映画『ピース オブ ケイク』完成披露プレミア、多部未華子、綾野剛、松坂桃李、木村文乃、光宗薫、菅田将暉、柄本佑、峯田和伸、田口トモロヲ監督
2015年7月22日、本作の完成披露プレミアが行われ、キャストと監督が登場しました。主人公の志乃役を演じた多部未華子は「原作を読んだときから“わかる!こういうのあるある”と、女性なら誰にでも共感できる出来事がたくさん詰まっている物語だと感じました。私自身、わりと流されやすいタイプで(笑)、やっぱり相手を好きだからこそ女の子って不安になるんですよね。志乃も不安感のせいでどんどんネガティブエピソードを作ってしまって、そういう気持ちにすごく共感できました」と話しました。綾野剛は、多部未華子との初共演の感想を「多部さんはすごく気持ちの良い方だなって思いました。物怖じせず、型でなくちゃんと感情でぶつかってきてくれたので、志乃像がしっかりと見え、僕が演じた京志郎の輪郭まで作ってくれたんじゃないかって思います。本当に演じていてやりやすかったです」と語りました。本作でオカマの天ちゃん役を演じた松坂桃李は、役作りについて「とにかく美意識を高めました。この役を頂いてすぐにエステの予約をし、美肌パックを大量に買ってお風呂あがりに付け、爪のケアもし、少しでも女心を自分のなかに取り入れようと思いました。でも女の子って本当に大変だなってつくづく感じました」とコメント。松坂桃李は、ほかにも衣装合わせのときに入らなかったドレスが入るように、撮影までに痩せて着こなせるようにしたという話も明かしていました。正直、女子より女子力が高いかも知れませんよね(笑)。
木村文乃は撮影中の様子について「多部さんと松坂さんと3人での引越しシーンがあったのですが、カメラが回っていないところでもいろいろなお話をさせて頂いて、本当に友達同士でその場にいるような感じでした。松坂さんのオカマぶりがあまりにも自然だったので、男性だということを忘れてガールズトークできました」と話すと、綾野剛が「松坂くん、本当はそっち(=オカマ)なの?」と振り、松坂桃李が「いやいや、そんなことはありません(笑)」と、正真正銘の男子であると弁解していました。
光宗薫は、役作りについて「あかりは京志郎と一緒に住んでいるという設定で、京志郎の顔に見慣れている方が良いと思ったので、撮影期間中はずっと携帯の待ち受け画面を綾野さんにしていました」と告白すると、綾野剛は「えー!!それは知らなかった。誰かに見られて、そういう関係だと思われなかったの(笑)?でも嬉しいですね。そういう役作りの仕方もあるんですね。僕も多部さんを待ち受けにするべきだったかな」と、驚いていました。
本作で志乃がモテモテな役柄ということで、多部未華子はさまざまな男性と共演しているのですが、そんな撮影中のエピソードについて、菅田将暉は「クランクインのときに緊張しながら現場に入ったら、ちょうど焼肉を食べるシーンで“菅田くん飲もうよ!”っていう声が聞こえてきました。“え?”と思って見たら、すでに多部さんがお酒を飲んでいてほろ酔い状態でした(笑)。それで僕も撮影に入ったのですが、その後の撮影が漫画喫茶で志乃とキスをするシーンで、どんなに歯を磨いてブレスケアしても焼き肉と酒の臭いが消えなくて、本当に多部さんには申し訳ないなって思いました。初日だったのにすいません」と謝罪すると、多部未華子は「菅田くんとはそのときが初対面だったのですが、最初から“飲もうよ〜!”とか言って酔っぱらっていたので、その方が恥ずかしかったです。ただの酔っ払いだと思われているんじゃないかなって心配していました」と話しました。その後も恥ずかしそうにする多部未華子に対し、菅田将暉が「ただの酔っ払いだとは思っているけど(笑)、最初からオープンな感じできてくれたのでやりやすかったです」と、少々いじりつつも優しくフォローしていました。ほかにも多部未華子の天然疑惑なエピソードがたくさん挙がっていて、この日もお酒のことをつい“酒”と言ってしまい、綾野剛に「素が出ちゃっているけど、ちゃんとお酒の“お”を付けようね」とツッコまれる場面もありました。多部未華子はルックスも可愛らしいのですが、性格的にもすごく愛されキャラなんだなと感じました。
最後に田口トモロヲ監督は「最初は、50歳を過ぎたおじさんが25歳の恋愛を撮って良いものかと悩みました。でもこの作品は原作にもあるように、誰もが痛感する面倒くさくてこんがらがってしまう普遍的な感情が描かれていたので、そこを念頭に置いて作っていけば確実におもしろいものになると思いました。今日もキャストのみんなはたくさん爆笑トークをしていましたが、こんなにおもしろい人たちと一緒に仕事ができたことを嬉しく思っています。彼らが等身大でリアルなお芝居をしてくれたおかげで、観る方の胸に突き刺さるような作品に仕上がったと思っています」とコメントしました。本作は女子の共感ポイントがあることはもちろん、男子にも参考になる部分がありますよ。ぜひご覧ください!
『ピース オブ ケイク』PG-12
2015年9月5日より全国公開
配給:ショウゲート
©2015ジョージ朝倉/祥伝社/「ピース オブ ケイク」制作委員会
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