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12 6月

二階堂ふみがずっと持ち続けていた熊切監督への思い

Posted in 未分類 on 12.06.14 by Merlyn

映画『私の男』プレミア試写会、浅野忠信、二階堂ふみ、高良健吾、藤竜也、熊切和嘉監督 映画『私の男』プレミア試写会、浅野忠信、二階堂ふみ、高良健吾、藤竜也、熊切和嘉監督

2014年6月2日、本作のプレミア試写会が行われ、熊切監督と、浅野忠信などキャストが上映前に舞台挨拶を行いました。主演の浅野忠信は「僕は40歳になったんですけども、今の自分にしか演じられない役を頂いたと思って感謝し映画『私の男』プレミア試写会、浅野忠信ています」と挨拶。続いて二階堂ふみは「私にとってすごい運命的な作品で、この作品をこうやって世の中の人に観てもらえてすごく嬉しいです。美しい世界を堪能して頂けたら嬉しいです」とコメント。高良健吾は「『私の男』を観たときにすごい興奮したのを覚えています。僕は4日間くらいの撮影でしたが、とても濃い4日間でした」と話し、藤竜也は「僕も浅野さんと同じで、この年でしか演じられない役をやってます。じじいの役です(笑)」とユーモアで会場を和ませてくれました。

昨年俳優生活25周年を迎えた浅野忠信は、本作のオファーを受けたことについて「30代はなかなか大変で、苦手なことをどう克服するか、得意なことをどう伸ばすか、役者としてもいろいろと考えることが多かったなかで、40代になったらこういう役を演じたみたいとか、こういうことをやってみたいとイメージしていました。その時イメージしていた40代にぴったりの役をいただいて、本を読んだときにすぐにでもできると思ったし、どう噛み砕いて演じるのかを考えたり楽しかったです」と、本作の役への思いを述べました。浅野忠信は本作の役作りで淳悟がどんな服を着ているんだろうとイメージするために自分の洋服なども引っ張り出して、それを着て日常を過ごしてみたりしたそうです。そうすることでいろいろなことが見えてきて、さらに衣装合わせをしてより見えてきて、淳悟を表す上で1つキーとなるような洋服があるんじゃないかと思っい、ロングコートみたいなものを衣装に入れることを提案したそうですよ。

映画『私の男』プレミア試写会、二階堂ふみ撮影不可能と言われていた流氷でのシーンに挑んだ二階堂ふみは、「流氷のシーンだけじゃなく全編を通して寒く、寒さの真骨頂と言いますか、本物だからこそ出せる臨場感や空気感があって、すごくいいシーンに仕上がっていると思います」と話しました。中学校の頃に原作を読んでいたことについては、「もともと桜庭先生の本が好きで“私の男”が発売されたときも直木賞をとってすごく話題になっていたのですぐに読みました。中学生のときに読んだと言うと結構早熟だと思われるかも知れませんが、中学生だからこそ男女の仲がどうのこうの、家族観がどうのこうのというのはあまり意識していない年齢だったので、この作品に対して強烈なものは感じつつ、すんなり受け入れることができました。今回撮影の1年前くらいにオファーを頂いたのですが、その2年ほど前に熊切監督と初めてお会いしてそのとき直感的に熊切監督と絶対に映画を作らなければいけない、熊切監督の現場に絶対に行かなければいけないというような運命的なものを感じていました。ずっと思い続けていた監督だったので、熊切監督の現場に行けるということだけでもとても幸せに感じたのを覚えています」と語りました。若手実力派女優にこんなにラブコールを送ってもらえて、熊切監督はどんな思いだったんでしょうね。才能のある映画監督って、女優さんにモテるんだろうな〜、なんて思っちゃいました(笑)。

監督、キャストのお話から、皆が熱い思いで挑んだというのことが伝わってきましたが、本当にその情熱がスクリーンから感じられる作品となっています。見応えずっしりな邦画の名作をぜひご覧ください。

映画『私の男』浅野忠信、二階堂ふみ『私の男』

2014年6月14日より全国公開

配給:日活

http://watashi-no-otoko.com/

©2014「私の男」製作委員会

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