映画『八日目の蝉』記者会見
2011年2月28日『八日目の蝉』の記者会見が行われ、井上真央、永作博美、小池栄子、森口瑤子、成島出監督、原作の角田光代が登壇しました。女優4名ともコメントの端々に原作への思い入れが込められていたと同時に、その分、役作りの難しさで苦労したんだなということも伝わってきました。井上真央は「(原作を読んだときは)どうしても野々宮希和子(永作博美の役)に感情移入してしまい、誘拐された方の秋山恵理菜を演じると聞いたときはどう感情を表現したら良いのか、どうこの映画と向き合ったら良いのか苦労しましたし、日々壁にぶち当たりながら演じさせて頂きました。完成を嬉しく思います」と話していました。
さらに出産後初の映画としても話題を呼ぶ永作博美は、「撮影中は迷宮のなかを見えるのか見えないのかわからない状況で、1つの光に向かってどうにか進んで いったような撮影でした。私の相手は0〜4歳の赤ちゃんで大人が思うようには動いてくれない分、私にとっては新しい体験のお芝居をできたと思います。」と 答えてました。実生活で母になったということがこの役に取り組む上で何か変化があったかという質問に対しては「本当に良かったと思うのは、私が子供の扱い を多少なりとも知っていたことが良かったと思います。赤ちゃんをあやしながら撮影したりするのですが、泣いたときにやめるタイミングだったり、赤ちゃんが どれだけ嫌なのかが多少なりともわかっていた分、ちょっとは赤ちゃんのストレスは少なくて済んだんじゃないかと思います。全くわからなかったら撮れなかっ たと思います」と話していました。どんなシーンになっているのか気になりますよね。
で、今日1番のお目当てだった生・永作博美ですが、出産して仕事もして…という彼女(今年40歳!)から元気と希望をもらった気がします。化粧品のCMにもあるように「あなたっていくつなの〜♪」のフレーズも納得のかわいさでした。透明感ってこういうことを言うんですね!そして、永作博美と森口瑤子の足下に注目!とっても可愛いし、衣装もあでやか!こんな綺麗な年の取り方がしたいもんです。
というわけで、さまざまに複雑な感情を抱えた4人の女性が登場する物語、これは女子は観ないといけない映画ですね。
『八日目の蝉』2011年4月29日より全国公開
配給:松竹
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トーキョー女子映画部での紹介記事
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©2011映画「八日目の蟬」製作委員会
井上真央、永作博美、小池栄子、森口瑤子が口を揃えて演技の難しさを語った『八日目の蝉』 はコメントを受け付けていません