映画『ジュラシック・ワールド』来日記者会見、ブライス・ダラス・ハワード、タイ・シンプキンス(写真一番左)、ニック・ロビンソン(写真写真一番右)、コリン・トレボロウ監督
日本語吹き替え版キャスト:玉木宏、木村佳乃、松岡茉優
2015年7月13日、本作の来日記者会見が行われ、ヒロインのブライス・ダラス・ハワードを始めとしたキャスト&監督が登場しました。まず、監督は「本作では、ジョン・ハモンド(シリーズ1作目に登場する人物)が22年前に抱いていた、“実際に恐竜を近くで見ることができ、触れ合えるテーマパークがあったら”という夢を実現しました」と、過去作の意志を引き継いでいることを話しました。ブライス・ダラス・ハワードは、恐竜とのシーンの撮影について「今回はアニマトロニクスの恐竜たちと撮影し、まさにそこに本当に恐竜がいるのではないかと感じることができたので、一緒にいて演技をしている気持ちになりました。もちろん撮影によっては、建物のある点を見て、自分でそこに恐竜がいるんだという想像力を働かせて演技をしないといけないところもありましたが、アニマトロニクスの恐竜を作ってくれたおかげで、もし本当に恐竜がいたらどうなるんだろうということを想像することができ、ワクワクしました」と語りました。
ニック・ロビンソンは、本作の好きなシーンについて「オリジナルのファンの皆様の目に適うものでないといけない、1作目から引き継いでいる伝統をきちんと継承していかなくてはいけないと思っていました。撮影中にワクワクしたシーンは本当にたくさんありますが、僕が特に気に入っている場面は、タイと一緒にバンの後ろに乗る場面です。ああいうドキドキワクワクする体験ができるシーンというのは、映画を観る一番の醍醐味だと思います」とコメントしました。タイ・シンプキンスは、「とにかくこの作品のすべてにワクワクしました。撮影も本当に楽しくて、恐竜に追っかけられていると思って想像力をいっぱい膨らませて演技をしました。でも僕にとって一番撮難しかったシーンは、恐竜との場面ではなく、滝の上からジャンプしないといけないシーンでした。実は僕、高所恐怖症なんです。だからかなり頑張ってジャンプしました(笑)」と、素直な感想を話しました。ほかにもタイ・シンプキンスは、劇中、兄弟が乗ったジャイロスフィアの乗り心地が悪かったことも明かし(笑)、これには会場も爆笑でした。
続いてコリン・トレボロウ監督は、スティーヴン・スピルバーグ(本作では製作総指揮)から監督に指名された経緯について「スティーヴン・スピルバーグは、このシリーズの続編をずっと作りたいと思っていました。でも、本当に良い作品ができないのであれば作る気はないと話していました。また、ただお金儲けのためにとか、この映画のレガシーを引き継ぐために作るのではなく、本当に続編を作る意味があれば作りたいという説明がありました。なので、私としてもこの映画を作る上で、過去作の模倣をするのではなく、全く新しい現代の若者のための“ジュラシック・パーク”を作りたいと思いました」と語りました。
後半には日本語吹き替え版キャストの玉木宏、木村佳乃、松岡茉優が登場。監督は「今まで世界を回ってきましたが、初めて吹き替え版のキャストの方とお会いしました」と喜んでいました。また、タイ・シンプキンスが演じたグレイの声を担当した松岡茉優が「タイくんの顔を一生懸命に見ながら声を入れていたので、今日は初恋の人に会ったような気分で嬉しいです」と話すと、タイ・シンプキンスがちょっと照れくさそうにしていて可愛かったです(笑)。
最後にこれから観る日本のファンに向けて、ブライス・ダラス・ハワードは「私は11歳のときに父の映画のプロモーションで初めて日本に来ました。そのときに父の映画を観る日本の方々の姿がすごく素晴らしかったことが今でも記憶に残っています。そういう素晴らしい観客に本作を観て頂けるということが本当に嬉しいです。字幕版も吹き替え版も観て、何度も本作を楽しんで頂けたらと思います」とコメントしました。監督は「今は、テレビや携帯電話、タブレットなど、いろいろな形で映画を観ることができます。でもそれはすごく孤独な作業になってしまいます。やはり映画は劇場で観て、誰かと共有するものだと私は思います。この作品は子どもでも親でもお年寄りでも皆が観られる映画です。ベビーシッターに子どもを預けて大人だけで観に行くのではなく、家族全員で映画館に行って共有することができる作品だと思います。怖いシーンもあれば、おもしろいシーンもあり、ロマンスもあります。愛する人たち皆で一緒に楽しんで欲しいと思います」と話しました。
1時間ほどある会見でしたが、内容の濃いお話を聞いていたらあっという間に時間が経っていました。映画のなかのでもブライス・ダラス・ハワードは綺麗ですが、生はさらに綺麗でした!でもタイ・シンプキンスが素直に回答する姿を見て、ブライスが誰よりもウケていたのはおもしろかったです(笑)。それだけキャストたちの仲が良いってことですね。
映画では、恐竜たちにハラハラドキドキさせられるのはもちろん、キャストたちの緊迫した演技も見どころの一つです。ぜひ家族や友達など、皆で観に行ってください!
『ジュラシック・ワールド』
2015年8月5日より全国公開
配給:東宝東和
Chuck Zlotnick / Universal Pictures and Amblin Entertainment
トーキョー女子映画部での紹介記事
映画批評&デート向き映画判定、キッズ&ティーン向き映画判定
http://www.tst-movie.jp/hh03_sa/hh03_sa_JurassicWorld.html
タイ・シンプキンス&ニック・ロビンソン、インタビュー
http://www.tst-movie.jp/special01/sp77_JurasicWorld_Ty_Nick_150731001.html
イイ男セレクション/クリス・プラット
http://www.tst-movie.jp/selemen/selemen_ka.html#selemen_Chris_Pratt
イイ男セレクション/オマール・シー
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スティーブン・スビルバーグが託した続編製作の意図とは?『ジュラシック・ワールド』 はコメントを受け付けていません