『マン・オブ・スティール』記者会見、ヘンリー・カビル、ザック・スナイダー監督、デボラ・スナイダー(プロデューサー)、チャールズ・ローブン(プロデューサー)
2013年8月22 日、『マン・オブ・スティール』のスーパーマン役のヘンリー・カビルを始め、監督、プロデューサーが来日し会見が行われました。
本作でスーパーマン役を演じ世界中から注目を集めているヘンリー・カビルは「この役を演じて仕事もプライベートもドラマチックに変わりました。仕事の面ではこれまで必死に脚本を探して、オファーが来たら何でも引き受けるという状態だったのですが、今はいろいろなところから脚本が送られてきて自分がやりたいと思う作品を選ぶことができるようになりました。プライベートでは道を歩いていると声をかけられるようになり、スターバックスに気軽に行けなくなってしまいました(笑)。ですがこういうプライベートの状況もポジティブに受け入れています」とコメント。やはりスーパーマン役に大抜擢され、一気に知名度が上がり生活は激変したようですね。今後はやりたい仕事をどんどん追求してもらって、また別の作品での活躍にも期待したいと思います。
その後製作についての話題となり、記者より「今回のスーパーマンがなぜ赤いパンツを履いていないのでしょうか?」尋ねられると監督は「あなたは赤いパンツを履いていて欲しかったですか(笑)?」と冗談を返し、続けて「私は昔からスーパーマンが好きだったので、始めに衣装を考えていたときは一応パンツ有りバージョンも考えて、ほかのスタッフと話し合いました。これはあくまで私の考えですが、赤いパンツはヴィクトリア王朝時代のサーカスの屈強のピエロからきているものだと思います。その当時は肌を見せることが禁じられていたので肌色のタイツを着て裸に見せてその上にパンツを履いていたんです。それがだんだんと進化してパンツに色や柄がついたというわけです。ですが今は21世紀ですし、そんなヴィクトリア王朝のルーツはもう良いんじゃないかということになり、今回衣装を一新させて頂きました」と笑顔で答えました。また「今回なぜタイトルに“スーパーマン”と付けなかった」という質問に対しプロデューサーのチャールズ・ローブンは「このキャラクターは非常に有名でテレビシリーズはもちろん、最近では『スーパーマン リターンズ』という作品もありました。ですが今回の作品は今までのスーパーマンとは違った新しいものなんだという気持ちを込めてタイトルを『マン・オブ・スティール』としました」と回答。新しいコスチュームと新しいタイトルが象徴するように本作は今までのスーパーマンとはまた違ったおもしろさや迫力のある作品になっています。
そして物語についてプロデューサーのデボラ・スナイダーは「スーパーマンの物語がこれだけ時が経っても色褪せないというのは、やはり持っているテーマが普遍的だからだと思います。今回私たちがフォーカスしたのはスーパーマンの人間的な部分でした。ある意味この作品は1人の少年の成長の物語で、いかにしてヒーローになったのかを追っているわけです。その過程で少年と父親、少年と母親というそれぞれの関係性を描いていて、家族の価値観に触れる作品だと思います」と話しました。今回は父親役にケビン・コスナーとラッセル・クロウが出演していてかなり豪華キャストとなっています。この2人と共演した感想をヘンリー・カビルは「2人のレベルの高い俳優たちと共演することは本当に特別なことでした。2人とも本当に才能溢れる素晴らしい人たちだと感じました。撮影はグリーンバックで行われることもあり、いろいろなものを想像しながら演じていかなくてはなりませんでした。ですが2人とも役になりきって演じていたので、僕自身もすごくやりやすい現場でした」と2人を絶賛しました。大物俳優陣との共演というのはかなりのプレッシャーがありそうですが、むしろヘンリー・カビルにとっては良い影響を与えてくれたようですね。本作にはほかにもエイミー・アダムスやダイアン・レインなどが出演しています。それぞれどういう役柄を演じているのかぜひ注目して観てください。
それにしてもヘンリー・カビルは黒髪にヘアに吸い込まれそうなエメラルドグリーンの瞳で、イギリス人らしいジェントルマンの雰囲気が漂っていました!退場するときも最後のギリギリまで振り返って手を振っていてかなり好印象です。この日のようなカチッと決めたヘアスタイルはスーパーマンのときと印象が重なりましたが、劇中では私服シーンもあって、個人的にはそのときのちょっと無造作ヘアがお気に入りです(笑)。迫力満点のアクションあり、家族の愛の物語も細かく描かれた本作をぜひ劇場で観てください!
『マン・オブ・スティール』
2013年8月30日より全国公開
配給:ワーナー・ブラザース映画
©Warner Bros.All Rights Reserved
トーキョー女子映画部での紹介記事
辛口?甘口?映画批評&デート向き映画判定
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