各国の子供たちがかわいい動物の格好で花束贈呈も
2011年某日、本作の完成披露試写会に監督のマイケル・ガントン、マーサ・ホームズが来日し、日本語版のナレーションをつとめた松本幸四郎、松たか子親子もともに登場。
イギリス版の本作のナレーションは007シリーズでおなじみのダニエル・クレイグが務めているのに対し、日本では松本幸四郎、松たか子の親子が担当していることについて、監督のマーサ・ホームズは「“いのちをつなぐ”という意味も込めて、素晴らしいお二人が担当してくださり、本当にうれしいです。いのちの誕生から死に至るまでを撮影した作品なので、ふさわしいキャスティングだと思います」と絶賛。
松本幸四郎は、「あくまで主役は物言わぬ動物たち。そして撮影したのはここにいらっしゃるお二人の監督ですので、皆さん、拍手をお願いします」と二人の監督の来日を歓迎。そして、自身が生きてきた歌舞伎の世界を通したコメントとして「襲名の名の字は本当は命なのです。本作に登場する動物は命をかけて次の世代に命を渡していきます。命を渡していく作業が人間を含めて生物にとって、いかに崇高で大事なことか、そういうことを教えてくれる作品です。自分の命を受け渡した1人である松たか子とナレーションができて本当に光栄です」と語りました。さすがのコメントですね!
松たか子は「原題のONE LIFEの意味はかなり深いのではないかと思いました。動物たちは与えられた特性を活かしきって、生き切る。そんな動物たちばかりが出てくるので、私たち人間もそういう風に生き切れているだろうかと考えさせられる作品になっていると思います。素晴らしい映像とともに自分たちの生き方に立ち返って頂いたり、観た方皆さんで話し合って頂ければといいなと思っています」とコメント。その言葉のとおり、懸命に生きる動物たちの姿は、いろいろなことを考えさせられる内容となっています。
ただのネイチャー・ドキュメンタリーで終わらない本作。ぜひ、劇場で親子、夫婦、兄弟、恋人、友だち…いろんな人と一緒に観て欲しいと思います。
『ライフ−いのちをつなぐ物語—』
2011年9月1日より全国公開
配給:エイベックス・エンタテインメント
http://onelifemovie.jp/
©BBC EARTH PRODUCTIONS (LIFE) LIMITED MMXI. ALL RIGHTS RESERVED
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『ライフーいのちをつなぐ物語ー』親子でナレーションに挑んだ松本幸四郎、松たか子が登壇 はコメントを受け付けていません