映画『フューリー』来日イベント、ブラッド・ピット、ローガン・ラーマン
2014年11月15日、本作のPRに訪れ、大忙しの一日を送った二人。まず記者会見では、戦車のなかでの撮影について、ブラッド・ピットが「戦車のなかは人が住むようには作られていないので、居心地の良さは全く考えられていません。回転塔が回ったときに足を失ったり、ハッチを閉めるときに指を挟んで折ってしまう可能性もあります。とにかくきついし、音も凄くて、なおかつ男が5人で入るので空気が新鮮とは言えず、臭いです。でも僕たちは実際に戦車に乗り込んでトレーニングを受けました。だんだん中での過ごし方に慣れてきましたが、戦車で戦った人たちはあのスペースのなかで食べて寝て戦って、トイレも済ませたわけですから、それを考えると相当な苦労があったのだとつくづく感じました」と語りました。
ローガン・ラーマンは、「戦車のなかはときどきとても臭いときもありましたが、我が家のように思えるようになりました。最初に戦車を見たときは圧倒されましたが、何より狭いのでどうやって撮影するんだろうと少し不安に思いました。ただ連日訓練を重ねて、撮影が始まる頃にはそれぞれ戦車内の役割を果たして操縦できるようになり、自分のもののように扱うことができるようになっていました」と話しました。ブラッド・ピットの話にもありましたが、戦車内も危険があることは劇中でも描かれており、戦闘中は本当に逃げ場がないという緊張感と切迫感が、あらゆるシーンからビシビシ伝わってきました。
そして、4ヶ月のトレーニングの最後は過酷なブートキャンプをやったそうです。さらにブラッドが語るには、「5人の俳優から一週間に渡って、カプチーノも携帯電話も取り上げたんです。これはエリート軍人が創り上げたプログラムではっきり言って最低でした。ここまでやらされるのかと。一週間経つと普段の生活のありがたみがわかりました」というくらい、身体的にも精神的にも役作りをした結果、あのリアリティを出すことができたんですね。納得です。
夕方にはジャパンプレミアの会場に訪れ、ファンサービスを行った二人。まずマスコミ向けのフォトセッションを終えると、テレビ向けの取材エリアへ。そんななか、何やら別の人物がファンからサインを求められたり、一緒に写真を撮っているではありませんか!誰なんだろうと思ったら、ローガン・ラーマンの友人で俳優のディーン・コリンズ。『フューリー』には出演していませんが、ローガンの友人として、ファン・サービスに協力していました(笑)。それにしてもやっぱりファンはちゃんと友人までチェックしているんですね。今回ローガン・ラーマンへの声援が多く聞こえ、彼の日本での知名度、人気が数年前に比べてかなり上がったことを実感しました。遠目で見ても間近で見てもお肌がピカピカピチピチの好青年でしたが(笑)、今作ではもう一人の主演と言っても過言ではない物語の軸となる重要な役柄を務め、演技力を証明しています。舞台挨拶では、ブラピとローガンのかけあいが、劇中の師弟関係にも通じるものがあって、ブラピがいかにローガンを気に入って可愛がっているのかも伝わってきました。ぜひ劇中の二人もスクリーンでご覧ください。
『フューリー』
2014年11月28日より全国公開
配給:KADOKAWA
© Norman Licensing, LLC 2014
トーキョー女子映画部での紹介記事
辛口?甘口?映画批評&デート向き映画判定
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http://www.tst-movie.jp/selemen/selemen_sa.html#selemen_ShiaLabeouf
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“臭くても我が家”戦車での過酷な訓練を経て撮影した『フューリー』ブラッド・ピット&ローガン・ラーマン来日 はコメントを受け付けていません