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08 8月

すっかり大人になったクリステン&ニコラスが、日本で撮影スタート『イコールズ』

Posted in 未分類 on 08.08.14 by Merlyn

映画『イコールズ』製作発表記者会見、クリステン・スチュワート、ニコラス・ホルト、ドレイク・ドレマス監督、マイケル・プラス(プロデューサー)

2014年8月2日、本作の製作発表記者会見が行われました。今回は日本国内で撮影が敢行されるということで、クランクイン直前に主演のクリステン・スチュワート、ニコラス・ホルトが監督とプロデューサーと共に会見に臨みました。通常の会見だとMCが付くことが多いのですが、この会見では珍しくプロデューサー自らMCを兼任していました。そのせいか、会見中は主演の2人もリラックスした様子で話していました。

まずプロデューサーの挨拶から始まり、「ニコラス、クリステン、そしてほかにガイ・ピアース、ジャッキー・ウィーヴァーを迎えて、ドレイク監督のもとでこれから撮影に入っていきます。日本中いろいろなところで、ロケーションを組んでいきます。私たちはこの映画を作るにあたって、世界中でロケハンを重ねましたが、日本を訪れたときに、『イコールズ』の世界観を描くにはここしかないと思いました。日本は地形も建物も素晴らしいですし、我々が描きたい『イコールズ』にピッタリの場所だと思いました」と語りました。約1ヶ月間、日本で撮影をするそうですが、実際にどんな場所が使われて物語が描かれていくのか楽しみです。

クランクイン直前の気持ちについて、監督は「この映画は3年がかりで作ってきました。いよいよクランクインできることを本当に夢のように感じています。でも今はすごく落ち着いていて、ワクワクしています」とコメントしました。クリステン・スチュワートは「この作品はかなり長期に渡って作ってきている映画で、皆さんから“いよいよ撮影が始まりますが、不安な気持ちはありますか?”とよく聞かれます。もちろん適度な緊張感はありますが、今はすごく落ち着いた気持ちです。監督はプロセスを大事にする方で、ここにくるまでのプロセスを私自身も楽しんできました。だから今はすべてを受け入れようという気持ちです。今回はラブストーリーなので、大変なこともあるかも知れませんが、上手くいけばすごく素晴らしい作品になると思います」と話しました。ニコラス・ホルトは「今ここにいられることがすごくラッキーだと思っていますし、この映画はすごく美しい話なので参加できることを嬉しく思っています。キャストもスタッフも皆さん素晴らしい方なので、僕もクランクインを楽しみにしています」と語りました。

続いて、ニコラスとクリステンに対しそれぞれの役柄について質問。ニコラスは、「僕が演じるサイラスは若い男性で、アトモスという会社に務めています。でも…、どうやってサイラスについてまとめたら良いのかわからないな〜(笑)」と話したところで、監督から助け舟が、「イコールズという世界は感情のない世界で、感情が芽生えることが病気だとみなされる世界です。ニックが演じるサイラスは、感情が芽生えてしまう、つまり病気になってしまう。その病気になってしまったところでクリステンが演じるニアと出会います。ニアと出会ってサイラスは“どうしよう、こんな感情を持ってしまったよ”となり、そこからいろいろなお話に広がっていくんです」と話しました。一方クリステンは、「私が演じるニアは、長い間感情を持っていてすでに病気なんです。彼女は感情がないのが当たり前の世界で、感情を持っていることをずっと隠しています。“イコールズ=平等”という世界は、誰かに対しての感情はないけど、例えば誰かに“大丈夫?”と聞くのは、その個人に対して聞くのではなく、社会全体に対してその質問を発するということで、それがこの世界において良いものとみなされます。だから例え感情が見えたとしても、それはあくまで社会に対するもので、一個人に対するものではないんです。感情が邪魔をすることって、私たちが生きていくなかでもよくあると思います。普通に生きているなかでのそういった経験と、ニアというキャラクターとで重なる部分もある気がします」と語りました。感情がない世界って考えるだけでちょっと怖いような気もしますが、実際にどんな風に描かれていくのでしょうか。

本作で恋人役を演じるニコラスとクリステンはお互いの印象について、クリステンは「私、実はニックのことが大嫌いなの(笑)」と冗談を放ち、会場は爆笑。クリステンの回答に笑いつつもニコラスは、「どの作品でも監督から起用して頂いて、“じゃあ君と君は恋に落ちて恋人になるんだよ”って言われると、いつもムズムズするような感覚になります(笑)。今回もそういう気持ちになりましたが、クリステンが素晴らしい女優さんなので、きっと僕を導いてくれてすごく良い関係になれるんじゃないかと思います」と真面目に回答しました。

最後にどんな人にこの映画を観て欲しいかについて、監督は「この映画は愛というものを描いているので、愛というものを感じたことがある人、何かを失ったことがある人、心に傷を負ったことがある人に観て欲しいです。でも感情というものは人間なら誰もが持っているものなので、例えば10代の若い人たちでも50〜60代の方でも感情は皆さん同じだと思います。ぜひ皆さんに観て欲しいと思います」と話しました。

クリステンもニコラスもこの日はかなりラフな格好で登場しましたが、それがオシャレに見えるから羨ましい。2人とも子役時代から活躍していますが、ニコラスはすっかり男前になり、体つきも想像以上にしっかり鍛えられている印象でした。クリステンは、胸元がかなり大きく開いたタンクトップにショートヘアが似合っていてカッコ良かったです。個人的には、無造作に髪を掻きあげる仕草がツボでした(笑)。

撮影はまだ始まったばかりで、どんな作品になるのかわかりませんが、舞台に日本を起用しているというだけでやっぱり嬉しいですね。公開を楽しみに待ちましょう!

『イコールズ』(原題)

2014年8月4日より日本にて撮影スタート
配給:ミスター・スミス・エンタテインメント

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