トーキョー女子映画部の取材リポート

映画『探偵ミタライの事件簿 星籠(せいろ)の海』完成披露舞台挨拶、玉木宏、広瀬アリス、石田ひかり、小倉久寛、吉田栄作、和泉聖治監督

本格ミステリー小説の巨匠、島田荘司の人気作品“御手洗潔”シリーズがついに映画化！『探偵ミタライの事件簿 星籠(せいろ)の海』の完成披露舞台挨拶が2016年5月11日に行われ、主演の玉木宏ほか、広瀬アリス、石田ひかり、小倉久寛、吉田栄作、和泉聖治監督が揃って登壇しました。

1981年に発表された第１作「占星術殺人事件」から最新の第49作「星籠の海」まで、約35年間で総部数550万部を更新し続ける同シリーズ。これまで映像化を拒み続けた原作者が“玉木宏が御手洗を演じること”という条件で、今回初の映画化が実現しました！この大抜擢に玉木は「多くの原作ファンをもつ作品でプレッシャーはありましたが、島田先生が喜んでくれるならと思い引き受けました」とコメント。和泉監督も「衣装合わせで玉木さんに初めて会った時、御手洗だ！と思った」と絶賛し、吉田は「玉木くんの御手洗はほんとうにかっこいい。IQ300の天才なのに、カジュアルな出で立ちなのがまたよくて。昔の俺みたい（笑）。昔の俺もかっこよかったんです！」とちょっぴり自虐的なジョークを交えて、その魅力を語りました。

映画版のオリジナルキャラクター、小川みゆきを演じた広瀬は「自分とすごく似ている役。みゆきが出てくるシーンはコミカルになりがちで、作中の良い箸休めになっていると思います」と役柄さながらの天真爛漫な笑顔を見せ、そんな広瀬の印象を聞かれた玉木は「よくしゃべるけど、やるときはやる。中身は体育会系で、自分の役を全うしようとしていた」と高評価。それを聞いた広瀬は「こんなこと言っていただいたのは初めて（笑）。ほっとしました。玉木さんは最初クールな印象でしたが、すごく話しかけてくださって。でも本番前に虫のおもちゃとかを投げてくるのだけはやめてほしかったです！」と照れながら返し、息の合った様子を見せました。

日本史の専門家を演じた石田は「専門的なセリフが多く、長回しのシーンで苦労しました。マンガで読む日本史の本で勉強しました」と役作りの苦労に触れ、小倉は「ロケ地の福山は海がすごくきれいでした。駅を出ると福山城が“いらっしゃいませ”と迎えてくれているようで。どこもすてきでした」と瀬戸内の美しい風景の中で行われた撮影について述懐。撮影中は共演者同士で食事にもよく行ったそうで、チームワークはバッチリだったようです。
最後に映画の見どころを聞かれた玉木は「映画は残虐なシーンで幕を開けますが、観終わるころには温かいロマンを感じる上質なミステリー作品になったと思います。ぜひ大きなスクリーンで楽しんでください！」と力強くアピールしました。
ミステリーファンならずとも要注目の本作は6月4日より全国公開です！

『探偵ミタライの事件簿 星籠(せいろ)の海』
2016年6月4日より全国公開
配給：東映
http://www.mitarai-movie.jp/
© 2016 映画「星籠の海」製作委員会

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