映画『キック・アス』来日記者会見
2010年10月28日、『キック・アス』でヒット・ガールを演じたクロエ・グレース・モレッツが来日しました。撮影当時は11歳だったクロエは現在13歳。とてもニコニコかわいらしい姿からは、本作で見せたあのヒット・ガールの面影は感じませんでしたが、そのギャップが逆に女優としての凄さを早くも醸し出しているな〜と感心しました。5歳で芸能界デビューしているだけあって、さすが落ち着いて堂々としているけど、答えるときも一生懸命でまだまだあどけない様子がほんとに可愛くて、とても好感を持ちました。
それにしても、撮影当時に11歳だったことを考えるとさらにあのアクションや演技は信じられないほどすごいなと思います。アクションに関してはなんと7ヶ月もトレーニングしたそうで、アクションシーンは90%自分でやったとのこと。そしてバタフライナイフを片手で器用に扱うシーンがあるのですが、本当は両手でできるほどかなり上達したようで、でもさすがに皆に両手はやめとこうと言われたそうです。…さてさて、観ていない方は11歳の子がバタフライナイフを振り回す?!と疑問に思いましたか?そうなんです。私も原作を知らずに観たので、超びっくりしましたが、11歳の少女と父がかなり暴れ回るのです(詳細は控えておきますね)。そういう点も含めて問題作と言われる所以だと思いますが、そもそもは良い話ではあるので、分別を持ちながら鑑賞してもらえれば本当に楽しい作品です。
で、今回はビッグ・ダディを演じるニコラス・ケイジとの共演も見ものですが、「すごく良い人ですぐに打ち解けました。私の父がコミック大好きで撮影の合間になると父とニコラス・ケイジさん(彼も周知のとおりコミック大好き)はコミックの話ばかりしていて、『もう、いい加減にして(笑)』と思うほどでした」と現場のエピソードを語ってくれました。ちなみに写真は出せないですが、当日クロエの実のお兄ちゃんの1人(演技指導役だそうです)も一緒に会場に来ていたのですが、さわやかなイケメンでした。そしてクロエには計4人のお兄ちゃんがいるそうです。
そして、憧れの女優は?という質問には「ナタリー・ポートマンさんです。『レオン』のあの役はヒット・ガールにも似ている部分があるし、幼い頃から女優をやっている点では私とも共通点があるし、才能がある方なので尊敬しています」と答えていました。納得ですね。でも、『キック・アス』を観たら、クロエの将来がとってもとっても楽しみになります。ナタリー・ポートマンに負けない女優さんになっても驚かないほどの実力を感じます。ちょっと血みどろシーンなどもありますが、本当に楽しい映画なのでぜひ女子の皆さんに観て欲しい映画です!
『キック・アス』
2010年12月18日(土)よりシネセゾン渋谷ほか全国順次公開
配給:カルチュア・パブリッシャーズ http://www.kick-ass.jp/
トーキョー女子映画部での紹介記事
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