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08 11月

変顔連発のジャン=ピエール・ジュネ監督と実世界でも天才少年カイル・キャトレット来日『天才スピヴェット』

Posted in 未分類 on 08.11.14 by Merlyn

映画『天才スピヴェット』来日舞台挨拶、ジャン=ピエール・ジュネ監督、カイル・キャトレット/鈴木福(ゲスト)映画『天才スピヴェット』来日舞台挨拶、ジャン=ピエール・ジュネ監督、カイル・キャトレット/鈴木福(ゲスト)

2014年10月27日、東京国際映画祭開催中に来日した2人。監督は「何人か日本に私のファンがいるのは知っています(笑)。私はモンマルトルのカフェの近くに住んでいるんですが、日本の方々がそのカフェにあるものを食べに来るんです。そこに『アメリ』のポスターが貼ってあるんですけど、私がそのポスターの前にいると「ちょっとすみません、写真を撮るのでどいてください」と言われることがあるんです」と、日本のファンとのエピソードを披露してくれました。まさか監督本人が現地で『アメリ』のポスターの前にいるとは思わないですもんね(笑)。映画『天才スピヴェット』来日舞台挨拶、カイル・キャトレット

次に監督自ら「皆さんスターをご紹介します!」と、主演のカイルについて紹介。「彼はちょっと小さいですが、本当にタフで絶対に疲れたと言わないし、全く文句を言わないんです。真の意味で俳優です。この映画にはたくさんアクションがありますが、全部彼が自分でこなしています」と褒めました。

映画『天才スピヴェット』来日舞台挨拶、カイル・キャトレット監督から絶賛の言葉で紹介されたカイルは、「コンニチハ、カイル・キャトレットデス」から始まり、6カ国語で挨拶し天才ぶりを発揮。「監督は怖くなかったですか?」と聞かれたカイルが「とても優しくて、とてもおもしろいです」と答えると、監督が「サンセバスチャン映画祭のときは、僕のことを世界一の監督だって言ってくれたじゃないか」とツッコんでいました(笑)。

今回、3Dにした理由を聞かれた監督は、「子どもの頃、ビュー・マスターというおもちゃがあって、それを覗くと3Dで映像が観られるんですが、昔から3Dが大好きなんです。もともと3Dで撮るという脚本だったんですが、脚本を読んだときにこれは3Dにピッタリだと思いました」と話しました。
そして、この日は天才スピヴェットと同い年である10歳の鈴木福がゲストで登場。日米の天才子役が顔を揃えました。カイルの演技について鈴木福は「初めて(長編映画としてはデビュー作)と聞いていましたが、たくさん出ているような素晴らしい演技でした。アクションシーンも出てきてカッコ良かったです」と称賛すると、カイルは「アリガトウゴザイマス」と日本語でお礼。次に語学だけでなくアクションも得意なカイルは、3年連続で総合格闘技の世界チャンピオンを獲得している“肉体派”ということで、剣やヌンチャクなどいろいろな道具を持参して、映画『天才スピヴェット』来日舞台挨拶、ジャン=ピエール・ジュネ監督カンフーを披露してくれました。小さい身体でクルクルと飛び回る姿には、鈴木福も「さすが世界チャンピオン!すごいです」と驚いていました。鈴木福も学校で流行っているけん玉に挑戦。多くの観客の前ということもあり、だいぶ緊張してしまってうまくいきませんでしたが、監督は「今度、けん玉をやる少年が登場する脚本を書きます。ヌンチャクとけん玉で戦うストーリーにします」と優しいジョークで場を和ませてくれました。最後に監督から一言「これはアメリカの専門誌が、これは最高の3D映画だと書いてくれました。私も賛成です!」とコメントし、フォトセッションへ。やや強面の監督ですが、子どもたちにはとても優しいし、フォトセッション中もあらゆる変顔をしたりで本当に楽しい方でした。監督のユーモア、カイルの可愛さと演技力、アクションセンスが抜群に発揮された本作は、ちょっぴりビターだけどほろっとさせてくれる映画です。女子は絶対に好きな映画ですよ。

『天才スピヴェット』

2014年11月15日より全国公開

配給:ギャガ

http://spivet.gaga.ne.jp/

© ÉPITHÈTE FILMS – TAPIOCA FILMS – FILMARTO – GAUMONT – FRANCE 2 CINÉMA

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