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14 8月

宮藤監督が長瀬智也に無茶ぶり&神木隆之介にドSで撮影!『TOO YOUNG TO DIE! 若くして死ぬ』

Posted in 未分類 on 14.08.15 by Merlyn

映画『TOO YOUNG TO DIE! 若くして死ぬ』クランクアップ報告記者会見、長瀬智也、神木隆之介、森川葵、清野菜名、宮藤官九郎監督

2015年7月8日、本作のクランクアップ報告会見が行われ、主演の長瀬智也を始めキャストと監督が登場しました。今回の会見は、実際に本作の撮影が行われた東映東京撮影所で開催され、会場の一部には本作の舞台となる地獄をイメージしたセットもありました。
まず長瀬智也は「宮藤監督とは何度かお仕事をさせて頂いていますが、映画でご一緒するのは10年(『真夜中の弥次さん喜多さん』)ぶりです。監督とは普段から好きな映画や音楽の話をすることがよくあり、いつか音楽を題材にした作品を一緒にできたらいいねって話していました。そして今回ついにこの作品のお話を頂き、ぜひ出演したいと思いました」と話しました。
宮藤監督は、撮影について「40日間くらいあった撮影のなかで、30日間くらい地獄に通いました。朝9時に地獄に入って夜23時くらいまで地獄で働いていました」と語り、本作の製作理由については「僕自身だんだん歳をとってきて“いつか僕も死ぬんだな”って死について考えることがありました。よく悪いことをすると地獄に堕ちるって言いますが、アメリカのヘヴィメタルの歌詞を見ると“HELL(=地獄)”っていう言葉がいっぱいあって、地獄を肯定している歌が多いんですよね。だからもしヘヴィメタをやるようなかっこ良い人たちが地獄に堕ちるんだったら、死ぬのが怖くないんじゃないかって思いました。あとは、長瀬くんと別の仕事をしていたときに、いろいろな表情が出てくるのを見て、僕が大好きなジャック・ブラックみたいだなって思ったんです。長瀬くんとはずっと音楽を題材にした作品がやりたかったので、彼に地獄でバンドをやる鬼役をやってもらって、日本にないタイプのコメディが作りたいと思いました」と話すと、

長瀬智也が演じる“キラーK”イメージ画像

長瀬智也は「この鬼の役は僕しかできないなって思いました。僕もジャック・ブラックがすごく好きで、音楽ももちろん好きです。確かに地獄が怖いというイメージがありますが、監督が話したようにそれとは裏腹のかっこ良さを僕自身も音楽を通して感じていました。だから監督からこの話を頂いたときは、すぐに何を求めているのかが理解できました。誰もが地獄は怖いところだって子どもの頃から教えられていますが、今回ずっと撮影をしてきて僕はこんな地獄だったら悪くないかもって感じていました」と語りました。長瀬智也は今回キラーKという鬼役を演じているのですが、その姿は誰だかわからないくらい特殊メイクをしていて、10キロくらいある重たい衣装を身に付けて挑んだそうです。

悪いことをしていないのに地獄に堕ちてしまった高校生役を演じた神木隆之介は、「僕が演じた大介は、実は地獄に堕ちる要素が満載の奴で(笑)、すごく楽しく演じさせてもらいました。僕としては皆さんにいかにイライラしてもらえるかが勝負だと思っていたので、監督がチェックで画面を観ていて“すごくイライラしたよ”って言われることが嬉しかったです」とコメント。また長瀬智也との15年ぶりの共演については、「僕は今22歳なのですが、15年前に共演したときは長瀬さんが22歳だったんですよ。だからそのことを思うと運命的なものを感じてすごいなって思いました」と話すと、長瀬智也は「15年間隔の共演だと、次は僕51歳になっちゃうから、あと1〜2回しか共演できないね(笑)」と冗談で返していました。劇中では神木隆之介がギターを弾くシーンもあるそうで、長瀬智也からギターの弾き方を教えてくれたというエピソードも明かしていました。
そんな神木隆之介のキャスティング理由について監督は「僕は神木くんにだけはなぜかサディスティックになってしまうんですよね(笑)。初めて一緒にドラマをやったときもそうですが、1話目からゲイバーで働いてタンバリンを叩いている役をやってもらったり、今回も地獄でいろいろな拷問を受けている高校生って考えたときに、神木くんでやったら一番楽しいだろうなって思いました。拷問のシーンの撮影をしているときは、本当に良い顔をしてくれました。僕自身見ていてすごく楽しいのですが、この楽しさをみんなと共有したいと思って、大介のキャラをすごくイライラする奴にしました」と話しました。この日もすごく礼儀正しくて好青年な印象の神木隆之介ですが、映画ではどれだけイライラさせてくれるのか楽しみです。
清野菜名は撮影の様子について「毎日がすごく楽しかったです。現場でずっと大笑いしていて、特に桐谷健太さんが変なことをして笑わせてくれることが多かったです」とコメント。森川葵は「監督になぜか“へ〜”っていうセリフのシーンを何回もやらされました(笑)。私の言い方が本当にダメだったのかも知れませんが、なぜ何回もやったのかは未だにわかりません」と話すと監督は「あのシーンは、大介が彼女に想いを告げているシーンで僕自身大介目線になって見ていました。でもやってもらっているうちに好きになって、何回もやってもらっちゃいました(笑)」とコメント。また長瀬智也に対しても無茶ぶりをしたという監督は、「ギターソロは顔で弾いてって言ったら、本当に顔で弾いてくれて、多少手でも弾いてくれるのかなって思ったら、顔で弾き続けてくれて次第に踊り出して、結局ギターソロのシーンは一切手で弾かずに顔で弾きながら踊っていました(笑)」と話しました。最後に長瀬智也は「個人的にはこの映画が伝説になるんじゃないかと思っています。お芝居も音楽もハンパないです!僕らも早く皆さんに観てもらいたいと思っていますが、2016年2月の公開を楽しみにしていてください。どんな方が観てもきっと何か心に残る作品になると思います」とコメントしました。
登壇者はフォトセッションの際にすごくノリノリで、ロックなポーズを披露していたのですが、神木隆之介がちょっと遠慮がちにポーズしていたのが可愛いかったです(笑)。映画のなかでもかなりハイテンションなライブシーンがあったり、おもしろ要素もたくさんあるそうです。来年の公開まで楽しみに待ちましょう!

『TOO YOUNG TO DIE! 若くして死ぬ』

2016年2月全国公開

http://tooyoungtodie.jp/

配給:東宝、アスミック・エース

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