映画『サンバ』来日イベント、オマール・シー、オリヴィエ・ナカシュ監督
2014年10月26日、本作主演のオマール・シー、2人で務める監督のうちオリヴィエ・ナカシュ監督が来日しました。オリヴィエ・ナカシュ監督は「今日は本当にありがとうございます。とても光栄です。3年前に東京で特別なことが起きました。私たちの『最強のふたり』が東京国際映画祭で東京サクラグランプリを受賞して、日本に戻って来られてとても嬉しく思います」と挨拶。オマール・シーは「ここに来られてとても嬉しく思います。3年前に(東京国際映画祭で)最優秀男優賞を受賞して、非常に嬉しかったです。そのときは日本に来られなかったのでこの場をお借りして、ありがとうと言いたいです。実はその最優秀男優賞が初めての受賞で、その後いろいろな賞を受賞したので、非常に良いきっかけを作ってくれた特別な賞でした。本当に感謝しています」と熱くお礼を述べました。
今回の企画が実現した経緯についてオリヴィエ・ナカシュ監督は、「『最強のふたり』が終わったあと、非常に大成功して何をすべきか考えて、ぜひ同じチームでやりたいという思いがありました。実は『最強のふたり』を作る以前から、『サンバ』のことを考えていたんです。本当はこちらを先に作りたかったんですが、こちらの方が作るのが難しく、製作的な問題があり、後になりました。世界中を周り、パリにいるサンバという青年のことをいろいろと話し合いました。この映画を通してパリの違う側面が見えてくると思います。私たちの映画にはユーモアと人間性がとても大事です。オマール・シーと一緒に仕事をしたいのは、彼が素晴らしい俳優だからです」と語りました。
続いて、辛い環境にいながら笑顔を忘れない強さを持つサンバの役作りについて、オマール・シーは「こういう役を演じるのは初めてだったので、私にとっては大変でした。私の実際のキャラクターからかなりかけ離れた人物を創り上げました。こういう辛い人生を送っている方はたくさんいると思うんですが、やはり生きていかなければいけない、生きていくには希望を捨ててはいけないので、希望がまさに彼の笑顔に象徴されているんです」と語りました。また、『最強のふたり』が大ヒットしたことにより、生活の変化はあったか聞かれると、「とにかく人生は一変しました。今英語で話をしていますが、以前はできませんでした。一生懸命勉強して映画ができるようになったんです。日本に来るのも初めての経験ですし、本当に嬉しい経験です。いろんな意味で人生が良い方に変わって、とても今幸せです。今着ているのも新しいスーツ、新しい洋服、新しい靴も履いてます」と明るく答えました。
最後に、主人公サンバは、この名前にして踊れないというキャラクター設定ながら、オマール自身は踊れるはずということで、踊ってみてと頼まれたオマール・シーは、「ダメヨ〜、ダメダメ」と放ち、監督がそれに対して「イイジャ〜ナイノ〜」と返すという、2014年日本の流行語を披露(笑)。もちろん、オマール・シーはダンスも披露してくれました。
『最強のふたり』とはひと味違う『サンバ』。シャルロット・ゲンスブールとの共演もみどころです。オマール・シーの新境地をぜひご覧ください。
『サンバ』
2014年12月26日(金)より全国公開
配給:ギャガ
© 2014 SPLENDIDO – QUAD CINEMA / TEN FILMS / GAUMONT / TF1 FILMS PRODUCTION / KOROKORO
トーキョー女子映画部での紹介記事
オリヴィエ・ナカシュ監督インタビュー
http://www.tst-movie.jp/special01/sp61_samba_Director_141222001.html
辛口?甘口?映画批評&デート向き映画判定
http://www.tst-movie.jp/hh03_sa/hh03_sa_Samba_OmarSy.html
イイ男セレクション:オマール・シー
http://www.tst-movie.jp/selemen/selemen_a.html#selemen_Omar_Sy
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『最強のふたり』で人生が一変したオマール・シーが『サンバ』をひっさげ来日。新しい洋服と靴でサンバを踊る! はコメントを受け付けていません