映画『ウルフ・オブ・ウォールストリート』ジャパンプレミア、レオナルド・ディカプリオ、ジョナ・ヒル、マーティン・スコセッシ監督、エマ・コスコフ(プロデューサー)
2014年1月28日、本作の公開を間近に控え、主演レオナルド・ディカプリオ、共演ジョナ・ヒル、監督のマーティン・スコセッシ、プロデューサーのエマ・コスコフが来日しました。ジャパンプレミアはTOHOシネマズ六本木ヒルズで行われました。舞台挨拶ではやはり主要5部門にノミネートされているアカデミー賞の話題になり、ディカプリオは「私はこの作品は7年間製作にかかっているんですが、本当に情熱を注いだ作品なんです。だからアカデミー賞がこの作品を認めてくださったというだけで充分満足しています。ハリウッドでこの作品を作るのは非常にリスキーではありました。でも現代を反映している映画ですし、この映画を作れたということだけで賞を受賞した気分になっています。そして我々全員がノミネートされていることを光栄に思っています」と、主演というだけでなく製作者としてコメントしました。次に助演男優賞にノミネートされているジョナ・ヒルは「非常に光栄に思います。そして、同時に今この舞台にこの2人と一緒に登壇しているということが非常に光栄です。日本に来たのは初めてなのでとても興奮しています。本当に嬉しく思います」と話しました。今回初来日のジョナ・ヒルは、日本のファッション、芸術、日本食の大ファンだそうで、博物館や美術館、京都、そしてお鮨で有名な二郎にも行ってみたいそうですよ。劇中ではディカプリオ演じるジョーダン・ベルフォートに負けず劣らずクレイジーなドニー・エイゾフを演じてるジョナ・ヒルですが、役柄とは打って変わりとてもこざっぱりしていて、好青年という印象でした。ディカプリオは39歳、ジョナ・ヒルは30歳で、ほぼ10歳も離れてるんですが、劇中では年の差を感じさせず、2人で若き起業家コンビを息ピッタリで演じています。
監督がコメントしているあいだもかまわずディカプリオが自前のカメラで会場を撮影していましたが、アラフォーになってもやんちゃな雰囲気は抜けてないですね。そんなディカプリオですが、劇中では破天荒なキャラクターを演じていて「僕が演じた役や他の何人かも非常にお下劣といいますか猥雑なキャラクターですが、できるだけ忠実にこういうキャラクターを描いていこう、彼の住んでいる世界というか文化をちゃんと出していこうと思いました。というのは、時代の産物だからなんです。我々にとってこの映画は独創的でユニークなものにしたかったし、スタイルとしても非常に変わったものになっています。やはりマーティン・スコセッシ監督のような経験豊富な方と組めたことで、キャラクター重視で人物を正確に描いていくことができたと思います。人間の闇の部分にスポットを当てていて、非常におもしろいコメディの部分もたくさんあるんですが、この作品の題材はとても深刻な真面目なものなんです」と話しているだけで熱意が伝わってきました。監督は「さきほどレオが言ったように、この作品は警鐘を鳴らす内容になっています。また金融危機に対して私が思っている不満などもこの作品には入っています。私としてはこの作品はとてもとてもおもしろいシリアスな作品として捉えています」と語りました。本作は個々の力量の高さはもちろん、チームワークの良さも伝わってくるようなエネルギッシュな作品です。ディカプリオが語っていたように、重みのあるテーマもありますが、鑑賞中はぜひ一緒に“ハイ”になって、破天荒な人生を体感してください。
『ウルフ・オブ・ウォールストリート』
2014年1月31日より全国公開
配給:パラマウント ピクチャーズ ジャパン
http://www.wolfofwallstreet.jp/
©2013 Paramount Pictures. All Rights Reserved.
トーキョー女子映画部での紹介記事
辛口?甘口?映画批評&デート向き映画判定
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ディカプリオの熱意が詰まった、とてもとてもおもしろいシリアスな映画『ウルフ・オブ・ウォールストリート』 はコメントを受け付けていません