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02 7月

日本への愛が止まらない!?トム・クルーズ、脚本段階から日本の観客を重視

Posted in 未分類 on 02.07.14 by Merlyn

映画『オール・ユー・ニード・イズ・キル』来日記者会見、トム・クルーズ、ダグ・ライマン監督、アーウィン・ストフ(プロデューサー)

2014年6月27日、本作の記者会見が行われ、前日には大阪、福岡、東京を回る横断ツアーにて、各地でファンと交流しました。トム・クルーズは、「昨日のことは一生忘れられない経験です。日本の方々のために作ったので、この映画を観てもらえることを誇りに思いますし、ワクワクしています」とコメント。1日で3都市という弾丸ツアーで相当ハードだったはずですが、トムは「疲れていません。むしろファンの方々からパワーをもらいました」と、笑顔で答えていました。

まず「本作の製作において、一番挑戦だったことは?」と尋ねられると、プロデューサーは「この映画を製作すること自体が一番の挑戦でした。これほどコンセプトのある原作を映画化するのは非常に大変なことでしたが、それを可能にしてくれたのは、やはりトム・クルーズの意欲でした。彼が“この作品を映画にしたい”と言ってくれただけで、作品に関わる全員が自信を持って“この映画の製作を絶対にするんだ”という気持ちになれました」とコメント。一方、トム・クルーズは「監督とプロデューサーと最初に会ったときに“まずは自分自身にチャレンジし、できる限り最高の映画を作ろう”と約束しました。映画の持っているトーンというものはすごく重要で、初期の段階から娯楽、ユーモア、ロマンス、アドベンチャーなど、感情を揺さぶる要素が集まった映画にしようと心がけ、完成した映画もそのトーンをそのまま表現することができました」と熱く語りました。常に新しいことに挑戦し続けるトム・クルーズってやっぱりカッコ良いですよね。外見のみならず内面的にも本当に素敵な方です。

共演したエミリー・ブラントについてトム・クルーズは「女性からあんなに銃で撃たれたのは初めてでした(笑)。エミリーは、ものすごく才能があると思いますし、役の幅がある素晴らしい女優です。彼女がキャストに決まったときは、本当に嬉しくて“これで良い映画ができるぞ”と自信が持てました。彼女は今回アクション映画初出演だったのですが、ものすごく厳しい訓練にも耐えていました。僕らが着ていた戦闘用スーツは冷蔵庫を背負っているかと思うくらい重量があるんですが、エミリーが最初に戦闘用スーツを着てスタントチームとテストをしていたときに、僕が“スタントマンたちが無理なことをやらせなかった?”と聞いたら、涙を浮かべながら“とても重たいわ”と言っていました(笑)。でも彼女は本当にタフで、感心するくらい素晴らしい仕事をしていました」と話しました。トム・クルーズ自身、今回もハードなアクションを自分でこなしているのですが、エミリー・ブラントもそれに劣らないくらい体を鍛え上げ、カッコ良く戦闘用スーツを着こなしています。

キャストについて監督は、「私が一番興奮したのは、始まって10分ほどで主人公が死んでしまうところです。トム・クルーズを主人公にキャスティングしているのに、そのキャラクターは最初の10分で殺されるような全然戦えない兵士なんです。そういう今まで観たことがないトム・クルーズをこの映画では観ることができるのも魅力です(笑)。そして相手役にはエミリー・ブラントを選びました。トム・クルーズが演じたケイジはループする能力を持っているわけですが、エミリーの演じたリタはケイジを上回る強さがないといけないキャラクターだったので、エミリーにとってはすごく挑戦だったと思います。でも彼女は勇気のある女性で、この難しい役柄を演じきってくれました」と話しました。いつもキメているトム・クルーズが、映画の冒頭では「こんなに弱いの?」と思わせるキャラクターを演じているのですが、そこからの巻き返しも本作の見どころの一つです。

またプロデューサーは製作時のことについて「この映画の製作時に、私のキャリアのなかで最もワクワクしたことがありました。当初、脚本開発を監督としているなか、トムの自宅でミーティングをしていました。そうしたら突然トムがケイジ役を演じ始めたんです。この映画は、娯楽性のある作品だと思っていましたが、トムの演技を見るまでここまでユーモアのある作品だとは気づきませんでした。そのときに“これはスリリングな映画になる”と心から思いましたし、これを観客が観たらすごい体験になるだろうと思いました。そしてその通りの映画が完成することができました」とコメント。続けて監督は「トムは最初のミーティングのときから日本の観客について話していました。本当にトムはラブストーリーがあると思うくらい日本のファンのことを愛しています。それはレッドカーペット上でのことだけではありません。3人だけでミーティングをしているときもトムは、“このシーンは日本だとどう受け止められるのか、このユーモアは日本人に伝わるだろうか、この字幕を読んでいる間にビジュアルを観ているチャンスがないんじゃないか”など、常に日本の観客を意識していました」とトム・クルーズの日本愛について話してくれました。最後にトムは、「今日で日本を経ちますが、それはさよならではありません。またすぐ会いましょうということです」とコメントし、記者会見は終了となりました。

いつも手厚いファンサービスをしてくれるトム・クルーズですが、まさか製作中から日本の観客を意識して細部まで気づかってくれていたとは驚きです。でも日本人としては本当に嬉しいことですよね。日本人に向けてトム・クルーズのこだわり抜いた部分も含め、ぜひ劇場で楽しんで観てください!

『オール・ユー・ニード・イズ・キル』

2014年7月4日より全国公開

配給:ワーナー・ブラザース映画

http://www.allyouneediskill.jp

©2014 VILLAGE ROADSHOW FILMS(BMI)LIMITED

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辛口?甘口?映画批評&デート向き映画判定

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