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18 1月

ロバート・ゼメキス監督がジョセフ・ゴードン=レヴィットに太鼓判!『ザ・ウォーク』

Posted in 未分類 on 18.01.16 by Merlyn

映画『ザ・ウォーク』来日記者会見、ロバート・ゼメキス監督、ジャック・ラプキー(プロデューサー)映画『ザ・ウォーク』来日記者会見、ロバート・ゼメキス監督、ジャック・ラプキー(プロデューサー)

2015年10月21日、『ザ・ウォーク』のロバート・ゼメキス監督とジャック・ラプキープロデューサーが来日し、記者会見が行われました。本作は、1974年にフィリップ・プティがワールドトレードセンターでワイヤー・ウォークを行った実話が描かれていて、ジョセフ・ゴードン=レヴィットが主人公フィリップ・プティ役を演じています。
本作を映画化した決め手について監督は、「1974年にフィリップ・プティがしたことや、彼自身のキャラクターに惹かれたことはもちろん、物語を知ったときに観客の皆さんにもワイヤー・ウォークを体感できる映像を作りたいと思いました」とコメント。プロデューサーは「この企画は、監督がある本を持ってきたことから始まりました。それはたった18ページの子ども用の本で、フィリップ・プティがワールドトレードセンターを歩いたという内容が書いてありました。そのときに監督から“この物語を映画化するビジョンが見えている”と聞き、これは絶対におもしろいものができると確信しました」と語りました。18ページの物語から一気に構想が膨らむとはさすがロバート・ゼメキス監督ですね!ちなみに監督は本作では脚本も手掛けています。

映画『ザ・ウォーク』来日記者会見、ロバート・ゼメキス監督、ジャック・ラプキー(プロデューサー)フィリップ・プティの魅力について監督は「何と言っても彼のアーティストとしての情熱です。彼は本当にクリエイティブな才能を持っていて、やりたいと思ったことを表現せずにはいられないんです。でも、どうしてもやりたいことがあったときに、やらずにいられない衝動というものは、誰もが持っていると思います。ただ彼の場合は、ちょっと極端でクレイジーな発想でしたが(笑)」と話しました。そんなフィリップ・プティを演じたジョセフ・ゴードン=レヴィットについては、「ジョセフが本当に素晴らしい役者なのは間違いありません。彼は役のために、自分自身を肉体から変化させて演じるタイプの役者です。今回のワイヤー・ウォークは、僕としてはもともとVFXでやっても良いと思っていたのですが、ジョセフ自身が自分でやりたいと言ってくれました。それにジョセフは練習のときに、少しでもフィリップ・プティ本人から教えてもらいたいということで、なるべく一緒に過ごす時間を長く作るようにしていました。さらにフランス語まで習得してくれ、本当に完璧にフィリップ・プティになりきってくれました」と、絶賛しました。ワイヤー・ウォークのシーンは観ているこちらまで緊張感が走るシーンとなっていましたが、あれをジョセフ・ゴードン=レヴィットが自ら習得するとは本当にすごい!

映画『ザ・ウォーク』来日記者会見、ロバート・ゼメキス監督、ジャック・ラプキー(プロデューサー)“9.11”で失われたワールドトレードセンターが本作に登場していることについて、プロデューサーは「本作の主人公はフィリップ・プティですが、ワールドトレードセンターも重要なキャラクターだと思っています。我々はこの映画を通して決して“9.11”の記憶を呼び起こしたかったわけではありませんが、今回ワールドトレードセンターを登場させられたことは、本当に大きな名誉だと感じています。そして監督が、この映画でワールドトレードセンターの情景を美しく描いてくれたと思っています」と話しました。
記者より「今後の映画界や監督自身のキャリアについてのビジョンはありますか?」と尋ねられると、監督は「僕自身は、今後も映画を作り続けたいと考えています。映画の未来については、すごく希望を感じています。デジタルテクノロジーが進化し、映像づくりがより効率良く作れるようになり、昔よりも予算を抑えて作ることができるようになっています。その技術的な進歩により、今後さらにストーリーやキャラクターといった映画の本当のおもしろさを追求できる作品が増えていくと思っています」と語りました。

また会見当日の2015年10月21日が“バック・トゥー・ザ・フューチャーズデイ”(同監督作『バック・トゥー・ザ・フューチャー PART2』で主人公マーティン達が過去から未来にやってくる日)だったことから、記者より『バック・トゥー・ザ・フューチャー』についての質問が挙がる場面もありました。続編に関して監督は、「『バック・トゥー・ザ・フューチャー』は、3部作で完成したと感じているので続編を作ることはありません」と回答し、また「今日これからマーティン達がやって来ますが、言いたいことはありますか?」と問われると「頼むから時空をいじらないでくれと言いたいです(笑)」と話し、会場を沸かせました。そんな監督の最新作『ザ・ウォーク』は、映像技術のすごさを感じることはもちろん、人間ドラマとしても見応えのある作品となっています。私はIMAXで鑑賞しましたが、ビルから地上を覗く奥行き感にはとてもゾクゾクしました(笑)。皆さんもぜひ大きなスクリーンで本作をご堪能ください。

 

映画『ザ・ウォーク』来日記者会見、ロバート・ゼメキス監督、ジャック・ラプキー(プロデューサー)『ザ・ウォーク』

2016年1月23日より全国公開

http://www.thewalk-movie.jp/

配給:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント

 

トーキョー女子映画部での紹介記事

 

映画批評&デート向き映画判定、キッズ&ティーン向き映画判定

http://www.tst-movie.jp/hh03_sa/hh03_sa_TheWalk.html

 

イイ男セレクション/ジョセフ・ゴードン=レヴィット

http://www.tst-movie.jp/selemen/selemen_sa.html#selemen_joseph_gordon_levitt

 

イイ男セレクション/ベン・キングズレー

http://www.tst-movie.jp/selemen/selemen_ha.html#selemen_BenKingsley

 

 

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