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09 4月

「ほどほどにしないと…」真冬の撮影で能年玲奈が反省!? 映画『ホットロード』

Posted in 未分類 on 09.04.14 by Merlyn

映画『ホットロード』製作報告会見、能年玲奈、登坂広臣、三木孝浩監督

2014年3月18日、映画『ホットロード』の製作報告会見が行われました。本作は1980年代の名作コミックの映画化作品で、今回の会見には主人公の和希を演じた能年玲奈と、春山を演じた登坂広臣、そして監督が登場しました。

まず原作を読んだときの感想を能年玲奈は「作品全体に流れる空気がすごくきれいだなと思いました。私が演じる和希は、原作のなかですごくかわいらしい子だったので、“私も頑張らなきゃ”と気合いが入りました」とコメント。一方、登坂広臣は「原作を読んですぐにファンになりました。家族、友人、恋人の愛、命の尊さという人間として飢えている部分を感じました。春山は言いたいことをなかなか上手く言えない人物ですが、不器用ながらも頑張る姿に共感でき、自分らしい形で演じられたらと思いました」と話しました。登坂広臣は普段は、歌手(EXILE TRIBE、三代目J Soul Brothers)として活動をしていますが、本作で映画初出演となります。もともとワイルドな雰囲気があるので、今回の不良少年役もハマり役だと思うのですが、スクリーンのなかでどんな春山を見せてくれるのか楽しみです。

そしてMCより「人気マンガを映画化するにあたって、撮影前はどんな気持ちでしたか?」と尋ねられ、監督は「原作の連載当時から伝説的なマンガだと感じていましたから、今回映画化するにあたってすごくプレッシャーがありました。でもこの物語を読んだときに、10代の子たちが抱えている悩み、自分の存在意義、愛を知るということはどの時代でも変わらないものじゃないかなと思いました。それに原作連載当時に和希や春山と同世代だった方たちが、親になって和希や春山世代の子どもを持つ今の時代だからこそ映画化する意味がある作品じゃないかと思いました」と語りました。

撮影中のエピソードについて、登坂広臣は「僕は今回が初めての映画出演で、お芝居も初めてで本当に不安な気持ちで撮影に入ったのですが、監督もスタッフの方々も温かい空気を作ってくださったので、すごく安心して撮影することができました」と話し、能年玲奈は「撮影は冬だったのですが、夏の衣装を着て外でアイスを食べるシーンがありました。そのときのアイスが本当に美味しくて食べ過ぎてしまい(笑)、あとから寒くなってしまって“ほどほどにしないと”と反省しました」と失敗談を披露。撮影は昨年の11月〜12月末にかけてだったようですが、外でアイスはだいぶ寒いですよね〜。でも「冬にアイスだなんてやっぱり若い!」と思ってしまいました(笑)。

能年玲奈と登坂広臣を主人公にキャスティングした経緯について、監督は「原作者の紡木たく先生は、この原作をずっと大事にされていたのですが、この2人の和希と春山だったら観てみたいと言ってくれ、それをきっかけに2人をキャスティングすることとなりました。能年さんは『あまちゃん』の明るくて元気なイメージがあるのですが、和希の内に秘めているものの深さや、影のある役柄を演じることでまた違った魅力を放つ女優さんなのかなと思いました。登坂くんは、演技初経験にも関わらずこの役を引き受けてくれたことがすごいなと思いました。春山とすごくシンクロする部分があって、それは見た目だけじゃなく、春山が持っているしなやかさや優しさを登坂くん自身が持っていて、それを紡木先生が見出したんじゃないかなと思いました」と語りました。本作のなかで能年玲奈が初めて茶髪にしたシーンもあったようですよ。今までは元気で明るいイメージでしたが、監督の話を聞いて本作の能年玲奈を観たらまた違うイメージになるのかなと思いました。

最後に監督は「この映画を青春ラブストーリーという側面から観る方が多いかも知れませんが、恋愛というより孤独な魂と魂が出会って、そのなかでお互いの愛を知って自分が求めていたものを見出していく、そして親子の愛情と向き合っていくという再生の物語なんです。もちろんラブストーリーではありますが、敢えて親子でも観て欲しい映画だと強く思います」とアピールしました。

能年玲奈は「私は口ベタで、人付き合いが下手なので…」と話す場面もありましたが、それがまた素直で純粋な子という感じがして好印象でした。それから今までノーマークでしたが、登坂広臣って歌ってなくてもイイ男ですね!能年玲奈の天然っぽいコメントに対して、さりげなくフォローを入れる優しい場面もあり、「ジェントルマンだな〜」と思いました(笑)。

三木監督が今まで手がけた作品には『ソラニン』『僕等がいた』『陽だまりの彼女』などがあり、愛に溢れた優しい雰囲気の作品が多いように思うのですが、今回の『ホットロード』はどんな作品になっているのでしょうか?公開は8月16日です。ぜひ夏に観るべき一作として要チェックです。

『ホットロード』

2014年8月16日より全国公開

配給:松竹

http://hotroad-movie.jp/

©2014『ホットロード』製作委員会  ©紡木たく/集英社

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