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10 11月

池松壮亮、人生を変えてくれたトム・クルーズ、エドワード・ズウィック監督と13年ぶりに再会『ジャック・リーチャー NEVER GO BACK』

Posted in 未分類 on 10.11.16 by Merlyn

映画『ジャック・リーチャー NEVER GO BACK』来日記者会見、トム・クルーズ、エドワード・ズウィック監督、池松壮亮(ゲスト)『ジャック・リーチャー NEVER GO BACK』来日記者会見、トム・クルーズ、エドワード・ズウィック監督、池松壮亮(ゲスト)

映画『ジャック・リーチャー NEVER GO BACK』来日記者会見、トム・クルーズ『ラストサムライ』(2003)から13年ぶりに、本作でタッグを組んだ、トム・クルーズとエドワード・ズウィック監督が来日。2016年11月8日に記者会見を行いました。ズウィック監督は、「アウトローを日本語に置きかえて、浪人という言葉にするとわかりやすいのかなと思いますが、我々が手掛けた『ラストサムライ』とこの作品はどこか繋がりがあるのではと思います。ジャック・リーチャーというキャラクターは、ある機関の中心であったにも関わらず、今はそこを離れて一人で彷徨いながら、自立した存在として、自分なりの道徳観、ルールを持って行動する男です。そういった意味では『ラストサムライ』の次なる作品になると考えています」と語りました。今回『ラストサムライ』以来、再び一緒に映画を作った2人は、お互いを称賛。13年という時間の隔たりを感じず、再び情熱と映画愛を持って一緒に作品を作り上げたという事が言葉の端々から伝わってきました。

そして、今回シリーズ2作目を監督(1作目はクリストファー・マッカリーが監督)したエドワード・ズウィックは、「自分にとって重要だったのは、この作品がシリーズの1本であると同時に、独立した映画として楽しんで頂けるものを作るということでした。リー・チャイルドの原作“ジャック・リーチャー”シリーズのなかで、今回この本を選んだのは、キャラクターに非情に深みがあり、より掘り下げができるのではと思ったからです。シリーズ1本目の『アウトロー』に詰まっていたアクションやワクワク感はもちろんキープしつつ、ジャックの人間関係を掘り下げていくことを目指しました」と、本作へのこだわりを明かしました。

次に共演者について聞かれたトムは「ハードワーカーが欲しいです。私は休みなんて何年間も取っていませんが、働くことが好きなんです。だから一緒に働く方は男性でも女性でも、私と同じように映画作りに情熱を持ってすべてを注いでくれる方を求めます。私達にとって映画はただの仕事ではありません。4歳の時から情熱にかられて、ここまで来ています。情熱を持った方と仕事をしたいと思うのは、お客様を楽しませたいからです。いろんな映画があり、お客様の好みも違いますが、どうしたら皆が楽しんでもらえるか挑戦することに情熱を掻き立てられて、この仕事をしています。映画作りはグループで作るというのが素晴らしいんです。全力でお客様を楽しませるためにチームワークを発揮する、それがとても好きです」と、溢れる映画愛を言葉にしました。トムは言葉通り、撮影も宣伝もいつも全力だなと伝わってきますが、だからこそずっと第一線で活躍されているんだなと改めて感じました。映画『ジャック・リーチャー NEVER GO BACK』来日記者会見、トム・クルーズ、エドワード・ズウィック監督、池松壮亮(ゲスト)

続いてこの日は『ラストサムライ』でデビューし、今や大人気の俳優、池松壮亮がゲストで登壇。大人になった池松壮亮と再会したトムは「大きくなったね!」と笑顔で歓迎。ズウィック監督も「あれ以来、主演作もたくさんあって、素晴らしい作品にたくさん出ていらっしゃることを僕等も聞いています」と声をかけると、トムは「素晴らしい俳優になっていることを驚きません。あの頃から素晴らしい演技をしていましたから」映画『ジャック・リーチャー NEVER GO BACK』来日記者会見、トム・クルーズ、池松壮亮(ゲスト)と付け加えました。『ラストサムライ』では、ズウィック監督がトムと池松の共演シーンを日没の瞬間に撮りたいと思ったそうで、ベテランでも難しいシーンを、ファーストテイクで成功させなければいけなかったとのこと。しかもそのシーンの脚本は直前に書かれたそうで、トムが「覚えてる?」と尋ねると、池松は「覚えてないです(笑)」と返し、会場は笑いに包まれました。監督は子役だった池松について、「1テイク目から完璧で、何テイクか撮りましたが、毎回素晴らしかったんです」と絶賛。トムも「本当に一生懸命で、集中してやっていました。楽しかったし、コミュニケーションも良く映画『ジャック・リーチャー NEVER GO BACK』来日記者会見、池松壮亮(ゲスト)とれて、お客様が感動するシーンになったと思います。君をとても誇りに思います」と当時の共演を振り返り、池松を褒めちぎりました。そんな2人に対して池松は「あの頃は俳優になると思っていませんでしたし、お二人に出会ってなかったら東京にでも出てきていなかったと思うので、お二人に出会ったことで僕の人生が変わりました。ずっと指標というか、お二人のおかげでまだまだやれそうだと思いました」と感謝の意を述べました。本作について池松は、「お二人のタッグは特別で、エドが撮るトムの素晴らしい、カッコ良い男というか、真実の正義、ひけらかさない正義と言いますか、『ラストサムライ』以外にまた素晴らしいキャラクターと映画を生み出してくれて、日本人は皆共感するんじゃないかと思いました。素晴らしかったです」と称賛。『ラストサムライ』での池松壮亮の演技は、私も未だに記憶に残っていますが、本当に子どもの頃から名優で、すごく雰囲気を持っていましたよね。『ラストサムライ』は映画を作っていた人達にとっても運命的な作品だったと思うと、今回の再会を目の前で見られて本当に感動したし光栄でした。ずっと変わらず熱い思いを持って、トムとズウィック監督が作った『ジャック・リーチャー NEVER GO BACK』も見逃せませんよ。

 

映画『ジャック・リーチャー NEVER GO BACK』トム・クルーズ『ジャック・リーチャー NEVER GO BACK』

2016年11月11日より全国公開
配給:東和ピクチャーズ
公式サイト
©2015 PARAMOUNT PICTURES.  ALL RIGHTS RESERVED.

 

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