映画『ぶどうのなみだ』イベント、大泉洋、安藤裕子、三島有紀子監督、バベット(オールド・イングリッシュ・シープドッグ)
2014年9月30日に行われた本イベントに、主演の大泉洋、ミュージシャンで本作が映画初出演となる安藤裕子、『しあわせのパン』に続いて大泉洋主演作のメガホンをとった三島監督が登壇しました。大泉洋は「今日は早くから並んで頂いた方もいらっしゃるとのことで本当にありがとうございます。北海道の美しい景色と、三島監督がこだわり続けて撮った美味しそうな料理とワインが出てきます。すごくお腹の減る映画です。ぐうぐうお腹がならないように気を付けて今日は楽しんでいってください」と挨拶。続いて安藤裕子が「不慣れな演技だったんですけども、監督にやさしく指導して頂いて撮影を無事終えることができました」と挨拶したかと思うと、「“死んじゃえばいいじゃん”とも言われましたけど(笑)」とただならぬ発言をし始めたので、監督が「ごめんなさ〜い」と謝り、すかさず大泉洋が「それだけ言うとすごく乱暴だから。(監督が)悪魔のような人に見えちゃうから、もう少し長い話にしないとわかりにくいと思う」と安藤にツッコミを入れ、漫才のようにトークがスタート(笑)。
安藤:すごく優しく、本当に優しく…。
大泉:でも、「死んじゃえばいいじゃん」って言われたんでしょ。
安藤:「死ぬなら30分後にしてください」と言われました(笑)。
大泉:雨のシーンですごくね…。
安藤:「死んじゃえばいいじゃん」って、「死ぬなら30分後に死んでください」って。
大泉:それだと(監督が悪者に見えて)あまりにも可哀相じゃない。雨をすごく降らせるシーンがあって寒くなってきて、あなたが「もう死にたいです」って言ったのね。
安藤:死にたいとは言ってないですよ。
監督:違う、違う、「死ぬ、死ぬ」って言ったの。「もう私死ぬ」って言うから、「じゃあ30分後に死んで」って(笑)。
大泉:ちょっとひどいことは言っちゃってるみたいですけど。
安藤:でもそうやってね、本当に優しく…(笑)。
大泉:優しさは伝わってないですよ。今のところね。
安藤:そんな風に優しかったんで無事撮影を終えることができたんだと思います。ホントに皆さんが知ることのない大泉洋のイケメン姿を…。
大泉:そこ(皆さんが知ることのないって)言い張らなくていい。そんなことないと思うよ。
という具合に、安藤裕子が漫才トークを大泉洋のイケメン談にうまく繋げました(笑)。
今回寡黙でストイックな役を演じた大泉洋ですが、「三島監督は私をとにかく寡黙な役にしてしまうものですから。『しあわせのパン』でも寡黙に妻を見守る役でしたから。三島監督はすべてを美しく撮るんですよね。景色も本当に美しく撮りますし、お料理も本当に美味しそうに撮りますし、ワインはつぎ方一つ、グラスの中での動きまでこだわる方なので、私の顔にもこだわってしまうんです。私の顔も綺麗に撮りたいと。それはなかなか難しいんですよ。そんななか私は頑張ったんですけども、どうしてもご飯を食べに行くこともありますし、お酒を飲むこともありますので、次の日に若干顔がむくむこともあるわけです。でも皆がわかるレベルではないと思うんですけど」と撮影秘話を語り出すと、監督がすかさず「いやいや、むくみすぎですよ」とツッコミを入れられていました。続けて大泉は「そうですかね〜。ほんのちょっとなんですよ。それをもう撮影の朝、私のそばにス〜っと来て“昨日飲みましたね”って言うんです。あまりに“むくむな、食うな、飲むな”みたいなことを言うんで、そういうわけにもいかないし、だから僕現場で走ってましたよ。ワインの映画だからワインを飲みたくなるんですよ。だからワインを飲むってことも抑えられないし、ワインを飲んで、飯を食って、その後に走るって最高に身体に悪いことをしてましたね。そうやってむくまないようにするっていうストイックな…」と弁明すると、監督は「かっこいいアオになってます。しっかり」と結果的に褒めていました。現場でも監督は1カット撮る毎に「かっこいいです」と褒めていたそうですが、大泉洋はその言葉を信じてストイックに頑張ったそうです。そして「…って、あんまりハードル上げすぎても、これが??みたいになりますけど!そうは言っても僕なんで、僕がどんだけ頑張ってもみたいなところはありますから。…ってなんでそんな悲しいことを言わなきゃいけないんですか!まあでも、僕史上本当に綺麗に撮って頂いた作品と言って良いでしょう。自己ベストは出したと思います」と自負していました(笑)。確かに他の作品ではあまり観ることのないクールでそれなりにイケメン(笑)な大泉洋が観られる作品です。
この日は本作に登場するとてもカワイイわんちゃん、バベットがゲストで登場。あまりのかわいさに会場も沸きました。最後はバベットを囲み、ワインを手に撮影。監督は「北海道の大地で心を込めて作った映画です。毎日生きていると嫌なことや辛いこともあると思いますが、この映画を観て、明日ちょっとでも元気に生きられたらいいなと思ってもらえたら嬉しいです」とコメント。大泉洋は「『しあわせのパン』と同様に美しい景色を三島監督が切り取ってくださって、大変魅力的なお食事も出ますし、ワインの魅力も皆さんに知ってもらえたらなと思っています。案外恋愛要素も盛り込まれていまして、胸キュンするシーンもありますので、いろいろな世代の方に楽しんでもらえると思います。多くの方に愛して頂いて、そして最終的に北海道に遊びにきて頂いて、ワイナリーを巡ったり、美味しいお食事を食べて頂ければと思います」と、北海道出身のスターとしてもちゃんと北海道をアピールしていました。北海道の魅力と役者の魅力がたっぷりと詰まった本作、文化の秋、食欲の秋にぴったりの作品です。
『ぶどうのなみだ』
2014年10月11日より全国公開(10月4日より北海道先行公開)
配給:アスミック・エース
http://budo-namida.asmik-ace.co.jp/
©2014『ぶどうのなみだ』製作委員会
トーキョー女子映画部での紹介記事
辛口?甘口?映画批評&デート向き映画判定
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