何を根拠に(笑)?まあ、その根拠は本作を観てのお楽しみに。
『ソーシャル・ネットワーク』2011年1月15日(土)全国公開
配給:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント http://www.socialnetwork-movie.jp/
トーキョー女子映画部での紹介記事
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